「ブランド料」引き下げは当然
元売契約更新の10月を注視 “不発”なら離脱も
8/10 ぜんせきより
【大阪】ブランド料への不満が内在する近畿地方の販売業者にとって、今年10月にも始まる元売との契約更新へ関心が高まっている。
業者からは「当然、ブランド料は引き下げられるだろう」という声が聞かれ、
元売の姿勢次第では「系列離脱もあり得る」という。
業者にとってブランド料というコストアップには「ついていけない」との批判が続出している。
「これほどの優越的地位の濫用はない」
「元売だけが儲かっている」という不満、
中には「空前の利益を上げているのだから当然還元すべき」という事後調整復活を求める意見まで・・・
民族系元売大手業者は
「ブランド料などのコストアップがもたらしたものは元売の一方的な選別だ。
このコストについてこられる特約店だけと商売をしたいと言っているようなもの」と元売の姿勢を分析している。
外資系元売の販売店も
「どこまでいっても元売しか儲からないというのでは納得できるはずもない。
それでも従っているのは元売が強すぎるからだ」と心情を明かす。
業者からは契約の改定に
「元売の系列を守るという姿勢を見せてほしい」と訴える声もあり、
ブランド料は時事に応じて値下げされるものという見解が強い。
ある業者は
「元売に1業者として対峙することは難しいが、業界全体として要求することは可能なはず。
横の連携でブランド料という納得できない現実を打破していく時期に来ている」と提言している。
あのぉ~う。。。
ここでの“業者”は特約店か販売店か、どちらでしょう?
と言いますのは、
販売店には元売との交渉権は皆無でありまして、
販売店は全てを特約店に委ねておるわけです。
“不発”なら離脱も、と言われましても、
販売店にしたら、離脱は出来ない状況もあるわけで・・・
特約店が離脱するとなったら、そうした販売店はどうなるんですかね?
うちの特約店さんは全国展開の大手商社さんなので、離脱はまずあり得ないのですが、
地場の特約店さんに付いている販売店の中には、離脱と言われても困るところもあるのでは・・・?
余計なお世話でしょうけど(^^;
それから
>このコストについてこられる特約店だけと商売をしたいと言っているようなもの
なんですが、
これも特約店さんには何の負荷も掛かっていないですよね?
だってそのまま販売店への仕切りに転嫁させていますもの。
そして、それは販売店にも言えることで、
元売が仕切りに乗せてくるブランド料は、
そっくりそのまま 消費者が負担していることになっていますよね?
だから、本当は、系列と系列外の仕切り格差に対して一番怒りの声を挙げるべきは、
品質保証や安定供給の観点から、系列品の購入が必要な企業(経済界)では無いのか?・・・と。
masumiさんはそのように思うのであります。
個人の消費者は「それならPBへ行く」と言えるかも知れませんが、
仕切り格差が無ければ、わざわざ遠くまで車を走らせなくても、
(自分でやりたい!という人は別ですが)
自分で手や服の汚れを気にしながら給油をしなくても、
公平で公正な仕切りが実現されて、仕切り格差が無ければ、
近場のフルで給油や他のサービスも受けられるわけですし、
ガソリンスタンド過疎地や灯油難民の心配もなくなるのですから、
だから、ほんとうは、
このブランド料や、仕切り格差といった元売の施策に対して、
一番被害を被っているのは消費者なのではないか?・・・と。
masumiさんはそのように思うのであります。
そして、我々三者店にとって元売さんは遥か向こうの雲の上の存在で、
直接お相手をしてもらえる機会なんぞ与えられておりませんゆえ、
現場の声をしっかり元売さんに届けてもらうのは、
特約店さんに頼り、お任せするしかないのです。
「担保を取っているから、販売店が潰れても自分のとこは損はしない」なんて
緩い気持ちをお持ちではないと信じておりますゆえ、
どうか、どうか、「系列を守る」という姿勢を元売さんが見せてくださるまで、
是非、是非、真剣 に交渉に臨んで頂きたいと、伏してお願い申し上げます。
m(_ _)m