masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

厚顔

2012年02月15日 | ガソリンスタンド

2/14の燃料油脂新聞、北海道版によると、札幌の燃油業者がいわゆる「ペーパー車検」を行っていたとして行政処分を受けたらしい。

年間約4千台の車検を実施していたそうで、現在該当するユーザーへの謝罪に加え、ペーパーと認められた車両に対して不正状態の解消に向け尽力しているそうで、「お客の信頼を裏切る事態を引き起こしたことを反省している。今後は同様の違反を起こさないよう適切な対策を講じていく所存だ」と発表している。・・・らしいです。


2/13のぜんせきでは福岡県のSS業者が不正軽油を製造して巨額の利益を得ていたとして摘発されたという記事。

タンクを改造して“バイパス・パイプ”を設置、不正軽油が“品切れ”にならないようにするなど「極めて悪質なケース」
このSS、税務課職員が同SSを訪れ任意で事情を聞き、地下タンクを調べようとしたところ「給油機が故障しているので協力できない」と拒否したとか・・・


はぁ~~~~っ(ため息)

お顔の皮は何で出来てるんでしょうね・・・
心臓には、間違いなくハリガネが生えているんだろうなぁ~




4月「E10」解禁

2012年02月15日 | ガソリンスタンド

2/15 ぜんせきより

消防庁は3月4日までセルフSSでE10(エタノール10%混合)ガソリンを取り扱う場合の技術上の基準を定める危険物規制の改正省令に対する意見募集(パブリックコメント)を開始した。
意見募集の結果を踏まえ4月1日施行を目指す。

具体的には、セルフでE10ガソリンを取り扱う場合、給油ノズルカバーなどの色を
ハイオク(E)はピンク
レギュラー(E)は紫
で色分け・表示することを義務付ける。

現状セルフでは、
ハイオクが黄
レギュラー、赤
軽油、緑
灯油、青
で色分けされている。


資源エネルギー庁でも4月1日施行を目指して「揮発油等の品質の確保等に関する法律(品確法)」の強制規格を改正し、E10対応ガソリン車として登録を受けた自動車に限定し、SSでE10をを販売できるよう、揮発油規格の特則を定める方針だ(既報)。



(゜ー゜*?)オヨ?

うちの店ではハイオクは緑なんだけど・・・?
フルとセルフでは違うんだね。

何で統一させなかったんだろ?

しかし、今でさえ油種間違いが起きているのに、ハイオクとレギュラーが2種類になるって・・・大丈夫かなぁ・・・
ん?それかE10を販売するセルフでは全部E10になって、普通のハイオクとレギュラーは販売しないのかな???

最近の車はE10対応になっているけど・・・
自分の車がE10対応車かどうか、知っている消費者がどのくらいいるのかも心配だね(^^;

対応車ではない車にE10を給油しちゃうと、じわじわと悪影響が出るのかしらね?
第4次補正予算で、環境性能に優れた新車購入を補助する「エコカー補助金」が約3千億円。約300万台への交付を見込んでいるらしいけど。


新車を買う余裕のある金持ちとか、大企業ばかりが税金を優遇をされてるね(==;



※危険物の規制に関する規則の一部を改正する省令(案)に対する意見募集
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/houdou/2402/240203_1houdou/01_houdoushiryou.pdf




ロープライス、ハイリスク、ローリターン。

2012年02月15日 | ガソリンスタンド

2/14 燃料油脂新聞より

業界撤退、SS廃止続く 滋賀県

【大津】県内では、経営環境激化のなか中小零細販売業者の業界撤退、SS廃止が続いている。

最近、自主廃業した販売店では「過去のSS投資での借入金や償却負担が過重となるなか、足元の収支悪化が直撃し、推定1億円程度の負債を残す格好で廃業した」(市場関係者筋)と伝えられる。


SSは装置産業で、億円規模の多額な投資に迫られるほか、消防法などさまざまな規制をクリアする必要があるにもかかわらず、投資リターンなど収益性は極めて薄い。


同業のコンビニが、営業利益率で20-30%以上計上すなか、SSでは数%から10%程度止まりまで落ち込み、赤字経営が常態化している。
自主廃業事例も決して“対岸の火事”ではなく、一段の環境激化が進めば、業界撤退やSS廃止に拍車がかかる懸念は大きい。


来年1月までの老朽地下タンク漏洩防止対策では、県内75ヶ所のSSが対象となり、1月末に向け50ヶ所以上が事前申請したと見られ、最終的にはさらに多くが事業継続の意志を固めた格好だ。
もっとも補助金は全額では無く、残りは自己負担となるため、新たな銀行借り入れなど追加投資が避けられない。

