11月19日 ぜんせき (※青系文字がmasumi)
向かって右から
J本田142~145円に下げ
その下
近畿PB攻勢、実売140円も
「業転と系列の仕入れ格差が相当開いてきたのでは」
「仕切りが上がらなければ実質的には下げ。余剰分も含めこれから相当な安値が出てくる可能性もある」
格差拡大 市場2極化へ
・専門商社も驚く水準
・消費者の不信を懸念
仕切変動に関係なく、ただ値下げで集客を図るSSが増えている。(減販で)相当行き詰っているのではないか。
**********
日曜日149円の看板を掲げていたセルフは翌日には147円看板になっていたそうです。
そのあおりを受けて組合の支部長さんから「フルは159円で」と電話があり、(業転玉を取らずに)164円の販売価格でやっとこ粗利10円台にたどり着いていた当店はマタマタ粗利一桁台になりました。
それでも販売価格差は12円もあります。
いくら値段を気にしない、セルフは嫌いだという方でも、やはりリッター10円の差があると考えてしまうそうです。
当店のお客さんのラインは13円だと思っているのですが、このままではそのラインを超えてしまうかもしれません。
それを回避するためには業転玉で薄めるか、粗利を更に削るか・・・・
で、当店の場合化管法絡みで業転を取れないので、粗利を更に削るしか選択肢がないことになります。
ハーッハッハ(笑うしかありません)
またしばらく霞を食べながら耐えることに致します。
霞を食べるのは慣れてます(^^)v
思い起こせば17年前、市内にまだセルフが出来ていないとき、進出してきた広域大手(フル)が10円安い看板を掲げだしました。
(CAセルフになった店とはまた別の店です。その店も今では運営者が変わっております)
それからずーーーーーー---------------っと、適正利益を得てきてないです。
進出してきた2者店が「赤字でもうたまらん」と撤退しようとしたり(結果としてCAセルフになった)、
進出してきた大手広域業者が運営者交代となるほどの不毛な価格競争の中、
業転に手を出さずに、まだ生き延びてます。
そう、うちの努力は「忍耐」です。
ナンチャッテ(笑)
いやいや、冗談はさておき、
本当は「死にぞこない」です。
どういう運命のいたずらか、危機(機会)を2-3回超えてしまいました。
(1つはもちろん消防法改正、地下タンクです)
なので、多分・・・しぶとい(^▽^;
こうちゃんの胃はボロボロかも知れないけど
それはそうと、減販で行き詰って 焦って値段を下げて集客しようとされたお店は、ちゃんと効果があったんでしょうか?
値段は下げたわ、数量は増えないわ、では、
自分で自分の首を絞めただけのハナシになりますけど?
ハーッハッハ...ハックション。
おお寒っ、冷えて来ましたね。
皆様も風邪引かないようにね(^^)/
今日も一日お疲れ様でした☆
格差最大20円 消費者不信を危惧
※この格差はフルとセルフではなく、セルフとセルフとあります。
11月19日 燃料油脂新聞
給油スタイル進化
福岡、熊本県下に7SSを展開するアイビー石油(※)はフルでありながら顧客自身がその都度給油方法を選択するクイックチャージを行って好評だそうです。
相光石油は、セルフ並の価格の安さを求める顧客が相次いだことで、今年夏から店によって人員を削減しノーサービス(給油のみサービス)を実施。
またセルフSSで多く見られる「お手伝い給油」も浸透しつつあるそうです。
*****
「セルフって人員削減して客が自分で給油することで値段を安くするってハナシだったけど、スタッフの数もフルより多いセルフとかあるし、そうかと思えばセルフより値段が安いフルがあるけど、どうなってるの?」
消費者も何が何だか分からないでしょうね。
業界にいるmasumiさんにもワケワカメです(汗)
「お手伝い給油」って何ですか?
もしも当店がお客さんからセルフ並の価格の安さを求められたとしても、仕入れ値がセルフの売り値なんですから、お客さんの要求にお応えすることは不可能です。
人員削減とかサービス云々以前の問題です。
地場の1SS零細業者とは違い、数店舗経営の中小SSは消費者のニーズに対応できる“余裕”があって羨ましいですね。
因みに、窓を拭いてくれるセルフは大手特約店(2者店)です。
***
(※)アイビー石油さんは有名です。
規制緩和以前の景気の良かった時代、周りのスタンドより常に1リットル10円~15円高い価格設定でも、売り上げも油外も好調に収益を伸ばし、「顧客満足より従業員満足」をモットーにアルバイトでも社員旅行(海外)に連れていくような企業でした。
セルフの台頭で一時は落ち込んでいた数量がクイックチャージを導入して持ち直したそうです。
社長さんはセミナーの講師として今も活躍されています。
ガソリンスタンドは良い商売です。
商品は腐らないし、お客さんの方から来てくれる。
夏は暑くて冬は寒いけど、季節を感じながらお客さんと会話が出来る。
色んな人と知り合えて、
一日に何回も、数えきれないくらい「ありがとう」を言える。
素晴らしい。
「哀れな」なんてことは無いのです。
ガソリンスタンドは素敵な仕事です。
何で、価格競争なんて続けているんだろ・・・・・
冬のファイナルファンタジーキャンペーンの幟(ノボリ)を見ながら「おっ!何かやってるの?」と、お客様。
(発券店値付けカード法人の社長さんで、サッパリした気性のお兄ちゃんです)
「アッチャー、ごめんねー。このカードは対象外やねんて。個人が対象で、しかも金額が印字されるレシートしか応募でけへんのよー」
「エエッ!何それ?!
