masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

地下タンク法規制の工事について

2011年02月14日 | ガソリンスタンド

先日も書きましたが、ブログのアクセス解析をみると今年に入ってから「地下タンク」関連のキーワードがとても多いのです。
恐らく皆さん、この件に関して少しでも情報を知りたいのだと思います。
法が実施されたとはいえ、いつものように我々中小零細の三者店は「蚊帳の外」で、それぞれの工事がどのようなものなのか等、個別にはどこからも詳しい説明はして貰っていないからです。

特約店や組合が冊子を作成して配布なりしてくれれば助かるのですが・・・


そんな事を考えながら書いた12日の記事に、オヤジさんからコメントを頂きました。
そして、何と!
私が(恐らく同業者の皆さんも)一番知りたかった工事の内容や、その長所と短所をとても分かり易く纏めて下さっていたのです。

オヤジさん、本当にありがとうございます!!m(_ _)m

同業者の皆さんにも教えてあげたいので、オヤジさんからのコメントを以下に掲載させて頂きます。

・・・
良く私も「高精度液面計に何百万も出して、1週間後に漏れたらどうするんだ!」という類のことを言われます、しかし極端な話、1週間後に漏れたとしても、十分設置に意味は有るのです。

各方法の方法と長所短所を書いておきます。

①電気防食 各配管を絶縁フランジで電気的に絶縁し、タンク本体に直流電流を流す事により、腐食の進行を止める。
長所→タンク板材の状態が良ければかなりの効果が期待できる。
短所→古い構造のタンクだと配管絶縁を行うために、タンクスラブを大きく壊す必要があり、金額が一番掛ることが多い。又元々穴が開き掛けていたり、穴を何かが塞いでいたような場合には効果は無い。(状態が確認出来ない)

②FRPライニング
タンク人間が入り、内面を磨き状態を確認してからFRPを塗って補強する。
長所→唯一タンクを補強する方法で規定内の「穴」(大きさ、密度)であれば補強も認められる。
短所→人間の「侵入口」が無いスタンド用タンクだと侵入口を設置するところから開始しやや費用が掛る。又土台となる「タンク本体」は外面から腐食が進むので「半永久」では無い、工事中に規定以上の「穴」が見つかった場合、そのタンクは使用できなくなるが、その時点で大部分の工事は終わっており、そこまでの費用は掛る。

③高精度液面計 直径0.3mmの穴から漏れだす油を検知できる精度の液面計により漏れを監視する。
長所→場合によるが大体において、10年使用した場合費用が安く、営業しながら設置が可能。漏洩を自動的に検知出来る唯一の方法。
短所→「検査モード」に意図して入れないユーザーが居た場合、発見できない可能性がある。24時間営業でタンクを「全く休みなく出し入れ」している場合も同様。

④SIR 毎日の「始業時残」「入庫量」「出庫量」「終業時残」を統計会社のサーバーに送り(入力)漏洩の可能性の有る変化を知らせてくれる。
長所→初期投資が安いので(検査費用位)「いつでも辞める」「1年~2年程度しか使用しない」場合は有利。
短所→黒本等の運用で慣れたユーザーなどが「異変」を察知した場合、「使用できなくなっては困る」と手心を加えた数字を入力し、漏洩被害が広がる可能性がある。(地域消防に運用を委ねるとは、この事実を知っているということ、実際私の周りで数市の消防本部が「認めない」と表明している)
10年フルに運用した場合、月々の使用料金の合計は結構莫大な金額になる。

①電気防食は腐食の進行を止める。
②FRPライニングはタンクを補強する。
③高精度液面計は漏洩を機械的に監視する。
④SIRは漏洩を統計学的に監視する。
という、それぞれの考え方で、①②は「漏洩の可能性が特に高いタンク」、③④は「漏洩の可能性の高いタンク」に対応、①②のいずれかと③を組み合わせれば、「液相部検査が免除」(2重殻タンクと同等)という特典も有ります。

近年は不況で古いタンクを無理に使って、又金額の安さから、安い検査業者でいい加減な検査をして、「漏洩事故」が多すぎました。
油が漏れて土壌汚染となった場合、汚染した「土壌」は全て産業廃棄物として「焼却処分」しないといけないのは御存知でしたか?
正規の業者ですと1立米\150,000-程度は掛るはずです、私の知っているスタンドで、一億以上掛った現場を知っています。