「セールスルームなど建物の改装では、その後の集客効果も期待されるが、地下タンクは直接的な費用対効果は皆無に等しい」(販売業者筋)と厳しい指摘が漏れる。

1SS1販売店では、漏洩防止対策工事期間中の売り上げ減少、客離れリスクも大きい。

経営にはマイナス材料には違いなく、一層の支援対策がSS業界には必要になっている。

県内では郡部や農村など過疎地SSの閉鎖も続いているだけに、現状の撤退やSS閉鎖に歯止めを掛けないと、やがてそのツケは高齢者など一般消費者にすべてカブせられることになる。


 


先日老婦人が、ここは灯油も売っているのかと徒歩で訪ねてきた。
配達はしてもらえるのかと訊くので、申し訳ないが既存客のところだけだと答えると、「仕方が無い。息子が帰ってくるまで辛抱する」と言われた。

昔はお米屋さんで配達してもらっていたが、息子が「そんな高い灯油を買うな。俺がホームセンターで買ってきてやる」というので、お米屋さんを断ったそうな。
その息子が転職した事で時間に余裕がなくなり中々灯油を買いに行ってくれなくなったとのこと。

他にもそういう家庭がある。
今までうちが配達していたお宅でも、最近電話がないなぁと思っていたら、給油に来られたときに「息子がセルフで買って来てくれるから、(お宅で買わずに)・・ごめんね」って言われたし、
近所(徒歩5分)のおじいちゃんも(徒歩で)自転車の荷台にポリ容器を積んで去年まで買いに来てくれてたのが、今は往復30分弱かけてセルフまで行かれている。
「年金暮らしの者にとって(ポリ容器1つで)200円安いのは大きい」って。

仕入れ値がセルフの売り値と同じかそれより高いうちの店の売り値だから、それは仕方が無いことなんだけど。
でもやっぱり、セルフで灯油を買ってきた、そのおじいちゃんとマックの散歩ですれ違ったりするとお互い気まずい雰囲気になるよね(--;

・・・・・

大切なエネルギーなのに、規制緩和で他業種の“客寄せ卵”に使われるようなことを許してしまったのが悪かったんだろうね。

・・・フル 系列のフルは市内に1-2店舗しか残らないかも・・・


価格競争が消費者の為になるのはある程度のところまで。

度を越すと、今度は逆に消費者が困ることになると思う。

SSの数がこれ以上減ると、給油のために何キロも車を走らせなきゃいけなくなるし、もう店の選り好みも出来なくなるかもね。
ガス欠のときも困るだろうし、
値段も、高いんだか安いんだか、独占市場みたいになってたら分からないね。

車を持たない独居老人だけでなく、皆が不利益を被る事になるかも知れない。


イジワルな言い方かもしれないけど、
このままだと、仕方無いよね・・・


それにしても気の毒なのは1億もの負債を抱えて自主廃業したという販売店。

一概には言えないけど、
SS経営者には「地域のエネルギーを担っている」という自負がある。
赤字が続いても、お客さんのことを考えると廃業の決断ができない。
そうやってズルズルと負債額を大きくしながら、休みも取らずに働く。

その結果が、結局、負債を抱えての自主廃業だなんて・・・



13日の業界紙で、近畿地区の業者の方が「現在、赤字なら即廃業。黒字なら地下タンク補修して経営を続けるべき」とアドバイスしていた。


こうちゃん、
今は黒字でも、赤字のときに投入した自己資産を戻せているワケではないよ。
黒字でも、綱渡り状態なら「借り入れのないうちに廃業」も選択肢の一つだと思うよ。


店を廃業するとなったら、“こうちゃんに廃業をそそのかせた”として私はお客さんから恨まれるかも。
でもイイや。
誰かを恨むより、恨まれる方がまだマシだ。


あ、そうだ。
これを読んだ人の中には「老婦人が可哀相だ、配達してやればいいのに」と思う人も居るかも、だけど・・・

今の季節は配達件数が多くて、こうちゃんがお昼にありつけるのは大体午後2時を回るのです。
店頭は、ブログ記事を2つもアップできるくらいの暇さ加減でも(^^;
日によっては、全ての配達や作業を終えて、こうちゃんが椅子に座れるのは午後6時ってとこかな?

そんなだから、既存のお得意様でも配達を翌日に回させてもらうことがあるのに、普段は他所の安値店で買っているというお宅へ、「配達に行ってあげる筋合い 余裕はない」と思っていますので悪しからずm(_ _)m