masumiノート

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ガソリン漏れと火災事故

2014年06月07日 | ガソリンスタンド2


6月6日 燃料油脂新聞

危険物流出56件、火災22件 過去10年間で最少

流出は経年劣化、火災は静電気が主な原因。
前年5件あった維持管理不十分による事故はゼロだった・・・
昨年発生した損害見積額1000万円以上の流出事故の原因はローリーの荷卸しミス。

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ご近所の方が、知り合いに「よくそんな怖い所(ガソリンスタンドの傍)に住んでるね」と言われたそうです。
でもこの話は福岡の事故とは無関係で、10年ほど前の話です。

そのときは、“堅牢な造りだからガソリンスタンドだけは阪神淡路大震災にも耐えた”、という話をさせてもらいました。
でも福岡の事故のようなことが起こると・・・
これからはどう返答したらいいのでしょう・・・(--;

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先日、県の石油組合から「消防規制に該当する地下タンクの全国調査についてのお願い(措置済みのタンクは除く)」というFAXが届きました。
漏洩防止対策事業としての補助申請が、
“経営判断等から利用実績が低迷しているのが実情”とあり、
予算措置額を使い切らないと、
“次の要求は一切認めない”との厳しい指摘も出ているそうです。

折角予算を確保したのに、業界の先行き不安等から利用実績が少なくて予算が余っており、このままだと次年度の予算は認められないかも、ということですね。


異常な価格競争下で利益が出せない状態がこのまま続くなら、地下タンクの改修をしても果たして経営していけるのかどうかという不安から、補助金が三分の一から三分の二に増えても二の足を踏むような業界の有り様が見て取れるかと思います。

そして今回、福岡で起きた漏えい事故は損害額が“億”単位になりそうだとか・・・

このブログでも当初から「もう個人レベルでやっていける商売ではない」と書いて来ましたが、この事故で、益々見切りを付けて廃業を選択する業者が増えるのではないでしょうか。

本当に、こんなに大きなリスクを抱えているのに粗利率3-5%なんて、正気の沙汰とは言えませんね。