液面監視が「1週間後に漏れても意味が有る」と言ったのは、この「被害」を最小限にという意味なのです。
従来の「漏洩検知管」だけでは「気がついた時には・・・」です、もちろん高精度液面計で監視できても「目をつぶっていた」では意味が有りませんが、無いよりマシだと思います。
「知る気になれば」検知出来るシステムなのです。
もちろん「対策を取らせる」より「日々の管理」のほうが重要なのですが、今回の消防法改正は「きちんと管理しているユーザー」程、強力で実力を発揮する「ツール」であると思いますが!。
いずれにせよ、「営業継続」の意思が少しでも有るのであれば、早めの対策のほうがかなり得するケースが多いと思います。
・・・以上

オヤジさん、再度お礼申し上げますm(_ _)m

1億掛かったハナシは知っています。
SIRが何故各地消防本部により認否が分かれるかも理解できました。

それぞれの短所を読んでいると頭を抱えたくなりますが、対策が義務化されたのは事実ですから、事業継続の意思があれば、やはり少しでも早く決断した方が良いのでしょうね・・・

ただ、本当にこの業界の地場の三者店は疲弊し切っています。
早くした方が良いと分かっていても・・・
“先立つもの”が無く、将来に対して明るい展望が望めない以上迷うのも無理はないと思うのです(--;

オヤジさんは自分の仕事に誇りを持たれているし損得勘定抜きでこうして知識を分けてくださる心の熱い方なのですね。
それだから販売店に対してじれったく思われるのでしょうね。

私の無知で「常時監視システムなんて・・・」という書き方をしてしまい、申し訳ありませんでしたm(_ _)m
でも、これで他の皆さんの誤解も解けると思います(^-^)

そして、「油業界はもうダメ」・・・かも知れませんが、それはまだもう少し先の話だと思います。
大変な過渡期にいることは間違いありませんが、だからこそ!皆が続けていけるようにと願うのです。

 


請負人 越後屋(全35話)

2011年02月13日 | ガソリンスタンド


http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/c33bed9430958fb7ed503c233f613205

http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/a18e90b333bad831581f7bf1d9e3df23

http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/734d8830203294b3897375e3303359bd

http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/6e5845e8f104a572798ee71a0edc5fdb

http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/2cb417600dcbedbdf51192b30bb071b4

http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/f1f303ec5fa26aad948faab42d73bc37

http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/49af7d011cfb80b5ad221c571470e5d8

http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/c3a00f1cbf64ff4024d2beae1b5036f4

http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/9b17627a55a0cd34a57f35c390c65894
10
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/7da22daa0e9a8052f7b55f89f1fc6aef
11
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/36cd2460d9aaeb1f92331dd031c0244d
12
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/c848881c830ea618801e99aaac66e95a
13
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/3157870cc7e3aa09e3df26b75536befb
14
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/a1beb2777b65cd3efa5a7bfc45920a8e
15
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/f5465f42159cb700a01560ccd7fad1a8
16
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/69b17b86ccf81489f0e251031a6cfcf7
17
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/6cf6cd81a1e425fef0370fa6b01f41b3
18
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/4b02742cba101180eb258a438ffb7389
19
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/47b6ac0a611c76b14ef6faf200ca997d
20
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/6d55bc9752c71c87849ab1c721f5cbcb
途中休憩
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/3c237b0eb618a38907d69f3a3ed0c178
21
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/9141fbb46f5c470a6bfafb650a8eca40
22
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/5169fd76365df5c1266b6e01a8a137c3
23
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/4d92216858b35f2c103b1e999376f6dc
24
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/c401633f3a1c899d5753ea1c39790a01
25
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/fb7258dfc4cc5829e5aea00da8286579
26
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/632aac8c20e67c71badeff541261499d
27
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/62044c14f4ab0c7deb2228fd02708414
28
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/9ef9ab90cd1d59e8353935e405dea8a2
29
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/78cadd93def863ffe0392533ccab67f6
30
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/5b29003ae86dabd0a906b81956f4e41d
31
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/5efcb7aa757cb9a524b6b20468bae506
32
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/aaf0405ef42beaa3cf7d3a694c4d6415
途中休憩
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/d64e98080ad262a7bb93a73f1dbc002f
33
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/dad2fc60fb7dedb8890851484acc6bcd
34
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/734d86bd17b1e36e0249a0f391cf4fbe
35(最終回)
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/7ea7bbedc0fb4568ad36db548f2f711a


