タラタラと時は流れ、光陰矢のごとし、あっという間に定年後から1年と6カ月が過ぎた。第2の人生初心者2年目に突入とかなんとか言ってる間にベテランになりそう。何もせず1日を過ご過ごすことも、予定皆無にもだいぶ慣れた。今のところ家人もあまりうっとうしくは言わない。
定年後10万時間のフリータイムがあると言われたが、なかなかそうもいかない。家にいるのだから家事を何もせず自分のことだけ、とはいかないからだ。買い物、洗濯、掃除、炊事、水やり等々一応の作業はこなす、あるいはお手伝いしなければならない。従って自分の時間はかなり圧縮されるし、細切れになる。ネットも長時間は出来ず、本もほとんど読めない。まさに「家事手伝い」状態だ。人間一人で生活してても基本的なことは当然こなさなければならない、ということ。なのに炊事は未だに家人におんぶ、老後に備えて少しくらい作れるようにしたいが、出来ることは少ない。ノウハウのひとつひとつを、覚えられるものではない。COOKPADをiPadで見ながら何とか10個くらいは作りたいものだ。
これまでにたまりに溜まったゴミ(これからの人生で必要ないと思われるもの)の整理もまだ始められない。作り替えたいものも手つかずだ。予想とは少し違う第2の人生。残りの人生で何か一つくらいは成し遂げたいと思うのだが---。何もできず、だんだん気力も薄れてくる。体は太ったが体力はやせた。このまま細々とでも生きて行ければよいのだが。
最近シーフードスパゲティーを覚えた。具はアサリ、エビ、イカ、明太子。薬味に大葉、鷹の爪、ニンニク、味付けのり。調味料は、塩、コショウ、ダシの素、バター。定番なのだがなかなか美味しい店の味に近づけない。
1.アサリを日本酒で酒蒸しにし、ダシの素と水を加えてスープも適量作っておく(白ワインによっては、酸っぱくにおいもきつくなる)ので日本酒が無難
2.エビとイカ、きざみのり、ニンニク、鷹の爪を用意、大葉はやや大きめ(5mm角)に刻み下ごしらえ、ワタを取り刻んでおく
3.薄塩明太子は皮を取って中身をほぐし酒をまぶしておく
4.パスタをゆで始める
5.ニンニクと鷹の爪をオリーブ油で弱火で炒めたら、焦がさず皿に出しておく
6.イカとエビを炒める、明太子も加える
7.炒まったら、ニンニク・鷹の爪を戻し、アサリとスープも加えて温めて火を止める
8.塩コショウで味を調え、味を見る
9.茹で上がったパスタを入れてバターを少量加え、具となじませる
10.皿に盛り大葉ときざみ味付けのり、残りの明太子を一サジ加えて出来上がり
11.上品な薄味なのだが美味しい、までの道のりはまだまだ遠い。秘訣があればお願いします