masumiノート

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勝てば官軍ですけれどもね・・

2012年04月03日 | ガソリンスタンド

元売のマークを掲げた系列販売店だから100%その系列ルートから商品(系列玉)を仕入れている。

そのごく当たり前のことを行っている販売店の方が、この業界では肩身が狭いような気がする今日この頃・・・
( ´△`)ハァ-・・ナンデカナ~?


4月2日 燃料油脂新聞より

系列販売店などの一部では資金力に乏しく、地下タンク対策ができずに苦渋の撤退も余儀なくされており、補助金があっても高額になる工事費を簡単に捻出できない現実と向かい合っている。
だが、PBは最近数年で内部留保が一段と積みあがっているもようだ。

「かつては元売系列価格と業転価格が肩を並べたり、逆転したこともあった。
当時、業転で商売しているPBは年間を通じて9勝3敗などと年間で経営を考えた。
だが今では元売のブランド料がある限り、業転優位は損なわれない」 (とPB業者)

4月の契約更改でも元売はブランド料を撤廃する考えがないことが事実上示された。
業転購入するPB業者(浮気組み)の優位性は今後も崩れそうにない。
(※青字はmasumiが追記)




7週連続の仕切り値上げで、業転と系列の格差が拡大傾向にあり、系列店の苦渋に対し、PB(プライベートブランド)業者など、業転購入業者の経営が上向いている。

仕切りが高い系列では量販ができないため、リッター当たりでは同じマージンとしても、販売数量ではPB業者の半分程度の粗利益しかなく、経営困難な状況。
(※150円で販売しているPBと158円で販売している系列店、どちらもリッター当たりのマージンは8円としても、消費者の多くは安値店に流れるので販売数量はPBの方が伸びる。そこから計算すると系列店の粗利益はPBの粗利益の半分程度にしかならないだろう、というコト)

PBなど業転購入業者と系列玉のみに頼る系列SSとの間で広がる経営格差は、系列店に真剣にブランドの意味を問い直すきっかけをつくっている。


 
PBになれば有利だと分かっていても、MSDSや試験分析表を求める得意先(製造業)があるので系列でいる必要がある。
(という販売店も少なくないと思う)

だけど、系列玉だけの仕入れでは価格競争には勝てない。
(ので業転玉を仕入れるという販売店も少なくないもよう・・・)

そんな業界の中で、系列玉100%でやっていくのはかなりシンドイです。
(こうちゃんはまだ迷っているみたいだけど、地下タンクへの設備投資は無理だと思う)


*****
以前から書いているように、私は系列とPBの価格差は当然だと思っています。

消費者は安値(PB)に流れるので、高値(系列)店は販売量が減りますから店舗を維持しようと思えばその分を販売価格に転嫁する必要があります。
(価格差は更に拡大する)

ということは、MSDSや分析表を必要とされる企業は、系列販売店の値段がどんなに高くても、その価格差を呑まなくてはなりませんよね。
(果たして製造業界はそれを許容するのでしょうか?)・・・(できればトヨタさんに訊いてみたいナ)



・・・
多くの系列販売店は、
元売が「ブランド料として安定供給保証料の他、POSシステムや元売カードのコストに○円徴収します」と言うのなら、「そうですか」と従います。

ただし!
それは元売販社子会社や系列内での仕切り格差も無い場合に限ります。
その上で、CM等を通じて消費者にも、元売マークの販売店への仕切り価格には“ブランド料”なるものが含まれていることを周知させてください。



***ここで元売クン登場デス。

あら、元売クン、お久しぶり・・・
え?何て?

「ボクの思惑通り、古い販売店が駆逐された暁には・・」

・・・あぁ、はいはい。そうでしたね。
その時には「安定供給」を前面に出してマーク(系列)をアピールするんでしたね。
そして目障りな古い販売店が駆逐された暁には、系列外(業転)への卸し価格もそんなに安くはしないんでしたね。。(-"-;A ...

そうそう。
それから政府もE10への移行を行うためにエコカー減税や補助金で新車への買い替えを推し進めているのでしたね。
だから地下タンクも法規制したんでしたね・・・
スミマセン。忘れてマシタね・・・(ー_ーゞ


販売店が減っても出荷量に変わりがないなら、蛇口を減らした方がコスト削減になる。
税収も同じコト。