(2月18日 追加)
読んで頂きたい記事です。

ガソリンスタンド 支援?
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/31b5d9c99b309cc19f79a050f85cebc1

思惑
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/c5e2557385ddebc7b8b672f0679b82c1

元売代表、JX日鉱日石エネルギー様へ
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/39a4e20cc1a3ae2f4171c6e194aad710



都心で広がる“SS過疎” つづき

2011年02月13日 | ガソリンスタンド

東京全域では既に6割以上、23区に限定すると7割以上と、全国平均をはるかに上回るSSが撤退した。

一般に現金主体のSSの燃料マージンは㍑10円前後が標準で、激戦地のセルフでは5円前後に縮小するケースも珍しくないが、都心部では土地の価値に対して得られる利益という考え方が強く、「マージンが20円を割り込むようならSSを廃業して土地を転用するほうが得策と考える経営者が多いという。

バブル崩壊後、企業の多くが自動車管理費の削減に乗り出した。
掛売りからカード契約への移行など。
現在の都心型SS経営を圧迫する現象は、このころ顕在化し今日に至っている。
(※作り話「請負人 越後屋№18」でも書きました。)

法人客に浸透した発券店根付けカードは、都心SSの掛けマージンの3割程度しかない。
競合店の撤退で燃料油販売量は増加しても、マージンとカーケア収益の“ダブル減”が現在も進行し、老朽地下タンク対策も加わり、都心SSの経営不安は払拭されない。

 


葬式代

2011年02月12日 | 葬送について
「葬式代なかった」母の遺体遺棄容疑 52歳の男を逮捕(朝日新聞) - goo ニュース

母親の遺体を約8カ月間放置していたとして、宮城県警仙台北署は12日、同居していた次男の仙台市青葉区芋沢、無職袖沢修容疑者(52)を死体遺棄容疑で逮捕し、発表した。「葬式代がなかった」と容疑を認めているという。

 調べでは、袖沢容疑者は昨年6月に死亡した無職の母よし子さん(76)とみられる遺体に布団をかけ、自宅のベッドに隠していた疑いがある。11日夜、親類からの110番通報で駆けつけた署員がミイラ化した遺体を発見、事情を聴いていた。12日午後に遺体を司法解剖し、詳しい身元や死因を調べる。

・・・・・・・・・・

今朝、ポリ容器を10個軽トラに積んで灯油を買いに来てくれたお客さんとおしゃべりした。

弟さんが亡くなられて、弟さんの家族は32歳の独身の息子さんだけ・・・
その甥が「葬式代が無い」と言うので、家族葬を薦めたのだと話してくれた。

「30万円台で済んだし、香典も受け取りを断ったから、遺族はあとのことも煩わしくなくて助かった。・・・だけど仏さんには可哀想なことかも知れないなぁ・・・あんな人の少ない寂しい葬式では・・・」と言うので

「そんなことないよ。仏さんも本当に哀しんで悼んでくれる人だけに見送られる方が嬉しいと思うよ。私かて義理の人になんて参列していらんもん」

「そうか。・・・でもなぁ今までの付き合いがあった人にも参列してもらわへんわけやからなぁ・・・・でも金が無い、言うんやからしゃーないしなあ」

「・・・でも、仏さんになった魂と縁のあった人の心は通じ合えると思うから、大丈夫やと思うで」

「そうやな。・・・そうや、そういえば付き合いのあった人は家族葬や言うてもちゃんと見送りには来てくれはったわ。香典は堪えてもろたけどな」

「そうやろ。そんで良いと思うよ」

「甥も独身やしな。法事が今度あんねんけど何も知りよらへんからなぁ・・・金無い言うし・・・せやから最初の法事だけは坊さん呼んでせえよ、って言うたったんや。
お膳は、もうそこらの弁当で良いから、1回だけはしたってくれってな・・・金無い言うし・・・しゃーないやろ」