俺、月に何十万使ってると思ってんねん!!(怒)」
「なあ!ホンマやんなあ! 数量やったらどのレシートにも印字されるねんから、何で金額じゃなくて数量にせーへんねん!、ちゅーハナシやんなあ」
「ホンマやわ!」
「私が思うに、これは元売の陰謀やと思うねん」
「え?」
「うちらみたいな店は掛けのお客さんが多いやんかぁ」
「ああ、そうやんなぁ」
「掛けのレシートも金額は出ーへんやん」
「うん」
「規制緩和で元売が直営店出せるようになったやん」
「うんうん」
「だからな、うちらのような、昔からやってる店のお客さんをそっちに変えさせようと思ってるんちゃうかと思うねん」
「あっ!ほんまやな」
「な、腹立つやろ?」
「ほんまや、腹立つなあ」
******
次は掛け会員の奥さまです。
前回ご来店の時 お孫さんが同乗されていて、その女の子が幟を指さしていたのを見たのですが、
給油レシートでは応募できないので声を掛けられなかったのです。
(それがあって先日コールセンターに問い合わせをしました)
今回コールセンターに問い合わせた話をして、「領収書でも応募できると回答を貰ったので・・」、と説明させて頂きました。
「(幟を見て)何かやってるなーとは思っていたけど・・・」と言われたときには(ああ、やっぱり・・・)と本当に心苦しく思いました。
でも最後に「気にしないで」とおっしゃって下さいました。
*******
JX日鉱日石エネルギー(株)の、私たち3者店はブランド料の含まれた高値の仕入を強いられ、それ故高値販売をするしかなく、
そんな高値でも、こうして掛け会員として利用し続けて下さるお客様。
そのお客様に対してどれだけの感謝の気持ちを持っているかお分かりになりますか。
感謝だけでなく、申し訳ないという気持ちもあります。
元売の行うキャンペーンは、そういったお客様に少しでも還元できる機会なのです。
それなのにー
華々しい幟や横断幕を前に、そのキャンペーンチラシをお渡しすることが躊躇われる・・・
こんなにやるせないことはありません。
個人向けのアソックカードにしても、券店値付けカードとはいえ自分のお財布から燃料を買ってくれているJX日鉱日石エネルギー(株)(ENEOS)のお客様ではありませんか。
何故応募の条件が「金額が印字されたレシート」なのか、理解に苦しみます。
PS
特約店を通してくださいとのことでしたので、
「3者店が一番大事にしたいのは高値でも離れずに居てくれた掛け会員さんなのに、その掛け会員さんに声掛けが躊躇われるようなキャンペーンでは困ります」と、特約店担当者さんにはお話しさせて頂きました。
元売にきちんと伝わることを願っております。
仕切り改定が週一になってからローリーの配車も大変だと思います。
先日も大幅値上げのウワサがガセで、キャンセルした販売店が多かったのか予定より2時間も早く荷卸しに来られたし、
そうかと思えば
>皆で思いっきりタンク”空”まで発注を先送りして、抵抗をみせましょう なんて、掲示板で煽る人がいるからか、
さっき配送センターから
「そちらに行く予定は14時だったのですが、燃料が切れそうだと連絡してきた販売店があって、申し訳ありませんが16時から17時の間になります」
という電話がありました。
もう17時過ぎたんですけどまだ来ないです。
こっちも早く来てほしいんですけど(--;
地下タンクの容量が小さく、仕入れ値の上げ下げ関係なしで在庫管理してるので、
こういうのホント、困っちゃうんですよね(~~;
公平な販売環境があってこそ。
11月17日 燃料油脂新聞「記者の眼」
◎ 消費者から見れば、同じマークのSSは同じ店。
セルフとフルの違い以外でのガソリン価格差に疑問を持っている。
高値の店が儲からないと言っても納得する人がいないのはこのため。
業者に自己責任を求めること自体は間違いではない。
だがそれは商売の根底である公平で公正な「取り引き環境」があって初めて成り立つ。
これを抜きに語るべきではない。
*****
その通りです!
