晩御飯を食べて、片付けて、さぁ帰ろうと思ったら、こうちゃんが
「今日、初午やから観音さんにお参りに行こうか?」
「初午に観音さんにお願いしたら叶えてくれはるんやからお参りしーや」と叔母さんから言われたらしい。
「十一面観音さん」と呼び掛けて、自分の住所と名前と生年月日と干支を言ってから願い事をするように、と。
ハタと思いついて
「こうちゃん、何を願うのん?願い事を合わせておかな、バラバラやったら叶わへんのんちゃう?」
そして夫婦会議開始
こう 「そら、健康と商売繁盛やろ」
ま 「えー!?商売繁盛なんて、ちょっと承服しかねるなぁ・・・繁盛したら益々自分の時間が無くなるやん。それより私は一つ屋根の下で一緒に暮らすことやな」
こう 「人間はやっぱり働かなイカン。仕事して稼いでこそ、や」
ま 「うーん。そらそうやけど、男と女では働く仕事が違うねんよ~。私は家のこともしたいねんやんかぁ」
こう 「・・・ま、健康と、何はともあれやっぱり商売繁盛やな。まぁ別々に願ったらええんちゃうか」
ま 「・・・」
ま 「あ、住所は?」
こう 「そら住んでるとこやろ」
ま 「そしたら私ら別々やん」
こう「そしたら本籍の住所にしよ」
ま 「ええー。○○・・・、そこに私の居場所ないやん。その住所を観音さんに言うのはイヤや」
こう 「そうか」
ま 「殆ど一日中ここにおるんやから、ここの住所にしようや」
こう 「そんならそうしよか」
雨の中、車を走らせ暗闇の中の観音さんへお参りして来ました。
わたしの願い事(^^;
「こうちゃんと私の健康をお守りください。元気で働けますように。そして早く一緒に暮らせますように」
2/4 ぜんせき 「論説」より転載
3年前、衆参ねじれ国会の影響で、我々石油販売業界はその犠牲になった。
租税特別措置法のひとつであるガソリン税、軽油引取税は、その暫定上乗せ分の税率を5年ごとに延長してきた。
その期限が08年3月末だったために、延長法案が参議院で可決できず期限切れとなったものである。
その時は、業界の強い抗議にもかかわらず「国会で審議している最中だ」という理由で、事前になんの対策も講じられなかった。
結果的にSS事業者は、翌日以降、税額も含めていくらで売ればいいかわからないまま4月1日を迎え、旧税額の在庫があるにもかかわらず㍑25.1円の税を、自らの負担で値引きして売らざるを得なくなったのである。
その税額負担と店頭での混乱は、SS業界をはじめ消費者にも大きな混乱をもたらした。
今回は、予算関連法案が成立しなくてもガソリン税や軽油引取税の「当分の間の税率」(旧暫定税率上乗せ分)に関して期限切れ問題は発生しない。
しかし、一方で農林漁業用重油の免税及び還付措置が期限切れとなるほか、離島航路の航空燃料税の値上がりなどの影響が懸念されることになる。
前回、経験したように予算案、予算関連法案が成立しなかった場合の国民生活や産業活動への影響が大きいことは確実だ。
来年度予算でわが業界は、地下タンクの規制強化に対応するための「地下タンク漏洩防止規制対応推進事業」や「地域エネルギー供給拠点整備事業」などの支援制度に大きな期待をかけている。
猶予期間はあるものの、すでに今月1日から規制強化は実施されており、多くのSS事業者がその活用を計画している。
政局がらみで国会審議が引き伸ばされ、新年度予算の成立が遅れるようなことは誰も望んでいない。
国会での審議は、経済や国民生活への影響をなによりも優先して進められるべきである。