masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

全量系列仕入れの3者店が非難される謂れはどこにあるのでしょうか。

2013年11月21日 | ガソリンスタンド2

今朝の気温は氷点下(寒っ)
お蔭様で灯油の配達依頼の電話もボチボチと・・・。

・・・

若い頃は軽トラで、(車の給油も、ポリ容器への灯油も)当店を利用してくれていた方。
年齢を重ねるにつれて(運転免許返納で)自転車の荷台にポリ容器を括り付けて灯油を買いに来られるようになり・・・

そして今は、
自転車でポリ容器は持って来られるのですが、
足腰の衰えで灯油を入れたポリ容器を載せての自転車の運転は出来なくなり・・・

「こうちゃん、ついでの時で良いから家まで持ってきて」・・・となりました。


「どうせ持って行くのなら電話で済ませてあげれば?」って?
ノンノン(人差し指フリフリ)

一見親切なようでも、そんなことしたら家から出る用事がなくなります。
(それに店頭が暇なら、話し相手にもなれる)


その方はこの業界の変貌ぶりをご存じなく、昔のままだという意識なので、あくまでも“ついで”という感覚でおられます。

しかし実際は灯油巡回業者や、又ホームセンターやセルフの安売りが始まってからはそちらで購入される消費者が増えましたので、今では当店の個人宅への灯油配達先は数えるほどとなり、“ついで”の時などありません。

でも高齢者にそんなこと言っても仕方ないので「わかったー」とお引き受けしています。

往復30分、粗利、約250円で。


安値店の出現にも関わらず、変わらずに当店をご利用下さっている方の所へは、こちらも不採算を承知で配達を続けさせて頂いております。


だけど・・・

*****

近隣のお店がセルフに改装したことで“切り捨てられた”消費者が、「灯油を配達してほしい」と当店に電話を掛けてこられます。


※セルフへの改装で切り捨てられるのは“小口の”配達先だけです。
セルフに改装しても、企業の地下タンク等、大口の先への配達は継続されます。
掛け取引も同じで、数量の少ない顧客は切り捨てていますが、取引量の多いところは(給油はセルフでも)支払方法の掛け取引を継続できることもあります。


寒さが増した先週から3件の配達依頼や問い合わせがありました。

相手の状況によっては心苦しい時もありますが、お断りせざるを得ません。

(過去記事)「新規取引を断ることが多い、その理由」
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/76b5999c7a72eb1ef31c39bbe38d6585


これまで当店を贔屓にしてくれた今の顧客を守るだけで手一杯です。
(安い業転玉に手を出せない当店の値段はどうしても高値となりますので、その辺りの事情もあります)

すぐに「わかりました」と答えてくれる方もいますが、中には怒り出す方もあります。

 *****

元売マークを下してPBになった方や、系列で在りながら業転玉を仕入れている方の一部の方から
「変わりなさい」「自分の店は自分で守るのです」「努力もせずに文句ばかり」などと言われます。


系列仕切りの平均がいくらで、当店はそれより2円高い。
業界以外の方からしたら「2円しか違わないじゃないか」と思われることでしょう。
だけど実際は転籍さんが
>ただ、どこのサブさんも、業転5割以上ですね。
と書いておられるように半分は安値の業転玉で薄めているのです。

そんな中で全油種系列玉だけで営業を続けることは努力や苦労なくしては不可能です。
(※そんなこと、系列であった方も、現役で系列の方も、本当は分かっていると思うのです。だってそうでなければ業転玉に手を出す必要も、マークを下す必要もないハズなのですから)


あ。又得意の脱線(^^;

で、何が言いたかったかというと。


(変わらないで)(不採算でも)(系列100%仕入れを続けている)3者店が、
同業者や、消費者から
非難される謂れはどこにあるのかな?

ってコトです。

・・・

次に断らざるを得ない灯油配達依頼の電話が掛かってきたらこういうつもりです。

「民生委員や市議に訴えてください」と。


灯油難民をこれ以上増やさないためにも、
もっと顕著に問題化させなければなりません。


》行政や政治はそこから目を背けることをしてはいけないと思います。

これに対していんげん豆さんが
》目をむける必要性がありますか?
と書かれました。


イミワカメです。



PS

インセンティブを常識と受け入れられる範囲ならまだ問題はないけど、
今の価格競争は“行き過ぎ”てしまった。

そのままでは一等になったモノだけの独占市場になってしまう。
極論ですがw

独禁法の観点からも行き過ぎたインセンティブは看過出来ない問題のハズなんです。
(不当廉売の訴えの、本当の問題点はインセンティブです)