「うん。そんでええやん。その甥っこさんもそうやって教えてくれる伯父さんがおって助かってると思うで」

「そうやのぉ!あれも独りやからのぅ・・・ほんでな、そいつもGSで働いとんねんけどな、生活費を稼ぐために休まれへんらしいわ。ホンマは1週間くらいは休んで仏さんの傍におってやってほしいねんけどなぁ」

「そうやな。・・・でも今は皆そんなんらしいよ。正社員やったら有給とかあるけど、今はそうじゃない人も多いやろ」

「そうやな。甥のとこも皆フリーターちゅうんか?そんなんらしいわ」

「弟さんも、出来るだけのことしてあげたら、そんで喜んではると思うで。それにこんな田舎でも、葬式もだんだん簡素化されていくんちゃう?」

「そや!ワシもそない思うわ。坊さん3人も4人もいらへんわ、な!(笑)」


・・・・・・・・・・

葬儀業者、僧侶から「仕事紹介料」 お布施の4割の例も(朝日新聞) - goo ニュース

葬儀で僧侶に包む「お布施」。その一部を、僧侶が葬儀業者に渡す仕組みがあることが朝日新聞の調べでわかった。読経の「仕事」を紹介してくれた業者に対する一種のリベートとみられる。お葬式の舞台裏で何が起きているのか。

 「ご遺族をだましてお布施をつり上げているのも同然で、申し訳ない。悪習でやめるべきだが、我々は弱い立場でどうしようもない」


お布施のHPでの目安提示をイオンが取りやめた理由(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース

イオンが提携葬儀会社向けに作成した「寺院(司式者)依頼書」。お布施の金額を僧侶に事前連絡するための欄があり、僧侶よりも葬儀会社のほうが力を持ち始めている実態がうかがえる

 総合スーパー最大手のイオンが手がける葬儀会社紹介事業をめぐって、全国の仏教団体でつくる全日本仏教会(全仏)が反発していた問題で、イオンはついに全仏の主張を一部受け入れ、ホームページからお布施の目安を削除した。

 イオンは今年5月から、「お坊さん紹介サービス」をスタート。お布施の金額に関する顧客の悩みが多かったことから、お布施の目安を「読経一式+普通戒名=25万円」「直葬+普通戒名=10万円」などとホームページに表示した。

 これに対し全仏は、主に二つの点で猛反発。まず、サービス開始に当たりイオンは「(仏教)8宗派の総本山から許可を得ている」としていたが、実際は8宗派で修行をして僧籍を持っている僧侶を紹介するだけのことだった。

 そのため多くの宗派が、「許可など与えていない」と抗議し、イオンはすぐさま「不適切な表現」だったと詫びた。

 もう一つが「お布施の目安」の問題。全仏は、戒名を授ける意味や作法は各宗派独自の伝統があるうえ、お布施はあくまでも寄付であり、金額を表示するのは適切でないとしていた。

 イオンもさすがに仏教界との全面戦争は避けたいとの思いがあった模様で、9月10日までにホームページから目安を削除。現在は、多数の寺院で取りまとめられた目安を、コールセンターのみで知らせるサービスに変更したという。

 また、サービスの名称も「お坊さん紹介」から「寺院の紹介」へと変更。寺に所属しているしっかりした僧侶を紹介することを前面に打ち出した。

 とりあえず両者の対立は、イオンが矛を収めたかたちだが、課題は依然として残ったままだ。

 ある仏教関係者は、イオンが「寺院からもお客様からも紹介手数料をいただいていない」と表明していることについて疑問視する。

「いくらイオンがもらっていなくても、イオンが紹介した葬儀会社が、僧侶から紹介手数料をもらっているケースが少なからずあるはず」とし、その手数料は「お布施から回されており、顧客はお布施が本来の目的以外に使われていることに納得しないのでは」と指摘する。

 一方で、全仏にとっても一件落着とは言いがたい。今回、イオンは全仏に対し、「今後もお布施の目安を明示する葬儀会社が出てくる可能性があるが、全仏はどう対処するのか」との疑問を投げかけた。

