ティッシュボックスを試作した。ティッシュを半分に切って使うという。家人もやっとわが家の現実に目覚めたか? ティッシュは5箱197円。キッチンペーパーは1箱97円。ふんだんに使うキッチンペーパーを控えたらとアドバイスした。
以前既成の抽斗を壊した時に取っておいた杉の薄板を使う。まず2面を手押し鉋で成形。自動にかけて厚さをそろえた。箱はアラレや蟻で組むのが常套だろうが、まだそこまでの技術がない、素人木工では小さい箱は結構辛い。最近作った留め切り治具の試運転にもってこい。材の長さをそろえてから留めに切ってイモ接ぎし、ふた(上面)部分もボンドのみ。糸ノコ盤が無いため、ティッシュを取り出す穴は接いで作った。材の向きが違うが、これはこれで結構いいと思う。底は抽斗状にした。
ゆっくり切ったがバリが出るし材が欠ける。やはり緻密な材でないとうまくない。抽斗には5.5mmのベニヤを入れる。6mm以下の細いビットは持ってない。組み上げた後、角面ビットで天板の側面と穴を面取りしてみた。塗装はオイルステインの後、艶消し透明アクリルスプレー。ざらつくので#400ペーパーを軽く掛けた。箱物用留めクランプも製作。本番ではブナを使うつもり。
ティッシュを切るためのクランプも作成。ティッシュを箱からだし、クランプで押さえつけた後、一気にカッターで切断する。ティッシュのサイズは計算されているのだと思う。半分だと当然物足りない。