【2015総括シリーズ その八】
本年の総括、第8弾は「映画」俳優。
映画は映画監督のもの―ではあるけれど、監督の分身あるいは子どもとして、画面内でアクションを起こすのは俳優たち。
それが彼ら彼女らの仕事であり、よく考えたら日本でさかんに使われる「実力派俳優」という表現はおかしいというか、失礼なんだよね。
「個性派」なら分かるけど、「実力派」って!
実力ないものが「わんさか」存在していること前提って、間違った状態だもの。
だから、以下に挙げた10人の俳優たちのことを「実力派」なんて呼ばない。
間違いないのは、映画監督が期待する以上のパフォーマンスを見せて・魅せてくれたひとたちである。
(1)ジュリアン・ムーア
『アリスのままで』で、オスカー主演女優賞受賞。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/ba/2f2005404dc5ed802fe37c95d5f58091.jpg)
しかし、カンヌで主演女優賞を取った『マップ・トゥ・ザ・スターズ』を推したい。
ハリウッドセレブの放屁なんて、初めて耳にしたから。
(2)武田梨奈…トップ画像
瓦割りの空手少女から卒業、親の借金返済のために風俗に売り飛ばされる女子高生を演じた『木屋町DARUMA』のほかにも話題作に次々と出演、いま最も「のびしろ」のある若手だと思う。
(3)永瀬正敏
河瀬直美の『あん』に出演。
彼の存在そのものが、この物語に普遍性を与えている。
(4)安藤サクラ
『百円の恋』『0.5ミリ』など、近年の尖った日本映画には必ず彼女の名前がある。
だから彼女を追いかけていれば、日本映画の最先端を知ることが出来るのだ。
(5)エマ・ストーン
今年、「急に」よくなったハリウッドの若手女優。
あの「大きな瞳」にやられてしまった男子も多いことだろう。
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』は、彼女の動きを眺めているだけで飽きないし、ずっとこの物語に触れていたいと思わせるほどの魅力があった。
(6)塚本晋也
監督としての塚本は自分にとっての「神」のひとりだが、10年の歳月を経て完成にまで漕ぎ着けた新作『野火』の演技も素晴らしかった。
そして来年は、スコセッシの『沈黙』が公開。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/32/6a6abc6603eff6d9adc8adbe31d6e256.jpg)
塚本は、俳優として参加しているのでR!!
(7)二階堂ふみ
インディペンデントをこよなく愛する彼女は、しばらく作家主義の映画監督たちの女神ちゃん―そう、「さま」ではない―であり続けることだろう。
今年は『ジヌよさらば』で、パンツも見せてくれたし笑
(8)ハリソン・フォード
自家用飛行機で事故を起こしたが、軽傷? で済んだことに安堵。
『スターウォーズ』が完結する前に死んでしまっては、絶対にダメなひとだから。
(9)杉咲花
『トイレのピエタ』で女優開眼。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/f1/ed6cfd769d02797858bb5c1a4e093f75.jpg)
こういう感じの子が周囲に居たら、絶対に口説いてます。
(10)リリー・フランキー
本業(イラストレーター)のほうで尊敬するひとだが、『野火』といい『恋人たち』といい、ほんとうによい仕事をするマルチなアーティストだと思う。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『面白がれるもの、面白がれないもの』
本年の総括、第8弾は「映画」俳優。
映画は映画監督のもの―ではあるけれど、監督の分身あるいは子どもとして、画面内でアクションを起こすのは俳優たち。
それが彼ら彼女らの仕事であり、よく考えたら日本でさかんに使われる「実力派俳優」という表現はおかしいというか、失礼なんだよね。
「個性派」なら分かるけど、「実力派」って!
実力ないものが「わんさか」存在していること前提って、間違った状態だもの。
だから、以下に挙げた10人の俳優たちのことを「実力派」なんて呼ばない。
間違いないのは、映画監督が期待する以上のパフォーマンスを見せて・魅せてくれたひとたちである。
(1)ジュリアン・ムーア
『アリスのままで』で、オスカー主演女優賞受賞。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/ba/2f2005404dc5ed802fe37c95d5f58091.jpg)
しかし、カンヌで主演女優賞を取った『マップ・トゥ・ザ・スターズ』を推したい。
ハリウッドセレブの放屁なんて、初めて耳にしたから。
(2)武田梨奈…トップ画像
瓦割りの空手少女から卒業、親の借金返済のために風俗に売り飛ばされる女子高生を演じた『木屋町DARUMA』のほかにも話題作に次々と出演、いま最も「のびしろ」のある若手だと思う。
(3)永瀬正敏
河瀬直美の『あん』に出演。
彼の存在そのものが、この物語に普遍性を与えている。
(4)安藤サクラ
『百円の恋』『0.5ミリ』など、近年の尖った日本映画には必ず彼女の名前がある。
だから彼女を追いかけていれば、日本映画の最先端を知ることが出来るのだ。
(5)エマ・ストーン
今年、「急に」よくなったハリウッドの若手女優。
あの「大きな瞳」にやられてしまった男子も多いことだろう。
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』は、彼女の動きを眺めているだけで飽きないし、ずっとこの物語に触れていたいと思わせるほどの魅力があった。
(6)塚本晋也
監督としての塚本は自分にとっての「神」のひとりだが、10年の歳月を経て完成にまで漕ぎ着けた新作『野火』の演技も素晴らしかった。
そして来年は、スコセッシの『沈黙』が公開。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/32/6a6abc6603eff6d9adc8adbe31d6e256.jpg)
塚本は、俳優として参加しているのでR!!
(7)二階堂ふみ
インディペンデントをこよなく愛する彼女は、しばらく作家主義の映画監督たちの女神ちゃん―そう、「さま」ではない―であり続けることだろう。
今年は『ジヌよさらば』で、パンツも見せてくれたし笑
(8)ハリソン・フォード
自家用飛行機で事故を起こしたが、軽傷? で済んだことに安堵。
『スターウォーズ』が完結する前に死んでしまっては、絶対にダメなひとだから。
(9)杉咲花
『トイレのピエタ』で女優開眼。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/f1/ed6cfd769d02797858bb5c1a4e093f75.jpg)
こういう感じの子が周囲に居たら、絶対に口説いてます。
(10)リリー・フランキー
本業(イラストレーター)のほうで尊敬するひとだが、『野火』といい『恋人たち』といい、ほんとうによい仕事をするマルチなアーティストだと思う。
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明日のコラムは・・・
『面白がれるもの、面白がれないもの』