宅配便最大手のヤマト運輸が、2017年度に扱う荷物量を前年度より約8千万個減らす計画を撤回したことが分かった。大口の法人客などと荷物量の抑制を交渉し、疲弊する宅配現場の労働環境の改善につなげる方針だったが、当初計画を見直して削減幅を3600万個に下方修正した。想定以上に法人客が値上げを受け入れて取引を継続するためとしている。
当初計画では、荷物量を16年度の18億6700万個から17億8500万個に減らす目標を掲げたが、この目標を18億3100万個に修正した。値上げを嫌って他社に流れる顧客が思ったほど出ず、計画の修正を余儀なくされた形だ。
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ゆうパックも値上げだし、
宅配業界はガソリンスタンド業界と違って賢明ですね。
9月5日燃料油脂新聞より
系列仕切り格差縮まる
仕切りの信頼性を問う「市況こそバロメーター」
9月6日燃料油脂新聞より
9月7日燃料油脂新聞より
異業種の目線でセルフ併設 「求めたのはSSの集客力」
(本業は整備工場で、集客目的で一昨年の末にセルフを併設)
「ガソリン販売だけを見れば完全に赤字。ただ、ガソリン販売で赤字が増えるというのは客数が伸びているということ。
ガソリンの赤字が増えるほど本業(の車検整備)が儲かる仕組みになっている」
同社のガソリン販売価格はVIP会員で120円。
128円から136円程度で販売している近隣のSSにとっては脅威になるだろう。
9月5日燃料油脂新聞より
コストコ出店「大きな社会問題」
全国的にコストコは給油所の新規開所を計画しており、周辺の既存SS業者は淘汰されるおそれも否めず、これは大きな社会問題だ。
SSは本来ならば大規模災害発生時に地域のエネルギー拠点として極めて重要なインフラ・拠点で、コストコ出店の影響で地域におけるエネルギー供給拠点のサプライチェーンが破壊されてしまうかもしれない。
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自由化による異業種参入もまた元売の小売り参入と同じく、この業界を「儲からない業界」へと変えました。
仮に仕切り格差が無く仕入れ値が同じであっても、彼らはガソリンを売る目的が違うので、極端に言えばガソリンマージンは“0円”でも良いわけです。
規制緩和で、誰がガソリンを売るのも自由です。
集客のために安売りすることも自由です。
だがしかし、
その安売りのあおりを受けて、
“燃料油を売ることを生業としている”“地域への小口配達を担っている販売店”が姿を消していくであろうことが濃厚だから、
社会問題視されているのではないでしょうか。
PS
もしも再投資可能な利益が得られる業界になったら、異業種セルフが乱立するかも知れませんね。
9月5日燃料油脂新聞より
PBも「地域密着」 価格重視から脱却
業転格差が縮小 系列回帰増える PB、商社系傘下入りも
経営多角化推進
雇用継続へ新規事業参入も
第一商事磐田中央町SSが全面改装
街のランドマーク・オアシス目指す
第2創業へ“トライ” 地場フル大きな岐路に
現状維持・待ちではジリ貧 変化の対応を急ぐ
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今営業を続けている地場店は皆、一日でも長く供給責任を果たそうとその店なりに精一杯努力されていると思います。
その方法はその店それぞれです。
新規事業参入や経営の多角化が困難な当店では「サービスの省略化」がその方法になり得ています。