私はこのブログで「系列でも業転OKにしてくれ」とか「利益を得られるようにしてくれ」なんて書いていません。
「仕切り格差の是正を」
これです。
そしてそれも叶わないのだとしたら(叶わないので)、
「業界の歪な現実を知ってもらう」
そのためにこのブログを書いています。
しかし、例え同業者といえども自分の商環境でしか物事を考えられない、思いやりも想像力もない人には“愚痴”と捉えられ、「経営は、自己責任です」と書かれるのです。
同業者であってもそうなのですから、消費者に理解できるわけがない。
「官公需の受注」や「利益の確保」を訴えるのは、
この業界の歪な状況を知ってもらい、理解してもらう、その努力をしてからしかあり得ないと思います。
昨日買い物に行く道中で近所のセルフが149円看板を掲げているのを見ました。
市内で1番安いフル(系列マークありです)も149円です。
それらの店より大手の、(元売資本が入っている2者店や元売販社)のセルフが151円看板のままなのにー
「売れていない焦りからかな?」とは思いますが、近所の店だけに“影響”は必至でしょう(ーー;
151円も149円も、当店の仕入値以下です。
そういうことを知ってもらわないで「官公需の受注」や「利益が確保できるように」を要望しても、
消費者からは「甘え」としか受け取られないのではないでしょうか。
(※私はそういう要望をする業者は地場零細3者店ではなく中小特約店とか中小SSクラスではないのか、と思っています)
流通証明書は自然消滅だそうです。
(st31掲示板)
やはり、単なるパフォーマンス、時間稼ぎだったのでしょう。
政治家のセンセイ方やお偉いさん方には真剣に何とかしようという気はない。
「仕入れ値の格差」これを文章化しないことからもそれは窺える。
知っていて使わないのであれば「恣意的」だし
石油流通問題議連に籍を置きながら知らないのだとしたら、それはもう・・・・。
私は「店を閉める覚悟」で日々営業を継続しているので、発券店値付けカードも現状容認ですが、
それに対して攻撃コメントをされる方がいるのは、
それは、「営業を続けたい」と強く思っておられるからだと思うのです。
私だって、
覚悟はしていても、出来る限り店を続けたいとも思っているのです。
もし業転玉を取っていたら こういうブログは書いていない。
先日、発券店値付けカード(大阪ナンバーのルート営業)のお客さんが、モジモジしながら尋ねられました。
(以前「発券店値付けカードは給油のみ」の紙を手渡した方です)
このカードはそんなに儲けにならない?から始まって、えっとー、あのーって感じで言いにくそうにされてて、
ぶっちゃけ・・・
「ぶっちゃけ、給油に来たら迷惑?」
∑(〃゜ o ゜〃) ハッ!!
全然迷惑じゃありませんよ
もちろん他のカードに変えて貰えたらその方が嬉しいですけど、会社に持たされているカードはどうしようもないですもんね
ただ、このカードで現金のお客さんと同じ窓ふき等のサービスを要求されても困りますっていうか、出来ませんけど
給油に来て貰うこと自体は、数量も出ますから、有難いです。
そう答えると、ニコッと笑われて「それなら良かった」と言って下さいました。
(お見送りしながら心の中で手を合わせたmasumiさんです)
**********
発券店値付けカード「中止」「手数料増額を」
11月14日 ぜんせき
※masumiさん個人は今のままでも良いと思っておりますが、
給油客が発券店値付けカードのみになれば営業を続けていけないことは明白です。
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過去記事に書いたことがありますが、「満タン」と注文され、ゴミ捨て窓拭きサービスして(したのに)給油量が数リッターっていうのも この発券店値付けカードに多かったのですが、サービスを止めたことでそういうストレスも無くなりました。
(しかも何故かそういう数リッターの給油客自体がいなくなった)
そして瓢箪から駒というか、思わぬ副産物があったのです。
それは、「洗車」
窓を拭かないでいると、洗車の注文をされる方が出てきたのです。
(masumiさんが一人で店番の時は「申し訳ありません」とお断りしていますが...)