 そもそも根底に、仏教団体が葬儀、お布施の意義や意味を伝えるのを怠ったことで仏教離れが進み、イオンのような事業会社が進出する土壌をつくってきたという背景もある。

「今回は全仏の要求が通った。しかしイオンと同様にお布施の目安を表示する動きは止まらないだろう」と仏教関係者は語る。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 野口達也)


「地下タンク漏洩対策の義務化」における対象SSと工事内容

2011年02月12日 | ガソリンスタンド

ガソリン・スタンド2月号より



先ず、「腐食の恐れが【とくに】高いタンク」と「腐食の恐れが高いタンク」に分けられている。

この資料で見る限り、設置年数が40年以上のものについては設計板厚の違いが重要なポイントになる。

※わずかコンマ何ミリが運命の分かれ道?

以下は補助金の予算等について記された表ですが・・・


↑ 地下タンク漏洩防止規制対応推進事業(内示概要)

↓ 地域エネルギー供給拠点整備事業(一部条件付補助金制度)



所謂ガソリンスタンド過疎地、石油製品の供給不安地域は、ここでは置いといて・・・

例えば、設置年数が47年のモルタル6.0mmのタンクの場合、義務化される工事は

「FRP内面ライニング」 「電気防食」 または、「高精度油面計」 「SIR」となるが、ここで油面計などの常時監視システム工事を行っても3年後には経年50年を超えることになり再投資(2重投資)を行わなければならなくなるため、選択肢は「FRP内面ライニング」 「電気防食」 の2つになる。

FRPは工事も大掛かりで営業しながらというのも困難だが、電気防食なら費用も比較的安く済み営業しながらの工事も可能なようなので、「よし!電気防食で行こう!」と思ったら・・・おっとっと(汗)

「地下タンク漏洩防止規制対応推進事業」の表に※が付いている。
※1 腐食の恐れが【とくに】高いSSが対象
※2 腐食の恐れが高いSSが対象

┌|゜□゜;|┐ガーン!!

常時監視システムなら補助金が出るけど、FRPや電気防食なら出ないぢゃん!
く("0")>なんてこった!!

いやいや。ちょっと待った~!

だいたい年数で区切るって~のも、いってぇどんな根拠があるってぇんだ?
20年ちょっとで漏れてるヤツもあるでよ。
配管を含めはったらもっと頻繁と違いますやろか・・・
50年近いモンでも、掘り出したら何ともなって無いヤツもあるらしいで(笑)



そもそも、この法規制の第一の目的は何でしょう?!

「地下タンクからの漏洩を防ぐ」と違いますのか!!

それやったら、FRPか電気防食でしょう!!

常時監視システムは、漏れを防ぐ役目は果たしませんよ。
漏れ、たら、それが直ぐに分かるってだけです。


2/12 燃料油脂新聞より
「地方・山間地ばかりじゃない・・・都心で拡がる“SS過疎”」

地方や山間部は、供給不安地域として国が救済してくれるけど・・・


つづく











初体験

2011年02月12日 | 日記(その他)

草木も眠る丑三つ時・・・では無くて、
卯の刻に、ソイツはやって来た。

眠っているオイラのベッドに潜り込み、オイラの動きを封じた。

目覚めているのに・・・

う、動けない!!

ソイツはオイラの右腕を持ち上げたかと思いきや・・・・


こ、こちょい。

何すんねん?!脇をこちょばすなんてアリかよ?!

タンマ!タンマ!こちょばいよ~ぅ(T~T;;;

だけど、オイラは動けないばかりか声をあげることすら出来なかった。


ああ、ダメだ。このままではヤられてしまう!

