るぱーとぱぷ「きん」→「きん」じし
毎年8月末~9月頭に開催されるベネチア国際映画祭は、カンヌ・ベルリンと並んで世界三大映画祭のひとつとして有名。
大雑把に色分けすれば・・・
カンヌは作家性の強い作品、ベルリンは社会性の強い作品、そしてベネチアは(カンヌ・ベルリンに比べれば)娯楽映画に理解を示してくれる・・・そんな感じ?
ちなみに東京国際映画祭は、世界的にみて「ぜんぜん知られていない」。
思い切って、振り切っちゃえばいいのにね。
たとえば山形の国際ドキュメンタリー映画祭は世界的にも有名なわけですよ、だから「バカ映画を集める」とか「18禁映画をメインとする」とか、そのくらいアクが強くないと!!
さて本年のベネチアは今週水曜日から開催、
審査委員長は俳優のイザベル・ユペールが務めます。
主なコンペ出品作は・・・
スペインのペドロ・アルモドバル、
ブラジルのウォルター・サレス、
アルゼンチンのルイス・オルテガ・・・
らの新作に加え、きのう取り上げた『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』も参戦する。
オープニング上映はティム・バートンの『ビートルジュース ビートルジュース』だし、ねっ、カンヌとかに比べ娯楽映画にやさしいでしょ^^
日本からはコンペ外として、いつの間にか撮っていた北野武の『Broken Rage』、そして黒沢清の『Cloud クラウド』が出品される。
近年では宮崎爺、濱口竜介らがコンペで受賞を果たした…が。
がが。
ががが!
それよか評価されるべきことが!!
塚本晋也監督は、この映画祭で「しゅっちゅう」審査員のひとりを務めているということ。
日本のメディア、ちゃんと報じようぜ^^
さて。
最高賞のグランプリは「金獅子」と呼ばれるトロフィーが贈られるが、80年の歴史を数えるこの映画祭の金獅子作のなかから「個人的5傑」を挙げてみましょう。
『羅生門』(51)
関係者も含めて「受賞を期待していなかった」というし、逆輸入的な評価を辿った黒澤の歴史的名作。
「敗戦に打ちひしがれた日本国民に、希望を与えた」とされているが、正直ほんとう??とは思う。
大好きな映画だけれど、大衆性みたいなものは皆無だった気がするんだよね。
『去年マリエンバートで』(61)
物語は、「あって・ないようなもの」。
でも不思議と飽きない。
その実験性において、本来であればカンヌ受賞こそ相応しかった、、、のかもしれない。
『悲情城市』(89)
全世界が、台湾映画を「発見」した記念碑的作品。
『ショート・カッツ』(93)
ロバート・アルトマンの最高傑作。
みんな愚かで、いとおしい。
『HANA-BI』(97)
北野映画で初めて、満員御礼を経験した。
感慨深かったな…。
次回のしりとりは・・
きんじ「し」→「し」ろうと。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『スプレー3缶、まぁ標準かな(^^;)』
毎年8月末~9月頭に開催されるベネチア国際映画祭は、カンヌ・ベルリンと並んで世界三大映画祭のひとつとして有名。
大雑把に色分けすれば・・・
カンヌは作家性の強い作品、ベルリンは社会性の強い作品、そしてベネチアは(カンヌ・ベルリンに比べれば)娯楽映画に理解を示してくれる・・・そんな感じ?
ちなみに東京国際映画祭は、世界的にみて「ぜんぜん知られていない」。
思い切って、振り切っちゃえばいいのにね。
たとえば山形の国際ドキュメンタリー映画祭は世界的にも有名なわけですよ、だから「バカ映画を集める」とか「18禁映画をメインとする」とか、そのくらいアクが強くないと!!
さて本年のベネチアは今週水曜日から開催、
審査委員長は俳優のイザベル・ユペールが務めます。
主なコンペ出品作は・・・
スペインのペドロ・アルモドバル、
ブラジルのウォルター・サレス、
アルゼンチンのルイス・オルテガ・・・
らの新作に加え、きのう取り上げた『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』も参戦する。
オープニング上映はティム・バートンの『ビートルジュース ビートルジュース』だし、ねっ、カンヌとかに比べ娯楽映画にやさしいでしょ^^
日本からはコンペ外として、いつの間にか撮っていた北野武の『Broken Rage』、そして黒沢清の『Cloud クラウド』が出品される。
近年では宮崎爺、濱口竜介らがコンペで受賞を果たした…が。
がが。
ががが!
それよか評価されるべきことが!!
塚本晋也監督は、この映画祭で「しゅっちゅう」審査員のひとりを務めているということ。
日本のメディア、ちゃんと報じようぜ^^
さて。
最高賞のグランプリは「金獅子」と呼ばれるトロフィーが贈られるが、80年の歴史を数えるこの映画祭の金獅子作のなかから「個人的5傑」を挙げてみましょう。
『羅生門』(51)
関係者も含めて「受賞を期待していなかった」というし、逆輸入的な評価を辿った黒澤の歴史的名作。
「敗戦に打ちひしがれた日本国民に、希望を与えた」とされているが、正直ほんとう??とは思う。
大好きな映画だけれど、大衆性みたいなものは皆無だった気がするんだよね。
『去年マリエンバートで』(61)
物語は、「あって・ないようなもの」。
でも不思議と飽きない。
その実験性において、本来であればカンヌ受賞こそ相応しかった、、、のかもしれない。
『悲情城市』(89)
全世界が、台湾映画を「発見」した記念碑的作品。
『ショート・カッツ』(93)
ロバート・アルトマンの最高傑作。
みんな愚かで、いとおしい。
『HANA-BI』(97)
北野映画で初めて、満員御礼を経験した。
感慨深かったな…。
次回のしりとりは・・
きんじ「し」→「し」ろうと。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『スプレー3缶、まぁ標準かな(^^;)』