※※※
発券店値付けカード問題の記事を書くと読むと、平常心を失って(当方が給油拒否しないことを攻撃する)コメントをされる方がありますので、この記事へのコメントは「許可しない」で設定させて頂きます。
どうしてもコメントしたい方は自己紹介を添えてメールしてくださいね。
<追記>11月14日ぜんせきより
10月SS倒産は6件で負債総額は10億3100万円
小規模事業者の倒産が増えてきていることが浮き彫りに
**********
11月18日 追記
※多牌さんからメールでコメントを頂きました。
発券店値付けカードを現状で良いと思われているのは意外でした。
「本当は間違っているけれど、拒否までは出来ないまで追い込まれてしまった」てな感じなんだと捉えていました。
僕の所みたいにメリットよりデメリットのほうが多いって所は話が単純なんですけれど、現状の制度が多くの販売店を苦しめている原因の大きな要因だと思って、メリットはあるけれど 、それ以外に間違った、あるいは商法違反まがいの制度に対抗するために
メリットはあるけれど、給油拒否している所があったとしたら
masumiさんはそういった販売店の判断をどのように評価なされるのでしょう?
僕は、そういった販売店には凄いシンパシーを感じます。
※私の返事です。
言葉足らずだっかしら(^^;;;
1.本当は間違っていると思うけれど、拒否までは出来ないまで追い込まれてしまった。
2.発券店値付けカードの仕組みを知らない頃からの馴染み客に「もう来ないで」とは言えない。
3.こうちゃんも今年で67です。跡継ぎの息子でもいるなら別だけど、恐らくあと数年(75歳くらい?)でこの店も閉めることになるでしょう。
この3つの理由から現状容認ということになるのですけど・・・
> メリットはあるけれど、給油拒否している所があったとしたら
masumiさんはそういった販売店の判断を どのように評価なされるのでしょう?
もちろん驚きを持って尊敬します。
でも果たしてそのような販売店は存在しているのでしょうか?
業界紙で目にするのも「給油拒否も辞さない構え」・・・って、「構え」ですよ?
メリットがあるのに“仕組みを質すために”給油拒否するくらいの気概のある人物がいるとすれば、業界紙にも「構え」ではなく「給油拒否している○○店」として載るでしょうし、私のブログへのコメントも素性を明らかにした上で(多牌さんのように)されると思うのです。
そしてまた、そのくらいの人物であれば、給油客の半数近くがこの値付けカードに浸食されている販売店(要するにそれがなければ生きていけないような販売店)に対して、給油拒否を強要したり、給油拒否しないことを非難したりはされないと思います。
私は、(多牌さん以外では、)
業転を取り過ぎて(相殺するための系列玉での売り上げがなくて)給油拒否せざるを得なくなった店しか知りません。
もし・・・・・・さん(http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/f420802d134fff11a0d45bb5e26700e9)たちがメリットがあるのに給油拒否されているのだとしたら、たとえ独りでも、堂々とそれをなされば良いと思うのです。
「私はこうしている」だけで、心あるものなら自ずと後に続くのではないでしょうか。
え゛!
うちだって、そのカードの付き合いで灯油注文してくれてたりとか
まー自分が走り回ってなんとか回ってる経営者じゃなければ
とにかく売上が多ければいいやって思ってもふしぎじゃない程度なんです。
じゃ、本当に抵抗活動的な給油拒否って masumiさんがしってるの オイラだけなんですか?!
そうですよ。
佐渡島だったか、どこかではその商圏全体で給油拒否しているところがあるっていうのは聞いたことがあるけど、
同一商圏内に給油する店があるなかで給油拒否してるのは多牌さんしか知りません。
なかなか出来ないことですよ
佐渡の販売店の方と電話でお話しさせて貰った事があります。
まだコスモと合併する以前でしたが
一軒か二軒抜け駆けする所があると嘆いていましたね。
拒否する店にかこまれていれば、そのお店はメリット有るでしょうね。
やっぱり抜け駆けするところがあるんですね・・・
人間が10人いればそういった人は一人くらいは居ますからね。
利用されている方には有難いお店って事になるんでしょう。
JXエネ、水素ステーションを年度内に11カ所開設(時事通信) - goo ニュース
2014年11月12日(水)17:12
JX日鉱日石エネルギーは12日、燃料電池車向けの商用水素ステーションを、12月下旬に神奈川県海老名市で初めて開設すると発表した。2014年度中には首都圏と愛知県で10カ所を追加。今後は福岡県などにも店舗を広げ、早期に計23カ所で営業を始める予定だ。
トヨタ燃料電池車、実質520万円 国が200万円補助(朝日新聞) - goo ニュース
2014年11月14日(金)05:35
12月に発売されるFCV「MIRAI(ミライ)」の価格は消費税込みで700万円を超えるが、国が202万円の補助金を出し、次世代エコカーの普及を後押しする。
