僕らはみんな生きている♪

生きているから顔がある。花や葉っぱ、酒の肴と独り呑み、ぼっち飯料理、なんちゃって小説みたいなもの…

冬のホームレスに

2019年01月15日 | 何でも掲示板

 

 

 

 

マイムがよく行く施設の開所時間前

あちこちで見かける男が並んでいた

 

この人はホームレスだ

自転車に家財道具一式(スーパー袋に詰め込んだもの沢山)をぶら下げて

人通りの無いフェンスの脇に止めているのを知っている

 

この町内のあちこちでよく見かける

やせ細っていないので、食料はちゃんと確保しているのだろう

夏場は近づいただけで結構臭うが、今日はそれほどでも無かった

 

目が合った…

 

会話したことは無いが、何度も合っているから多分お互いに顔は知っているのだと思う

寒くて手を入れていたポケットに飴があった、3個あった

1個あげようとふと思ったのだが

ツンツンと腕をつついて、飴なめる?といいつつ

3個とも差し出した

 

男はじろっとマイムを見て

無言で受け取った

 

別にありがとうとか期待していた訳では無いが

にっこりぐらいしてもいいんじゃないか、と思った

でも、その後の行動を見て

何とも言えない気持ちになった

 

男は3個の飴を全部すぐに口に入れて、ガリガリと食った

 

飴の甘さをゆっくり楽しむ余裕は無いのだと思った

 

男はこの施設にたびたびやってくる

ここはエアコンが普通に働いていて、夏場は涼しく冬は暖かい

 

石油ストーブを燃やし続けて給油する度に

灯油の値段がちょっと下がったとか

やっぱ敷き毛布が無いと眠れないとか言っている夜

 

この人はどこでどうやって過ごしているのだろうか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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