まだ鑑賞途中なのですが、 ある船頭の話。
橋が架かれば必要なくなる仕事ーってところに少し我が身を重ねて観ています。
いや、そんなことはどうでもいいです。
映像が美しいです。
蝉の声も音楽も美しい。
山と川の陰影に心を奪われます。
オダギリジョー初監督作品、素晴らしいです。
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お客さんって本当に色んな人がいます。
お金の渡し方一つとっても。
伊原剛志さんは好きな役者さんですが、(役で)こういう態度の人は・・・
私なら乗船拒否するかも。
橋が架かるまでは船で渡してもらうしかないのに。
11月25日追記(昨晩観終えました)
そうか。そうだよね。
トイチも心の中ではそう思っていたんだね。
そして「役に立ちたい」と。
そして「守ってやりたい」と。
「人間デタラメが一番だ。考え過ぎたらロクなことにはならない。答えが出る前に心を病んじまう」
病む 止む やむ 闇
「よく考えることだ」と言った、この世の者ではない少年(川の亡霊)はトイチの心の闇なのか
闇 止み 已む
でもまぁおしりに火が付いたら動くんだよね。大概は。
已むに已まれず
おふう(風)ちゃんも。
好い奴だと思っていた源三は変わってしまった。
でもさ、セルフが出来たときも源三みたいな人はいっぱい居たよ。
時代に取り残されたモノを馬鹿にして蔑む。
でも仁平みたいな人も居る。
橋の上で偶然出会った仁平とトイチ。
「悪いな。これが出来てからめっきり機会がなくなっちゃって」
(もごもごと小声で)「いいんだ」
船で渡っていた頃は(略)
橋が出来てから(略)
これからどうなっちゃうんだろうな
「また近々乗りに行っても良いかい?」
(ハッキリと)「ああ、もちろんだ」
だけどその後、トイチは已むに已まれず止むのを止めた。
仁平があの場所でトイチの船に乗る機会は失われた。
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大祓詞