トヨタが今月18日に発表する。複数の関係者によると、ミライの価格は税抜き約670万円で、消費税込みでは720万円程度になるという。購入促進策を検討していた経済産業省は、1台あたりの補助金を202万円とする方針を固めた。この補助金を受けると購入者の実質的な負担額は520万円程度になる。
<原油価格>3年ぶり安値 サウジが「シェール潰し」説も
2014年11月14日(金)00:04
【ロンドン坂井隆之、ワシントン清水憲司】原油価格が急落している。価格指標の米国産標準油種(WTI)は先週、6月の1バレル=107ドルから3割近く低下して70ドル台に突入、約3年ぶりの安値を付けた。北海ブレントも12日、一時約4年ぶりに80ドル台を割った。「シェール革命」で米国の原油生産が急増する中、世界最大の産油国サウジアラビアが生産調整を行わず静観していることが、価格下落に拍車をかけている。市場ではサウジが価格戦争で「シェール潰し」を図っているとの見方も広がっている。
「サウジが米国の原油生産の熱気をそごうとしている」。ニューヨーク商品市場でWTIが今年最安値の1バレル=75ドル台まで急落した今月4日、米大手シンクタンク「ユーラシア・グループ」のロバート・ジョンストン氏はこう指摘した。前日にサウジ国営石油会社が12月の米国向け原油販売価格を引き下げたため、4日は「米国産原油に価格戦争を仕掛ける前兆」(米紙ニューヨーク・タイムズ)と市場が反応、売り注文が殺到した。
中東産油国は従来、価格が下落すると石油輸出国機構(OPEC)を通じて協調減産するなどしてきた。こうした決定をリードしてきたのがサウジだ。だが、欧州や中国の景気減速で原油需要が低迷しているにもかかわらず、OPEC加盟国の9月の生産量は6月比で2.5%も増加。サウジは10月にもアジア向け輸出価格を引き下げ、価格下落をむしろ促してきた。
専門家はサウジなどの姿勢の変化を「シェールオイル潰しの動き」と指摘する。米テキサス州のシェール開発会社「パイオニア」のスコット・シェフィールド社長は5日、「市場シェアをめぐってサウジとの闘いのさなかにある」と投資家に危機感を訴えた。
地中深くのシェール(頁岩<けつがん>)層から原油を採取する技術革新によって、米国の原油生産量は過去5年で約1.5倍に急増した。米企業は利益が出る限り生産を続けるため、湾岸産油国側は「価格調整が困難になった」(大手商社資源担当)。米ブルッキングス研究所のチャールズ・エビンガー上級研究員は「中東の事情を考慮せず増産を続ける米国に、サウジはいら立ちを募らせてきた」と指摘する。
湾岸産油国側には潤沢な蓄えもあるため、「価格戦争になれば米国が先に音を上げる」(大手商社)との計算がある。OPECのバドリ事務局長は10月、「現在の価格水準では(シェール業者の)半分は採算が合わなくなり、減産に転じる」との見通しを示した。
ただ、米国が減産に転じる動きはまだ出ていない。国際エネルギー機関(IEA)は「ブレント1バレル=80ドルで採算割れに陥るシェールオイル業者は4%に過ぎず、主要油田は60~70ドルでも採算に合う」と指摘。米資源会社チェサピーク・エナジーのダンハム会長は米通信社に対し、「サウジのやっていることはギャンブルだ」と価格戦争で双方に打撃が生じるとの見方を示した。
不特定多数を相手にする客商売は難しいです。
ひと口に満タンと言っても、
「もっと入るだろうが!」(口一杯に入れるのが満タン)という人も居れば、
「そんなに入れたら零れるやんけ!」(8分目が満タン)という人・・・
☆給油している横に立って 待ってましたとばかりにそういう事を言わないで、注文の時に「零れるくらい入れて」とか「ストップしたところらへんで良いから」とか希望を言ってほしいよね(^~^;
それから「半分まで入れて」とか、燃料計を指さして「この辺まで入れて」とかも困ります。
☆燃料タンクの中身は外から見えましぇ~ん
(^▽^;
「ご注文は?」と訊くと「ガソリンスタンドに来たらガソリン満タンに決まってるやろが!」と半分怒る人・・・
☆レギュラーかハイオクか、とか、満タン?か何リッター分とか○○円分とか色々ありますよってに
ヾ(;´▽`A``
で、「お支払いは現金でよろしいですか?」と訊くと「当たり前やろが!カネ払うわい!!」
☆クレジットカードという方法もあるのでございますよ...
(昔は涙目)
で、さっきネットでこんなん見つけた(笑)
タイトルは、
「初めてのガソリンスタンドで注文の仕方失敗したww」
http://somanyjobs.doorblog.jp/archives/27569657.html
店員「いらっしゃいませ」
俺「レギュラーハイオクで。」
店員「???? ハイ オク...ですか..?」
俺「うん。レギュラーでね」
店員「レギュラーでよろしいんですね??」
俺「そうだよ!!ハイオクでな!!」
店員「..........」
ハイオク=満タンだと思ってた
この子、可愛いねぇ(笑) 店員さんは困っただろうねぇ(^~^;
・・・
と、まぁ、ほんとに色々な方がいらっしゃいます。
*****
さて、本題のお任せ灯油です。
先日、新規の灯油配達をお受けしました。
基本的に新規はお断りすることが多いのですが、当店の既存配達先顧客のご兄弟ということでお受けすることになりました。
今までどうされていたのか?
