6月3日 燃料油脂新聞
安値、さらに値引き(島根県、出雲市場)
このままでは地元SS業界が崩壊するのは時間の問題としており「限界を超えているところも多く、早急に手を打たなければ大変なことになる」と危機感が高まっている。
歯ブラシ持参で10円引き(愛知県内SS)見境ない販促キャンペ続く
※“ガソリンマージン10円以下常態化”のハズなのに、何で10円値引き出来るのか・・・な。
安値による集客疑問視「業界全体疲弊させる」(広島)
収益悪化、将来不安 廃業、閉鎖SS漸増(四国)
四国4県の25年度に廃業、閉鎖したSS数(運営者交代を除く)は、
香川県7企業、6SS
徳島県3企業、29SS (※徳島県の29って多過ぎじゃないですか?)
高知県6企業、8SS
愛媛県10企業、7SS
24年度は地下タンク規制などに絡む廃業や閉鎖が目立ったが、25年度も引き続きそうした物件が出ているものの、その数は減っており、
最近はむしろ収益悪化やSSの将来不安などから撤退する業者が増えつつある。
*****
高齢者宅や町工場への小口配達を担っている地場業者は安値集客なんかしない。
「利益は油外で」なんていう考えで商売をしていない。
儲け主義の安売り(←日本語としておかしいけど、それがこの業界)をする店があるから、
収益悪化やSSの将来不安が起きる。
そして地域に必要な筈の地場業者が廃業していくのだ。
「安値店を言い訳にするな」とか「努力が足りない」って言う人は偉いかも知れないけど、
この現実(SS減少)から別のことも感じてほしいな。
***貸農園で作った野菜をお裾分けしてくれた常連客のSさんの話***(3週間くらい前の話です)
ワシが畑仕事してたらな、散歩か何か知らん道を歩いとった人がやってきて「そんなやり方したらアカン、それはこうするんや」とか色々言いよるんや。
「ここの地主さんですか?」って訊いたら違うって言うんでな、
「ここはワシが金出して借りてる畑でんねん。どんなやり方をするかはワシの勝手でっせ」って、
ほんだらな、「折角人が親切に教えてやってるのに」言うて怒るんでな、
「せやから教えてなんか要らんねや、アンタにはアンタのやり方があるか知らんけど、これがワシのやり方や。ワシが得心してやってることや。アンタにゴチャゴチャ言ってもらわんでよい!」って、ピシャッと言うたったんや。
*****
今朝Sさんが給油に来てくれて、この話を思い出しました(笑)