外は吹雪いています。
今日明日はまた厳しい寒さになりそうです。
こんな吹雪の中でも荷降ろし作業をされているローリー運転手の皆さん、ありがとうございます。
今日も業界紙を読んでいて、昔は必要悪だった業転がいつの間にか公然の秘密になり、今ではすっかり市民権を得たのだなぁ・・・と思いました。
元売系SSは12月末現在で28199SS、ピーク時の半分に減少
月100ヶ所減ペースが持続しているそうです。
そして「生き残りへ独自経営を」という記事では大阪府内業者が、
元売に依存していては破滅に向かう、脱却が最善、として、
「元売とは、まずは付かず離れずにひそかに業転を購入しながら仕入先を多様化し、元売カードなど元売色の強い販促物からも徐々に離脱し、現金仕入れできる財務状態をつくりあげていったら、独自路線が歩める強い経営体質のSS企業に生まれ変わることができ、元売離れしても立派に生きていけるようになる」
と説かれています。
現金仕入れできる財務状態ね(^^)
昨年秋に業転屋さんが営業に来られて、こちらにその気がないのを察すると「現金仕入れがネックでしょうねぇ」なんて言われて、その気がないので「そうですね」と受け流しましたが、
うちの店、ありますよ。
仕入れ資金の現金は、その気になれば用意できます(^^)v
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価格競争に勝つための「安値看板」は、
抱えていた配達の為の車両や人員をコスト削減のために省き、
Cash on Deliveryで効率化を図り、
フルからセルフに形態を変え、
cash flowが悪くなる“掛け取引”を省いた「結果」です。
だから、掛け取引や配達を望む消費者は、安値看板を引き合いに価格交渉するのは間違っている。
だけど、そういうことはちっとも加味されない。
何故なら業界の実情を知らないから。
仕切りにそれほど大きな差があるとは思っていないし、配達や掛けに要するコストにも知らないから
「A店は○○円で売っているのに、何故お前のところはこんなに高いのだ」となる。
そして説明しても聞く耳を持ってもらえない。
本当に、昔ながらのスタイルでやっていくのは難しくなりました。
・・・企業、特に製造業では、PL法や品質マネジメントのISOなどの絡みから、製造過程で必要な原材料や品物について、分析表や試験表またはマニフェスト(産業廃棄物管理票)などが必要不可欠になっており、そういう企業にとって燃料油等の取引先はPBでは用を成さないと思われますので、元売系列の小回りの利く販売店が必要なのです。
そしてそういう企業と取引をしている販売店は、元売の名前で保証するMSDS等を提出するのですから、系列ルート以外の業転玉を仕入れる行為は詐欺詐称に当たるでしょう。
しかし、悲しいかな
現実は、業転を仕入れている系列販売店でも、元売発行のMSDSや分析表を入手することは容易く、それが横行している可能性は否定できないものと思われます。
また、企業の方も“カタチだけ”で「それで良し」とするものと想像します。
だから、私のように「系列が業転取るならマークを下ろせ」なんて吠えているのは、どちらの方面にとっても迷惑なハナシなのかも知れませんね。
でもヤメナイけどね( ̄∀ ̄*)イヒッ