配達先で話されたのは、「今までよそで(配達に)来て貰ってたんだけど、5日に1回勝手に入れていくんだよ。無くなったら電話するからって言っているのに5日に1回勝手に入れていくんだよ」ということで、それが嫌で当店をご指名されたようです。
この方はそれがお嫌だったようですが、それを望む方がいらっしゃることも確かです。
当店もお任せの配達先がありましたが今はありません、というか、
皆さんが自然と、無くなりそうになったら電話を掛けてきてくださるようになりました。
(人員がなくなって“巡回”は難しいだろう)という気遣いを頂戴したのだと思います。
「どこの店かは聞いていないけど、電話するからって言われてるのに何で止めへんかってんやろ?」byこうちゃん
余談ですが
先日も「灯油の配達に来てくれるか?」と来店されたお客さんに聞かれました。
「○○店に来て貰ってるんやけどな、アンタとこにも頼むわ」みたいな感じで。
私が困った顔をしていると、「何やねん!」と不機嫌になられました。
普通ならお客さんからそのように言われたら「ありがとうございます」と言うところなんでしょうが・・・
天秤に掛けられるようなことは好きじゃない。
それと、
多くの3者店はギリギリのバランスでやっていると思う。
配達先が減るのも、増えるのも、バランスを崩すことになる。
当店も、その○○店も。
時が経つのが早いのは歳のせい
昨年の植木の剪定からもう1年
ほんとにアッと言う間
今年も「お構いできずにすみません」なのです。
...A=´、`=)ゞ
これも歳のせいかな? それとも環境に慣れたのかな?
今朝の気温は氷点下でした(寒)
去年までは朝、着替える時ストーブを点けなきゃ絶対ムリだったんだけど、今朝もまだストーブ無しで着替えることが出来てるんですよ!
それから顔を洗うのもお湯を使わずに出来ているんです。
♪⌒ヽ(*゜O゜)ノ スゴイッ!!!
「歳取ったらな、痛いんも熱いんも感じんようになるんや」 byこうちゃん
ヽ(+∇+)ノ・・・キュゥ
数日前のことです。
masumiさんがお昼休憩中、自転車に乗った少年が一旦店の前を通り過ぎ、それから引き返して来てこうちゃんにこう言った。
「4年前に貸して貰った手袋・・・ありがとうございました」
こうちゃんは(ビニール袋に入った手袋を差し出されたけど)「へ?そんなことあったっけ?・・・もうええんちゃうか。持って帰り」と言ったら、素直に「じゃあ有難く頂いておきます」と嬉しそうに帰っていったんだって。
4年前ー(昔語り風)
ある寒い冬の夕方のことじゃった
小学生(5-6年)くらいの男の子が自転車で店に入ってきたんじゃ
泣きそうな顔で「○○はどこですか?」と訊いてきた
どうやら迷子になったみたいでのぉ
masumiばあさんが場所を教えて、大丈夫かと尋ねたら「○○まで行けたら分かる」とほっとした様子じゃった
何故かこうじいさんは10歳から20歳前後の男の子には物凄く冷とぉてのぉ
「ほなはよ帰れ」と突き放すように言ったんじゃが
男の子は冬だというのに上着も着ておらんでのぉ
長袖のTシャツ1枚でカチカチと震えておったんで
優しいmasumiばあさんは忍びなくて、
手袋を貸してあげたんじゃ
昼飯を済ませてその話を聞いたばあさんは、「すっかり忘れておったのに。・・・そうかそうか...、ええ子に育ったんじゃねぇ~」といつまでも嬉しそうにしておったとさ。
*****
昨日、特約店の担当者がわざわざ請求書を持って来てくれた。
Sさん、それに上司の方も(?)
