一昨日の台風の後のブロック塀の隅っこに
「とくさ」が勢いよく伸びていた
とくさ は 漢字では「木賊」とか「砥草」などと書くらしい
根っこで増えるので、ほっておくと際限なく増えていく
まぁ雑草と言ってもいいのだけれど
日本庭園の石垣の間とか
ちょっとお洒落な鉢植えなんかでたまに見かける
見ようによってはなかなか風情のある植物ではある
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/37/cc0aded1d29c69719587cada590c3889.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/dd/caff1f87521b3440fba78891fa8bc81a.jpg)
つくしんぼ みたいにいくつかの節があり
引っ張るとそこからちぎれる
ストローのように中は空洞で、回りはザラザラしている
手にとってよく見ると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/85/8b3bc0570132a8ea5de2d758bc90ec78.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/8e/7570748a7dc4b0a78b150d7082391080.jpg)
硬い表皮が筋になっている
昔はこれが紙やすりの代わりに使われていたのだそうだ
今でもこだわりの木工品や調度品を磨くのに使われているらしい
弓道の稽古の時に面白いことを耳にした
写真にある鹿革製のグローブのことを 弽(ゆがけ)といいますが
使っている内に黒ずんで汚れてくる
汚れもまぁ年季が入ってると見れば、そう悪い物でも無いのですが
気になる人はこれを落としたい
今は「砂消しゴム」でゴシゴシやるらしいのですが
本来なら、この砥草でやると良いのだそうだ
本物の竹製の矢(1本2万円超)や弓の仕上げ磨きには
今でも使われているらしい
それを聞いて「あっそれって家にありま~す」って手を上げた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/bc/e189b4f6b27b3e47e315b9c6cf498bf3.jpg)
面倒な雑草が、一気に貴重な本物へと価値の再発見と遂げたのだ
今度の稽古日に持っていって 売りまくろう 配布してみよう。。