えいっ!!
気合を入れて跳ね起きた。

 


・・・・はぅ。
こんな金縛りは初体験ですダ・・・(^^;


3省連携で「E10ガソリン」規格策定へ着手

2011年02月11日 | ガソリンスタンド

エネ庁「非適合車への誤給油防止策」など検討
2/11 ぜんせき より

資源エネルギー庁は、バイオエタノール10%混合ガソリン(E10)の将来的な普及を見据え、「揮発油等の品質の確保等に関する法律(品確法)」における強制規格と、「自動車ガソリンに関するJIS(日本工業規格)」に基づく標準規格の見直しに着手する。E10強制規格に関する研究会を2月14日に立ち上げるほか、標準規格についても3月上旬に原案作成委員会を開き、E10燃料規格の整備に向けた検討を行う。
 エネ庁は、ETBE方式やE3など直接混合方式を問わず、円滑なバイオ燃料の導入に取り組んでいる。その一環として、E10対応の車両や燃料規格について、経産省・環境省・国土交通省の3省が連携し、今年度中に結論を得ることとしている。こうした中、環境省の中央環境審議会大気環境部会において昨年7月に、E10対応ガソリン車の排出ガス基準に関する答申がなされ、同省ではこれらの基準に対応した大気汚染防止法の見直しを進めている。
 エネ庁でも、全石連や全国石油協会、石油連盟などのほか、自動車業界、学識経験者らが参画する研究会を立ち上げ、品確法におけるE10強制規格について、環境適合性の観点や、E10対応ガソリン車として登録を受けていない車両への誤給油を防止するための対策について検討する。JISに基づくE10標準規格策定に向けても、石油・自動車業界、学識経験者らを交えた委員会で改正原案を作成する。

・・・・・・・・・・

だから補助金や減税で、まだまだ使える車を買い替えるように仕向けたんだよ。
だから、漏洩問題に便乗して地下タンクの規制強化が行われたんだよ。
きっとそうだと思うよ。

高年式の車は、近い将来、給油のときに注意が必要になるよ。

セルフは自己責任で済ませられるけど・・・
フルは・・・何だなぁ・・・

今でも、極稀にだけど、「この車の燃料は何?」って訊かれることがある。
ガソリン車か軽油車かくらいはすぐに判別出来るけど・・・

E10対応車かどうかの判別は・・・・

方法があるとしてもかなり面倒じゃないかな?

憂鬱だなぁ・・・


お礼申し上げます

2011年02月11日 | 日記

おはようございま~す!!



雪だるまを船頭・・ではなく車頭に出勤してきたmasumiさんでーす(^▽^)/
今も綿雪が降り続いています。

祭日で雪・・・
・・・・・閑古鳥が鳴くのかと思ったら!

ぼちぼちでんなぁ~(笑)♪



ところで、
ガソリンスタンド業界の狂った現状を知ってもらおうと始めたこのブログ・・・

昨日アクセス(訪問者)数が300を超えました☆

351でした。
(始めた当初は100にも満たないアクセスカウントでした)

訪問してくださる皆様、
本当にありがとうございます!!
m(_ _)mm(_ _)mm(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m


業界の秩序を是正するには、先ず消費者の方に知ってもらわなければならないと考えています。

・・・ですが、今年に入ってからの検索キーワードが
「地下タンク」(規制・老築・40年・50年)など
「給油難民」「灯油難民」「ガソリンスタンド過疎地」
といった、業界関連が圧倒的に多いのです(汗)

これは・・・同業者なのか?
それとも、消費者なのか?

???

ま、いいか(^^;

兎に角、
地場の三者店が(設備投資も可能な)適正利益を得て営業を続けていけるようにならなければ、「灯油難民」は確実に増えるでしょう。

周辺の安値店に追随する為や利益確保の為に業転に手を出して凌いでいたって、それでは正に一時凌ぎです。
業界の仕組み、秩序を根本から正して行かなければ。

年末年始の、鳥取・福井の大雪でも、ライフラインとしてのガソリンスタンドの存在が浮き彫りにされました。

これ以上の淘汰は回避されなければなりません。

これを読んでくださっている皆様は、もし身近で「あそこのGSは高い」とかの言葉を聞いたなら、「このブログ『masumiノート』を読んでごらん」と教えてください。

あれっ?
「お礼」のつもりが「お願い」になってしまいました(汗)

ごめんなさい。
宜しくお願い申し上げますm(_ _)m

PS
http://madoromi2u.blog.so-net.ne.jp/
shigeさん
ありがとうございます(*^^*)

 


防波堤

2011年02月10日 | ガソリンスタンド

業界新聞より3つ

1、廉売と公取委

2、仕切り格差

3、油外で補填せよと強要する元売

 

