JXエネ、水素ステーションを年度内に11カ所開設(時事通信) - goo ニュース
2014年11月12日(水)17:12
JX日鉱日石エネルギーは12日、燃料電池車向けの商用水素ステーションを、12月下旬に神奈川県海老名市で初めて開設すると発表した。2014年度中には首都圏と愛知県で10カ所を追加。今後は福岡県などにも店舗を広げ、早期に計23カ所で営業を始める予定だ。
トヨタ燃料電池車、実質520万円 国が200万円補助(朝日新聞) - goo ニュース
2014年11月14日(金)05:35
12月に発売されるFCV「MIRAI(ミライ)」の価格は消費税込みで700万円を超えるが、国が202万円の補助金を出し、次世代エコカーの普及を後押しする。
トヨタが今月18日に発表する。複数の関係者によると、ミライの価格は税抜き約670万円で、消費税込みでは720万円程度になるという。購入促進策を検討していた経済産業省は、1台あたりの補助金を202万円とする方針を固めた。この補助金を受けると購入者の実質的な負担額は520万円程度になる。
<原油価格>3年ぶり安値 サウジが「シェール潰し」説も
2014年11月14日(金)00:04
【ロンドン坂井隆之、ワシントン清水憲司】原油価格が急落している。価格指標の米国産標準油種(WTI)は先週、6月の1バレル=107ドルから3割近く低下して70ドル台に突入、約3年ぶりの安値を付けた。北海ブレントも12日、一時約4年ぶりに80ドル台を割った。「シェール革命」で米国の原油生産が急増する中、世界最大の産油国サウジアラビアが生産調整を行わず静観していることが、価格下落に拍車をかけている。市場ではサウジが価格戦争で「シェール潰し」を図っているとの見方も広がっている。
「サウジが米国の原油生産の熱気をそごうとしている」。ニューヨーク商品市場でWTIが今年最安値の1バレル=75ドル台まで急落した今月4日、米大手シンクタンク「ユーラシア・グループ」のロバート・ジョンストン氏はこう指摘した。前日にサウジ国営石油会社が12月の米国向け原油販売価格を引き下げたため、4日は「米国産原油に価格戦争を仕掛ける前兆」(米紙ニューヨーク・タイムズ)と市場が反応、売り注文が殺到した。
中東産油国は従来、価格が下落すると石油輸出国機構(OPEC)を通じて協調減産するなどしてきた。こうした決定をリードしてきたのがサウジだ。だが、欧州や中国の景気減速で原油需要が低迷しているにもかかわらず、OPEC加盟国の9月の生産量は6月比で2.5%も増加。サウジは10月にもアジア向け輸出価格を引き下げ、価格下落をむしろ促してきた。
専門家はサウジなどの姿勢の変化を「シェールオイル潰しの動き」と指摘する。米テキサス州のシェール開発会社「パイオニア」のスコット・シェフィールド社長は5日、「市場シェアをめぐってサウジとの闘いのさなかにある」と投資家に危機感を訴えた。
地中深くのシェール(頁岩<けつがん>)層から原油を採取する技術革新によって、米国の原油生産量は過去5年で約1.5倍に急増した。米企業は利益が出る限り生産を続けるため、湾岸産油国側は「価格調整が困難になった」(大手商社資源担当)。米ブルッキングス研究所のチャールズ・エビンガー上級研究員は「中東の事情を考慮せず増産を続ける米国に、サウジはいら立ちを募らせてきた」と指摘する。
湾岸産油国側には潤沢な蓄えもあるため、「価格戦争になれば米国が先に音を上げる」(大手商社)との計算がある。OPECのバドリ事務局長は10月、「現在の価格水準では(シェール業者の)半分は採算が合わなくなり、減産に転じる」との見通しを示した。
ただ、米国が減産に転じる動きはまだ出ていない。国際エネルギー機関(IEA)は「ブレント1バレル=80ドルで採算割れに陥るシェールオイル業者は4%に過ぎず、主要油田は60~70ドルでも採算に合う」と指摘。米資源会社チェサピーク・エナジーのダンハム会長は米通信社に対し、「サウジのやっていることはギャンブルだ」と価格戦争で双方に打撃が生じるとの見方を示した。