母親から押入の棚を頼まれた。半間に1段の棚。これでどれほどの収納アップになるか分からないが、頼まれたからには考えてみる。どうせ日の当たらない押入の中、ストックの材で、ホゾの練習台に取り組んでみることにした。使うのは杉の角材と集成材、ホコリだらけなのでまず大まかな寸法に切り出して、自動鉋に掛ける。棚板はカラーコンパネ。
まず部材を寸法に切る。コンパネが入る溝をテーブルソーで切り欠き、ホゾとホゾ穴を加工。ホゾ穴を先に掘り、入るホゾは現物合わせ。組み合う場所にアルファベットを書き込んでおく。少ない部材だが、きちんと印を付けておかないと間違う。垂木が細く、同じ場所にホゾ穴を掘るのでホゾが干渉する。お互いを適当に切り欠いた。仮り組みしてみたが結構強度はある。
ここで大発見、このまま組んだら作業場から出せないし、実家の押入にも入らないかも。仕方なく組める部材だけを組み、後は現地組み立てとする。カラーコンパネはワクを仮り組みしてから現物合わせで切った。組んだ後、脚を押入にビス止めする。