LUSTYHOUSE

まだ、もう少し作ること、動くこと、想像すること、楽しむこと。気ままに、思うことを書いてます。

鑿(ノミ)

2010年03月05日 | 木工道具

 手道具の定番。ホゾ穴を掘ったり、切り欠きを落とすのに必要。もらい物や安物だがなくてはならない。ほとんど叩き鑿、一部柄が長くカツラ(金属の輪っか)のないものは体で押しながら使う、突き鑿という。文字通り叩き鑿は金槌で叩きながら使う。丸鑿(刃が彎曲している)は研げそうにないので持っていない。
 鑿も鉋と同じく使う前に仕込みが必要。写真1枚目は買ったばかりの状態。カツラを外して頭を木殺し(金槌で叩いてすぼめるということにしよう)、カツラを下げ(青いキャップのような金属の道具をはめて叩く)頭を少し露出させる。次に頭の部分を外に広げるように叩き延ばす。写真3枚目の状態になればOKと思う。
 研ぎは裏押しし、鉋と同じく仕上げるのだが面倒なので回転砥石で適当に研いだあと仕上砥石で研いでいる。穴を掘る場合切れない鑿は情けない。木目に直行して鑿を入れると繊維がよれてぼろぼろになる、欠けて穴になる。ズリッと切れる鑿を一度は使ってみたい。穴はほとんど隠れる場合が多いので、素人木工では掘れればいいとしよう。

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