 

1、福井の廉売 「大手vsPB」 8ヶ月経過 (1/28 ぜんせき)

 

昨年6月、民族系大手とPB業者の間で熾烈な価格競争が勃発

 

民族系大手の場合、上看板の10円引き(※仕切りから考えて不可能な価格)が常に行われており、

巻き添えをくった周辺の一般SSはガソリン販売量が10%落ちた。

 

公取委の審査に期待する」という声がある中、果たして当局がどこまで踏み込んだ結論を出すのか、多くの関係者が固唾を呑んで見守っている。

 

 

2、記者の眼 「仕切り格差が混乱呼ぶ」 (2/7 燃料油脂新聞)

 

転嫁の必要性を訴えるSSと安値表示を続けるSSとの「溝」が大きく、根強い不信感と疑心暗鬼が火種としてくすぶり続けている。

 

安値に文句を言っているだけでは解決しない。

その原因を取り除く事が必要だ。

その原因は、「仕切り格差」である。

 

元売は、(地場の)系列にはきっちりブランド料を上乗せしてくるが、元売の直営とも言える販社はいわば「身内」であり、PBに対抗する(させる)為にブランド料を乗せていないのではないか?

 

 

3、難しいマージン減の穴埋め (2/7 燃料油脂新聞)

 

SS間の価格競争が激化、ガソリンマージンの圧縮分の損失をカバーするため油外販売に力を入れている店は多い。

マージン圧縮が恒常化し、いつの間にか油外でカバーするのが当然のようになり、元売の指導もそのようになっている。

だが、「油外で挽回するのは容易ではない」

 

・・・・・

 

公取委は当てに出来ないし、個人経営の地場の系列が「大手PBvs販社」の価格競争の巻き添えをくったら、どうしようもない。

系列でなく個人経営のPBでもそれは同じ。

 

昔ながらの系列販売店があるから、個人経営のPBは「安い店」で居られる。

 

昔ながらの系列販売店が無ければ、個人経営のPBは「大手PBvs販社」の前では、「どうしようもない」どころか「ひとたまりもない」・・・ことも無いかも知れないけどかなりヤバイと思ふ。

 


微笑み

2011年02月10日 | ガソリンスタンド

あの規制緩和以降の異常な価格競争を経て
(業転屋さんからのお誘いを振りながら)

あの暫定税率騒動を経て
(安値に引かれる客は居なくなり)

今、超高値の系列玉100%仕入れでも赤字を出さずに営業を続けている。

お客様に恵まれて(^v^)

素晴らしいことですね(*^^*)



PB(業転)で商売をされている方の中には、“正規ルート100%でやっている”系列店の経営者を「無能」とか「パソコンが使えない情報難民」と愚弄するような方もいらっしゃいますが・・・
私はエールを送ります。
PBへも、100%正規ルートの系列にも、地場でやっている(法人か否かに関わらず)個人経営の販売店全てに。

いや、ホント。
あの規制緩和による混乱の中を、お互いに生き残ってきたのです。

元売や大手商社がある以上、個人商店での一人勝ちは不可能ですよ。
「勝ち残り」では無く、「生き残り」という考え方がこれからは必至です。

今、PBの販売店も、最初からPBだったわけでは無いでしょう。
系列→浮気組み→PB(セルフ)となったハズです。

PBやセルフとなることによって切り捨てられたお客さんを系列が引き受けています。
高値に不満を持つお客さんはPBやセルフに引き受けてもらっています。

この世は持ちつ持たれつお互い様

棲み分けの為には、グレーゾーンを無くさなければなりません。

(拍手)

 


