ガソリンスタンドは良い商売です。
商品は腐らないし、お客さんの方から来てくれる。
夏は暑くて冬は寒いけど、季節を感じながらお客さんと会話が出来る。
色んな人と知り合えて、
一日に何回も、数えきれないくらい「ありがとう」を言える。
素晴らしい。
「哀れな」なんてことは無いのです。
ガソリンスタンドは素敵な仕事です。
何で、価格競争なんて続けているんだろ・・・・・
冬のファイナルファンタジーキャンペーンの幟(ノボリ)を見ながら「おっ!何かやってるの?」と、お客様。
(発券店値付けカード法人の社長さんで、サッパリした気性のお兄ちゃんです)
「アッチャー、ごめんねー。このカードは対象外やねんて。個人が対象で、しかも金額が印字されるレシートしか応募でけへんのよー」
「エエッ!何それ?!
俺、月に何十万使ってると思ってんねん!!(怒)」
「なあ!ホンマやんなあ! 数量やったらどのレシートにも印字されるねんから、何で金額じゃなくて数量にせーへんねん!、ちゅーハナシやんなあ」
「ホンマやわ!」
「私が思うに、これは元売の陰謀やと思うねん」
「え?」
「うちらみたいな店は掛けのお客さんが多いやんかぁ」
「ああ、そうやんなぁ」
「掛けのレシートも金額は出ーへんやん」
「うん」
「規制緩和で元売が直営店出せるようになったやん」
「うんうん」
「だからな、うちらのような、昔からやってる店のお客さんをそっちに変えさせようと思ってるんちゃうかと思うねん」
「あっ!ほんまやな」
「な、腹立つやろ?」
「ほんまや、腹立つなあ」
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次は掛け会員の奥さまです。
前回ご来店の時 お孫さんが同乗されていて、その女の子が幟を指さしていたのを見たのですが、
給油レシートでは応募できないので声を掛けられなかったのです。
(それがあって先日コールセンターに問い合わせをしました)
今回コールセンターに問い合わせた話をして、「領収書でも応募できると回答を貰ったので・・」、と説明させて頂きました。
「(幟を見て)何かやってるなーとは思っていたけど・・・」と言われたときには(ああ、やっぱり・・・)と本当に心苦しく思いました。
でも最後に「気にしないで」とおっしゃって下さいました。
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JX日鉱日石エネルギー(株)の、私たち3者店はブランド料の含まれた高値の仕入を強いられ、それ故高値販売をするしかなく、
そんな高値でも、こうして掛け会員として利用し続けて下さるお客様。
そのお客様に対してどれだけの感謝の気持ちを持っているかお分かりになりますか。
感謝だけでなく、申し訳ないという気持ちもあります。
元売の行うキャンペーンは、そういったお客様に少しでも還元できる機会なのです。
それなのにー
華々しい幟や横断幕を前に、そのキャンペーンチラシをお渡しすることが躊躇われる・・・
こんなにやるせないことはありません。
個人向けのアソックカードにしても、券店値付けカードとはいえ自分のお財布から燃料を買ってくれているJX日鉱日石エネルギー(株)(ENEOS)のお客様ではありませんか。
何故応募の条件が「金額が印字されたレシート」なのか、理解に苦しみます。
PS
特約店を通してくださいとのことでしたので、
「3者店が一番大事にしたいのは高値でも離れずに居てくれた掛け会員さんなのに、その掛け会員さんに声掛けが躊躇われるようなキャンペーンでは困ります」と、特約店担当者さんにはお話しさせて頂きました。
元売にきちんと伝わることを願っております。