お心遣い、ありがとうございますm(_ _)m
今の3者店の高値販売やこのブログで書いていることが、元売と同じ“自分たちの利益を守るために秩序を盾にする行為”と同じに見られないだろうかー
海賊と呼ばれた男の解説(堺屋太一氏)で、“3つの「正義」の絡み合い”とありました。
●国際石油資本の唱える世界の秩序
●通産官僚やそれに融合する他の石油各社の主張する業界秩序
●主人公国岡鐡造ら国岡商会が掲げる、努力した者が報われる自由競争的発想
消費者には安値が絶対正義です。
護送船団方式には問題や弊害も多かったかも知れません。
でも、
現代の3者店は系列という立場に胡坐をかいているわけでも、業界の秩序を盾にしているわけでもないのです。
ましてや好きで高値販売をしているわけではない。
3者店は、元売りや2者店とは一線を画する存在です。
>努力した者が報われる
15年程前、ネットの掲示板で「赤信号皆で渡れば怖くない(系列店でも業転玉を取ろう)」と呼び掛けのような書き込みが始まりました。
(当店では電話1本で仕入れることが出来た業転玉でしたが)
「業転玉を仕入れない経営者は無能だ」「経営者として失格だ」などと掲示板に書かれました。
それから数年を経て市民権を得た業転玉は「仕入れの努力」と表現されるようになりました。
フルからセルフに店舗形態を変えた経営者は「採算の合わない客を切る努力」と表現されます。
販社や量販店は「収益を油外で上げる努力」をされています。
「何の努力もせずに文句ばかりの販売店は元売から見放されて当然だ」というような、当ブログへの批判的なコメントもありました。
石油組合の会長が「我々には業転以外に生き残る術はないのか」と公の場で発言し、業界紙でも「業転は命綱」と書かれるような業界環境の中で、
業転玉を仕入れずに経営を続けている3者店が、何の努力もしないで規制緩和後の18年間を生き残っていられるでしょうか。
大阪の販売店主さんは「報われないから」と今年廃業を決められました。
努力していなければそんな言葉は出て来ないでしょう。
以下は業界の掲示板に投稿されていたものです。
http://ss.1616bbs.com/bbs/ss_topic_pr_1930.html
[2029] RE:本家の書き込みをネタに本音トーク NO5 Name:大瀑 NEW! Date:2014/11/10(月) 20:15
俺も納得いかない。
所長さんも怒っている。
歴史の中で誰がこの流通を作ってきた柱なのか。
日本津々浦々の系列の方々たちが卸元を信じ協力してきた
お陰ではないのか。
俺は給料はタダ同然で365日営業している同業者を
何人も知っている。
そういう現実を知っているのに元売りの人間は偉そうに
「食わ(商売)せてやっているのだ」という態度を崩そうとはしない。
特にJXの社員はその傾向が強すぎる。
一回、支店長会議でも出てみたいものである。
社長がどのような系列処遇を指示しているのか
本音を聞きたいと思う。
平均年収が1000万円を超えることは悪いことではない
が、余りにも販売してくれている系列をないがしろに
しているのではありませんか。
PS
当店が業転玉を仕入れない理由
「化管法の絡みで元売に都度証明書を発行して貰わなければならない取引先がある」というのもありますが、
それより以前から(オイルショックを経験している)こうちゃんが言ってきたことは、
「万が一、又オイルショックのような事が起きれば先ず業者間転売ルートが止まる。系列であっても供給が絞られる。その時元売は前年度何%という形で玉(油)を絞ってくるだろう。だから、うちの店のお客さんのためにも系列100%でやっていかなあかんのや」
最近勢いのある 安値を謳い文句にしているPB店の中には「売り切れ」になったりする店もあるようですが、地域への燃料供給を使命感を持ってやっている3者店には信じられないことです。
「油を切らすことはできない」
阪神淡路大震災のとき、元売のローリーからの供給が途絶えた当店は一晩中自店の配達用ローリーを走らせて玉(油)を確保しました。
東日本大震災で、「業転ローリーは走っているのに系列ローリーは来ない」という現実に直面した3者店の気持ちを想像するとやりきれません。
「元売のマークを掲げていながら業転玉を仕入れるなんて、そんなお客さんを騙すようなことはできない」と、系列仕入れを貫いている方もあります。
高値の系列仕入れを貫いたがために、(高値販売で)客離れを起こし、廃業に至ってしまった店もあります。
それらのお店は、業転玉より常に10円高い(特約店より数円高い)仕入れの3者店です。
3者店より数円安く仕入れが出来ている特約店
その特約店(2者店)クラスの人間が幹部を占める石油組合が、「系列でも業転を仕入れて良いようにしてくれ」と要望し、
公取委・エネ庁の見解(要望)を受けて、元売も系列店が業転玉を仕入れることを容認することになりました。
(現実には3者店の他社買いには特約店からの圧力があるようですが、)
そしてまた今度は「利益が得られるようにしてくれ」と泣きついている。
あれ?おかしいな。
(主に)3者店に向かっては「自己責任」という言葉が使われてきたと思うのだけど?
