
もうずっと前だけど、何とか流星群が来て、いっぱい流れ星が見えるからっていう日があった。ニュースで何日か前からやってたからみんな楽しみにして、夜一緒に見たんだ。
「誰が一番沢山見つけるか競争だぞ。」お父さんが言った。寒かったけど我慢して星が流れるのをずっと待っていた時、
「星っていっぱいあるでしょう、いくつあるか知ってる?」空を見上げたままで星見ちゃんが言った。
「知らないけど百万個くらい?」
「ううん、もっといっぱい、無量大数。」
「なにそれ。」
「あのね、うーちゃん、一億って知ってる?」
「うん、聞いたことある。お父さんがこの前買ってきた宝くじ見せて、一億円だって言ってた。」
「その上が一兆、その上が一京、その上がガイで、ジョ、ジョウ、コウ、カン、えーっといろいろあって、ナユタ、不可思議、無量大数なの。」
「へーえ、なにそれ。」
難しすぎるよって思った。
「うーちゃんもそのうちお勉強すればわかるよ。」 つづく
「誰が一番沢山見つけるか競争だぞ。」お父さんが言った。寒かったけど我慢して星が流れるのをずっと待っていた時、
「星っていっぱいあるでしょう、いくつあるか知ってる?」空を見上げたままで星見ちゃんが言った。
「知らないけど百万個くらい?」
「ううん、もっといっぱい、無量大数。」
「なにそれ。」
「あのね、うーちゃん、一億って知ってる?」
「うん、聞いたことある。お父さんがこの前買ってきた宝くじ見せて、一億円だって言ってた。」
「その上が一兆、その上が一京、その上がガイで、ジョ、ジョウ、コウ、カン、えーっといろいろあって、ナユタ、不可思議、無量大数なの。」
「へーえ、なにそれ。」
難しすぎるよって思った。
「うーちゃんもそのうちお勉強すればわかるよ。」 つづく