この3週間で仕切りは6円ちょっと上がっているのに、市況に反映されたのは数日前の3円だけ(--;
このまま仕切りが上昇し続けると、恐怖の5円マージンの再来かも(@Д@;;;;
真面目な業者が消える の中で書いた
>系列、配達、掛け取引、こういった条件が必要な顧客は、それを認める必要がある。
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2月24日 燃料油脂新聞より
★新規の掛売客の受け入れは、リスク回避のために保証金を担保として預る。
(元売(特約店)が我々系列販売店に対して行っていることです)
★(前払いやCODで)業転を仕入れている販売店が増加している状況下では、
売掛金の回収の遅れが資金繰りの悪化を招く事態になっており、
銀行借り入れは“お客の商品代金を支払うためにSS業者が借金をするようなもの”
回収の遅い掛売り客の増加は、たとえ増収でも「勘定合って銭足らず」
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地域差や市況、客層などにより事情は変わってくると思いますが、
この業界での“掛売り”に対する考え方はこのように変わってきているのです。
数日前の業界紙には掛売りの割合はまだ大幅に過半数を上回っているとあり私も少々驚きましたが、当店では顧客の高齢化とともに個人の掛売り客は減少しつつありますし、数年前からは基本的に新規での掛け取引はお受けしていません。
しかし、掛売りには“負”の部分だけでなく、“正”の部分もあることも確かです。
上の記事のように担保(保証金)を預りリスク回避した上で、取引条件も合えば、『上得意様』となることでしょう。
半年後にならなければ現金化されない“手形”であっても、確実に回収でき、サイトが長くなる分、損にならない粗利が確保できのであれば、それは「優良債権」です。
・・・でも、個人客の掛けは世代交代により無くなっていくんじゃないかな。
ここら辺では未だに“カード”に対して拒否反応を持っている年配者がいるけど、その人たちの子ども世代になると、もうそんなものはないもんね。
問題は企業さんです。
今取引のある地場系列のフルが廃業したとき、新たに取引を始めることになる販売店側の示す条件を呑まざるえを得ない可能性も出てくるかも知れませんね・・・
それも、規制緩和→過当競争の結果です。
PS
私の予想では、恐らく企業も給油は「給油カード」等を導入して、従業員にセルフで給油させるようになるんじゃないかな。
車両メンテは、(今でも既にリース車が増えていますけど)車のディーラーが一手に引き受けるのでは?
そして工業用油等は、それらの業者から直接仕入れるようになるのかな。
まぁ、これ以上地場の販売店が淘汰されて減ったとしても、それなりに世の中は回っていくのでしょう。