Time Capsuleはそれなりにいい製品なんだろうが、あまり役立つとも思えない。電源が入らなくなったなど不具合の報告も聞くし、私の場合も半年で3回もデータが飛んだ。HDDエラーのダイアログも出た。これまでTimeMachineで、削除ファイルを救済したことがない。「故障が多発する「Time Capsule」の情報を共有しようとするサイトが立ち上げられた」らしい。バックアップマシンとしての信頼性に疑問を持たざるを得ない。
これまでデータは外付けHDDを使用してきたが、不安を持ったことはなかった。現在も外付けHDDでTimeMachineのバックアップをしているようなものだ。
データのバックアップは必要なので、HDDは1TB程度を2台用意する。写真やビデオ、記録など火事にでもならなければ失うことがなかったものも、一瞬で消えるデジタルの恐ろしさ。1台はOS用、パーテンションを2、3個確保し定期的に順次バックアップしていく。新しいアプリやドライバーを更新した際にバックアップする。Personal Backup X5でもクローンを作れるらしい(確認できてない)が、フリーウエアのCarbon Copy Clonerを使えば簡単だ。私の場合、本体の内蔵HDDが1TB、使用領域は300GB程度なので通常のデータとOSを2回分バックアップしてもパーテンションは500GB確保すれば十分。データは数日ごとに、Personal Backup X5によるバックアップを行う。
さてPersonal Backup X5(ダウンロード7800円)だが、使い方はきわめて簡単。バックアップするフォルダ(複数)をソースとして登録、コピー先に用意したHDDを指定する。数種のスクリプトを用意すれば短時間でバックアップが可能。オプションで細かい設定が出来るが利用していない。HDD内をスキャンするので多少時間はかかる。これだけの作業で安心してパソコンライフを送れる。OS用のバックアップHDDは通常使用しないので電源は切っておく。差分をバックアップするので2回目以降は短時間で完了する。
これで内蔵HDDと同じパーソナルデータが本体のHDDと2台のバックアップHDD計4カ所に保存される。OSは2カ所だ。クローンなのでsnowleopardの場合もちろん外付けからブートできる。起動は遅くなるので万一の場合、内蔵HDを交換、再度コピーして使うことになる。再インストールなど悪夢なのだ。
もっとも、Personal Backup X5でもなぜかエラーが出る。毎回同じフォルダやファイルが引っかかり、どんどん増える。致命的エラーとはどんなエラーかマニュアルに記述は無い。ともあれ必要なファイルはコピーされているようなので良とする。