maruの下手の横好き写真とつぶやき
写真を撮ったり、音楽(クラシック・ロック)をよく聴き、読書は古典(主に哲学中心)がメインです。全体主義社会の動きに警戒。
 



スピノザが言う、理性で物事を考える事や、
感情や同情に乗っかって物事を考える事との比較。
これが頭のなかで繰り返される毎日です。

寄付をする人は、恐らく同情もさることながら、
なにかしらの罪悪感を持っていると思います。
でも、歴史を振り返ったり、見える事、聞こえる事以外にも
注意を向けたりする余裕があるうちに、それをやるべきではないか・・・

どちらか一方を悪者とし、
自分や、自国がその対極にあるという宣伝。
それが正義だという宣伝。
悲惨な事を起こすのは、悪の側だけという宣伝。
自分たち、自国の行いは、それを正すものという宣伝。

こういう言説だけが盛んに世の中をぐるぐる回り、
世界中(西側諸国)をめぐり、煽られた感情が支配する。
もちろん、相手側も、こちら側を悪者として宣伝する。
感情も連鎖反応していきます。そのうち、ロシアと聞いただけで
怒りがわいてくる人も、出てくるでしょう。(既にいるか・・・)
こうやって戦争は広がる。
この事を想像している人は、どれだけいるのでしょうか?

いつかこの流れも終わるだろうとか思っているだけでは終わらない。
寄付金おくっても、終わらない。
終わらせようという意思が働かない限り、終わらない。
自分に出来る事をするだけというのは正しいのだけれど、
何が出来るのか・・・?

行為だけができる事なのか?・・・違うと思います。
色々調べたり、本を読んだり、勉強するという事が必要なのでは?
そういう時、哲学や思想の古典的名著は役立ちます。
批判を恐れず敢えて言うと、
寄付金だして、少し罪悪感は減るでしょうが、
それでは解決には近づかないと思います。
ただ、本にも色々あるので注意は要ります。なので、色々な意見を聞く必要があります。
ネットで陰謀論系でないサイトをみるとかでも違います。
これが出来るのは、日本にいるからです。
平和の日本にいる罪悪感を感じるのではなく、その利点を活かすべきです。

確かに、何かしたいという思いは大切なのですが、
それだけで思考停止しているなら、ダメだという事。
考えるという事、ただ単に可哀そうとかいう感情レベルではなく、
物事の本質は何なのか?
ロ・ウ双方の言い分は?
アメリカの言い分は?
それまで何してきた?
そして、どうなった?
を思考する事だって大事です。
それが出来るのは、戦闘行為に巻き込まれていないうちだけです。
当事者意識を持てと言うのも分かりますが、
当事者でないから出来る事もあります。そしてそれは貴重です。
いまのメディア、その逆をやってますので要注意。
メディアからの情報を受け身でとらえるだけで良いのか?
もう少し能動的に動いても良いのではないか?という事です。

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