初午

2011年02月08日 | 日記

晩御飯を食べて、片付けて、さぁ帰ろうと思ったら、こうちゃんが
「今日、初午やから観音さんにお参りに行こうか?」

「初午に観音さんにお願いしたら叶えてくれはるんやからお参りしーや」と叔母さんから言われたらしい。

「十一面観音さん」と呼び掛けて、自分の住所と名前と生年月日と干支を言ってから願い事をするように、と。


ハタと思いついて
「こうちゃん、何を願うのん?願い事を合わせておかな、バラバラやったら叶わへんのんちゃう?」
そして夫婦会議開始

こう 「そら、健康と商売繁盛やろ」
ま 「えー!?商売繁盛なんて、ちょっと承服しかねるなぁ・・・繁盛したら益々自分の時間が無くなるやん。それより私は一つ屋根の下で一緒に暮らすことやな」
こう 「人間はやっぱり働かなイカン。仕事して稼いでこそ、や」
ま 「うーん。そらそうやけど、男と女では働く仕事が違うねんよ~。私は家のこともしたいねんやんかぁ」
こう 「・・・ま、健康と、何はともあれやっぱり商売繁盛やな。まぁ別々に願ったらええんちゃうか」
ま 「・・・」

ま 「あ、住所は?」
こう 「そら住んでるとこやろ」
ま 「そしたら私ら別々やん」
こう「そしたら本籍の住所にしよ」
ま 「ええー。○○・・・、そこに私の居場所ないやん。その住所を観音さんに言うのはイヤや」
こう 「そうか」
ま 「殆ど一日中ここにおるんやから、ここの住所にしようや」
こう 「そんならそうしよか」

雨の中、車を走らせ暗闇の中の観音さんへお参りして来ました。

わたしの願い事(^^;

「こうちゃんと私の健康をお守りください。元気で働けますように。そして早く一緒に暮らせますように」


国民と経済優先の国会審議を

2011年02月08日 | ガソリンスタンド

2/4 ぜんせき 「論説」より転載

 

3年前、衆参ねじれ国会の影響で、我々石油販売業界はその犠牲になった。

租税特別措置法のひとつであるガソリン税、軽油引取税は、その暫定上乗せ分の税率を5年ごとに延長してきた。

その期限が08年3月末だったために、延長法案が参議院で可決できず期限切れとなったものである。

 

その時は、業界の強い抗議にもかかわらず「国会で審議している最中だ」という理由で、事前になんの対策も講じられなかった。

結果的にSS事業者は、翌日以降、税額も含めていくらで売ればいいかわからないまま4月1日を迎え、旧税額の在庫があるにもかかわらず㍑25.1円の税を、自らの負担で値引きして売らざるを得なくなったのである。

その税額負担と店頭での混乱は、SS業界をはじめ消費者にも大きな混乱をもたらした。

 

 

 

今回は、予算関連法案が成立しなくてもガソリン税や軽油引取税の「当分の間の税率」(旧暫定税率上乗せ分)に関して期限切れ問題は発生しない。

しかし、一方で農林漁業用重油の免税及び還付措置が期限切れとなるほか、離島航路の航空燃料税の値上がりなどの影響が懸念されることになる。

 

 

前回、経験したように予算案、予算関連法案が成立しなかった場合の国民生活や産業活動への影響が大きいことは確実だ。

来年度予算でわが業界は、地下タンクの規制強化に対応するための「地下タンク漏洩防止規制対応推進事業」や「地域エネルギー供給拠点整備事業」などの支援制度に大きな期待をかけている。

 

猶予期間はあるものの、すでに今月1日から規制強化は実施されており、多くのSS事業者がその活用を計画している。

 

政局がらみで国会審議が引き伸ばされ、新年度予算の成立が遅れるようなことは誰も望んでいない。

国会での審議は、経済や国民生活への影響をなによりも優先して進められるべきである。


元売代表、JX日鉱日石エネルギー様へ

2011年02月05日 | ガソリンスタンド

JXHD経常益3200億円
http://www.hd.jx-group.co.jp/ir/library/statement/2010/pdf/jx_jp_ts_fy2010_3q.pdf


JXエネルギーSS数 (2010年12月末現在) 
12,332 うち社有が2,776 社有比率22.5%
セルフが2,401 うち社有1,234

社有やセルフはまだ規制対象の年数には達していないので・・・
約10,000SSの地下タンクを入替えるとして・・・

地下タンク入替えに1SS、1000万円掛かるとして・・・


おお!
1000億円あればOKじゃん!!
d=(´▽`)=b ィェーィ♪

元売さ~ん!
経常益の三分の一を、社会貢献の為に使ってみませんか~?

元売さんの“お株”が上がるコト、間違いナシですよ~
(≧∇≦)b OK