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にっぽん女優列伝(7)浅野温子

2017-04-11 00:10:00 | コラム
61年3月4日生まれ・56歳
東京出身

公式ブログ…花の写真が多いですね


浅野温子(あさの・あつこ)さんといえば、一昔前も現在も『あぶない刑事』シリーズ(86~89、日本テレビ)で演じた「真山薫」役かもしれませんが、
自分の世代、とくに男子にとっては、『陽暉楼』(83)の「珠子」役のほうがインパクトがあったのではないでしょうか。

これね、これ。




「真山薫」も、ある意味では「おんな」を強調したキャラクターではありましたが、「珠子」に比べれば、女子高生と風俗嬢くらいの差がありますもの。

ガキには強度の強い、強烈な色香を感じさせる熱演でした。





80年代後半は「W浅野」と評され、浅野ゆう子とともに、主にテレビドラマの世界で活躍。

芸歴の割には映画キャリアは少なめ、けれどもデビューから数年の映画出演作はどれも忘れ難く、もっとスクリーンでの演技を拝みたいですね。

ちなみに自分は、ゆう子と温子だったら、後者派です。

<経歴>

長男は、NHKアナウンサーの魚住優。




中学生のころ、オーディションに合格し、山口百恵の『エデンの海』(76)で映画俳優デビューを飾る。

翌年、 若松孝二×松田英子の『聖母観音大菩薩』(77)で清冽なヌードを披露する。
まだ16歳でした。

温子さんは身体をさらけ出すことに対し積極的? で、『スローなブギにしてくれ』(81)でも拝ませてくれて? いますし、
べつに助平心とかではなく、これぞ映画女優! だと思うんです、ほんとうに。

渡部ちゃんと佐々木希の結婚はめでたいですし、羨ましいのですが、『風俗行ったら人生変わったwww』(2013)で風俗嬢を演じたにも関わらず、脱がなかった希ちゃんは、なんだかな~、、、と思ったのでありました。


物語は無茶でも、少女・温子は可憐だった『高校大パニック』(78)、
『さらば映画の友よ インディアンサマー』(79)、『ねらわれた学園』(81)、『化石の荒野』(82)、『汚れた英雄』(82)、
前述した『陽暉楼』に『薄化粧』(85)、
『姉妹坂』(85)、『チェッカーズ SONG FOR USA』(86)、『幕末青春グラフィティ Ronin 坂本竜馬』(86)。

このあたりまでは「映画女優」していたのですが、『あぶない刑事』が当たってからはテレビドラマでの活躍が多くなっていきます。

スクリーンに登場したといっても・・・

『あぶない刑事』(87)
『またまたあぶない刑事』(88)
『もっともあぶない刑事』(89)
『あぶない刑事リターンズ』(96)
『あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIE』(98)
『まだまだあぶない刑事』(2005)
『さらば あぶない刑事』(2016)

・・・こういう感じですもの。

このシリーズ以外の、映画の近作は2008年の『赤んぼ少女』。


うん、やっぱりちょっと、もったいない気がします。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(8)麻生久美子』
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3 コメント

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女優さんを こんなに長く (夢見)
2017-04-11 09:28:52
続ける雰囲気は 若い頃にはありませんでしたがー

続いているなーって印象です

W浅野って言われた時代も遠くなりました
返信する
こんばんわ~(*^。^*) (ゆみ)
2017-04-11 20:51:09
浅野温子と言えば私の時代は武田鉄矢と共演した「101回のプロポーズ」です。
名セリフ~「僕は死にましぇん。僕は死にましぇん! あなたが好きだから」は日本中で有名になりました。

性格はさばさばした人に見えますが・・・・・
返信する
高校大パニック (oyajisann)
2017-04-11 23:08:56
「[数学できんがなんで悪いとや」のキャッチコピー
今でも覚えております。
旦那さんはコピーライターって知ってましたが息子
さんもう社会人ですか・・・。
返信する

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