・・・・・
全国のガソリンスタンド(SS)が1日4軒のペースで減少し、SS過疎地が年々増えていることを、皆様ご承知でしょうか。
このように始まる、参議院議員太田房江公式サイト「ふさえ姉さんの議員日記」の宮沢洋一経産大臣に要望書を提出(2014年10月24日)という記事ですが、
原因としては、長期間のデフレや、自動車の燃費向上等によってガソリン需要が減ったこと、消防法改正による地下タンク改修の義務づけ等によるコスト増など、ガソリンスタンドを巡る様々な環境変化があげられます。
どうして「仕切り格差」は書かれていないのでしょうか。
太田房江議員の記事だけではありません。他のニュースサイトのガソリンスタンド関連記事を見てもそうです。
「仕切り格差」というワードはどこにも使われていません。
・・・何故?
全石連会長が公の場で「現卸格差は中小SS生存不能」とハッキリ口にしているというのに!
ガソリンスタンドが倒産、廃業、減少する原因、理由は、仕入れ値の大きな格差です。
発見店値付けカードもです。一方的に決められた“数円”の給油代行手数料など、
適正利益を得ることが出来ないからです。
消費者の知らないところで、真面目な同業者が疲弊の末に姿を消していく。
(真面目な業者と組合的な業者は違います)
悔しくてなりません。
又、太田房江議員は
私は、以前から、全国のガソリンスタンドを廃業から救うための方策の一つとして「官公需の活用」を提案し、機会あるごとに発言してまいりました。
災害協定を結んでいる石油組合やそれに加入する中小石油販売業者が、災害時のみならず、平時においても安定した経営環境を維持するためには、官公需の受注機会の確保・増大が必要、と訴えてきたのです。
と書いておられます。
それは間違いではないと思いますが、
それによって廃業を免れる業者は限られると思います。
自治体によって官公需の供給態勢も様々です。
「入札」で業者を決めるところもあれば、「話し合いで単価を決めて、組合員の店を利用して貰う」というところもあります。
東日本大震災の際、「入札」でそれまで供給していた広域業者が連絡が取れなくなるなど役に立たず、組合を通じて地元業者に供給を頼ったという経緯から「官公需の活用」と訴えておられるのでしょうが、
官公需を請け負う(請け負える)業者はそれで助かるかも知れませんが・・・・
>「話し合いで単価を決めて、組合員の店を利用」
当市はこれです。(警察はまた別のようです)
単価を決める話し合いでは、安値店の看板価格を引き合いに出されて単価が決まるそうです。
業転玉を仕入れていない当店の仕入値では、そのような決められ方をした単価での供給は割に合わないときもあります。
官公需の受注は「ありがた迷惑」なのです。
また、(役得と理解しているので文句を言うつもりはありませんが、)“大口”は独占状態です。
太田房江議員の言う「官公需」も、特約店クラスには回っても、弱小3者店にまでは回らないんじゃないか、と思うのです。
それにー
仕切り格差など業界の歪みを知らない市民や県民はどう思うでしょう。
「税金を使うのだから安値店を選べ」と思うのではないでしょうか。
海賊と呼ばれた男
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海賊とよばれた男(下) (講談社文庫) |
クリエーター情報なし | |
講談社 |
若き日の国岡鐡造が目指した、中間搾取のない商い「大地域小売業」
そういえば出光のガソリンスタンドを経営していた友美さんも書いていたなぁ・・・
「昔は元売りから直接仕入れていた」って。
いつから特約店制度が導入されたんだろう?
大きくなりすぎて「中間」がないと管理し切れなくなったんだろうけど・・・
昔、業界紙にそういう記事がありましたよね?
元売はもう、販売店(3者店)の相手はしない、
3者店如き小さきものの相手は特約店(2者店)に任せる、
その特約店の相手をするのも面倒だから特約店も集約させて数を減らす計画だ、みたいな・・・
それはそうと、海賊と呼ばれた国岡鐡造は大した人物ですね。
これは小説だから脚色もあるんだろうけど、それでも、
一販売店から元売になったということだけで、とてつもなく凄い人物だったんだろうと思う。
主人公だけでなく、周りの人間もみんな凄い。
でも(^^;;;
海軍燃料タンク底の残油を浚う作業とか、2年の工程が必要な工事を10カ月で完成させるとか・・・
現代ならブラック扱いされるかも? (・・・それに...(汗) “袖の下”とか使っちゃってるしー)
読みながらこの記事↓を思い出しました(^^;
ディズニーランド「ブラック労働」をごまかすための“洗脳”人材教育
でもまぁ当人たちは酔いしれるほどの満足感を得て幸福だったんでしょう。
働いて、一番幸福になるのは、「誰かの役に立てた」と実感できたときですからね。
ガソリンスタンド業界と無縁の消費者でいた頃なら「消費者に安値で提供するために頑張った国岡鐡造は凄い、元売や官僚は自分たちの身を守ることばかりでけしからん」、という感想で終わるのでしょうが・・・
今の私は、この本を読まれた方に誤解されないかと心配です。
つづく