先日娘さんに「発券店値付けカードは給油のみ」の紙をお渡ししていたASSOSカード(発券店値付けカード)のYさん
「このカードではお宅に儲けがないんだって?」
YさんはENEOSカードの申込書を持ち帰られました。
こちらも「発券店値付けカードは給油のみ」の紙をお渡ししていたFCカード(発券店値付けカード)のMさん
「このカードが使えなくなるんで、ENEOSカードの申込書貰える?」
お二人ともENEOSカードの申込書をお渡しする際に再度値段が高くなることは伝えました。
まだ分からないけど・・・・
知って貰ったからとて業界が変わるか変わらないかは分からないけど、
知って貰わない事には何も始まらない。
発券店値付けカードを使用し続けて頂いて全然構いません。
その方がこちらの気持ちは楽なのです。
やっぱり同じ品物を高値で売らなきゃならないことは負い目です。
それに、ENEOSカードになってもらってもタイミングによっては窓拭きも出来ないこともありますので...(汗)
ただ、知って貰えたということ、理解を示して頂けたということ、
それだけで十分に嬉しいのです。
有難いのです。
masumiさんはブログでアドバイスを求めているわけではないもんね~
「やれなくなったらやめる」って決めているんだもんねー。
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仕入れ値に、黒字になるだけの粗利を乗せて売ったらいいのは当たり前のことだよ
自助努力も当たり前のことだよ
その人のお店がそれで黒字なら結構なことだよ。
でも、みんながみんなそういうわけにはいかないから廃業するお店が増えて、SS数が減っているんでしょうに。
自助努力ではどうにもならないレベルになっているから、ガソリンスタンド過疎地が問題になったり、「これ以上SSを減らさないためにはどうしたらいいのか」と議論されたりしているわけでしょ。
「弱肉強食で良いのだ」という事なら、政府までが「系列でも業転OKに向けて立法化」、なんていう動きにはならないですよ。
単なる消耗品ではなく燃料という商品を扱っている店だから、このまま市場原理に任せておくわけにもいかない、ということなんじゃないのかなぁ?
価格競争では、我慢比べでは、大資本が勝つ。
同じスタートラインでも弱小3者店が生き残るのは至難の業なのに、
(普通ハンデは強者が与えられるものなのに、)
この業界では逆で、弱小が高値というハンデを与えられている。
それを消費者に知ってもらうためのブログだ、って、何回も書いているんだけどな。
5月31日 燃料油脂新聞
ガソリンマージン10円以下常態化 PBセルフの店頭安値に元売り販社の価格攻勢が要因 より一部抜粋
小売市況が浮上しない原因として、これまではPB-SSの店頭安値、その背景にある業転玉の流通が問題視されてきたが、最近ではPBセルフを下回る元売販社セルフの安値が市況悪化の原因と指摘され始めた。
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15年程前、新規出店店の安値看板に、“業転”の存在を知っている人物には「アンタのとこもスポットものを取ったらええやん」と言われました。
13年程前、近所のお店が次々にセルフに改装していったとき、「あんたんとこもセルフにして安く売れ~」と馴染みのお客さんから言われました。
実はセルフ解禁になってすぐセルフ化の話はありました。
敷地面積的にはギリギリセーフでした。
今、あのときセルフ化しなくて本当に良かったと思います。
近隣に新規出店してその後セルフ化した店は、全て2者(大手)や販社です。
2者店の仕入れ値に2者店の中間マージンを乗せられたものが3者店の仕入れ値であり、当店は数量インセンティブにも与れない弱小3者店です。
いくら業転玉を仕入れようが(PBになろうが)、セルフにしようが、価格競争では最初から勝てない相手です。
セルフ解禁直後からそういう商圏にいるので、「業転はその場しのぎにしかなりませんよ」と言ってきたのです。
今、PBセルフを下回る元売販社セルフの安値が出現しています。
系列玉にしろ業転玉にしろ、単価を好きにできる相手が地場業者の競合店なのです。
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(こうちゃんからの又聞きですが)特約店担当者さんのお話からー
今まで業転玉で余裕を手に入れていたところは6月から(?)(6月だけ?)そういう訳にはいかなくなるだろう、とのこと。
業転格差が縮小するとか。
でも業転玉の方が安いのには違いないし、価格だけでウロウロしていた消費者ももう落ち着いただろうし(固定客化)PB店にそれ程のダメージはないのではないかな?
でも、その割には最近業転業者さんからのアプローチが多い。
何でだろ?
それから、
油外収益が月に1000万の直営店があるそうです。
凄いですね(☆☆!!
だけど大赤字なんだそうです(@@;?
何故かと言うと、油外収益を上げるためには設備と人員が必要だから、だそうです。
社内では「こんなやり方をいつまでもしていて良いのか」という声も上がっているそうです。
外から見れば、新しい広々とした店舗でハツラツとした若い人が働いて常に油外収益の作業で活気のある店・・・でも大赤字。
逆に古くて狭くて年寄りが細々と営業しているような店でもギリギリトントン・・・
どちらが良いのでしょうね?
masumiさんが消費者の立場なら、活気のある店が良いですね(笑)
追記
油外収益1000万円のお店は、もちろん安値集客です。