プロジェクターにはパソコンとつなぎ映像を表示するデータ用と、衛星放送やDVD/BDなど接続して楽しむ映像鑑賞用がある。機能的にどう違うのかは分からないが、想像するにデータ用は、やや明るい環境でもそこそこの輝度で映し出すことが出来、持ち運びにも重きを置いた設計になっているはず。DLP方式が多い。最近iPhoneなどにつなぐ手のひらサイズの超ミニプロジェクターも出た。
映像用はハイビジョン対応とか色再現と解像度に比重を置いていると思われ、据え置きが基本。シネマモードなど映画をフィルムらしく映し出す機能に重きを置く。また、例によって方式にも違いがあり、DLPと液晶がある。テレビの液晶とプラズマみたいなものか。β&VHF、ブルーレイ&HD DVD、4サイクル2サイクルなど方式は2つに分かれるのか、面白い。DLPと液晶、どちらも長短あって悩ましいが、DLP方式の方が高価だ。DLPにも単板と3板方式(高価すぎる)がある。DLPチップの供給メーカーが1社ということも価格が下がらない一因だろう。
私は液晶のプロジェクターを120インチスクリーンに5m後方から投射している。パナソニック製の安いプロジェクターだが、夜間見ているせいか、あまり不満はない。WOWOWの映画をBD/HDD録画機にいったん予約録画(Wi-Fiで1カ月)してから観る。ハイビジョンの衛星放送はDVDより高画質だ。DVDでは字幕ががたがただが、衛星放送ではなめらかなので分かる。画面変化の時、液晶の格子を感じるときがあり画像解像度(1280×720)にやや甘さはある。ランプ寿命は3000時間。2005年4月に導入。約10年で3000時間使用(2時間映画を1500本観ている計算)。ランプ寿命に近づきつつある。ランプ寿命で買い換える予定だが、DLPは買えないだろう。液晶のさらなる飛躍を期待する。
と、ここまできて昨今の3Dブーム。テレビも3Dになった。とすればプロジェクター&BDレコーダーも3D。度付き3Dメガネも出るに違いない。確かにSFなど3D映像はすばらしいが、あえて3Dで観なければ、という思いはない。多少暗くなるのと眼鏡onメガネはやはり煩わしい。度付き3D眼鏡はまだ無い。
■プロジェクター買い換えの目安
1.HDMI入力端子が2個以上(現在は常識となる)
2.黒がしまっている(将来、映像は今より悪くなるはずない)
3.値段が安いか、運良く安く買える(スペックがOKなら型落ち可)
4.投射距離が5m以上ある(ここは譲れない、後ろの壁側に設置)
5.レンズにシャッターが付いている(キャップは面倒だしズームが狂うのではとの不安あり)
6.解像度が1980×1080(もちろんフルハイビジョン対応、4Kは次、8Kは次の次)
7.3Dにはこだわらない
で、プロジェクターを買った。EPSONのEH-TW8200W。なんと無線のHDMIを搭載する。結構最先端のプロジェクター。スペックは申し分ない。3Dも無線。映像は大型テレビ並だ。少しくらい部屋が明るくても大丈夫。