21日 メットライフドーム
日本ハム 12-2 西 武
主砲の一発が勝利呼ぶ
日本ハムは3本塁打を含む15安打12点と西武の山賊打線のお株を奪う猛攻で開幕カード2勝1敗と勝ち越した。
二回に4番中田が西武与座の直球を右中間へチーム初本塁打で1点リード、四回に太田が甘く入った変化球をバックスクーリン横に運び、七回には清水本塁打を浴びせた。
先発杉浦は序盤から制球に苦しみ二回、四回と満塁のピンチを迎えたが、何とか踏ん張って四回を96球、20打数4安打、三振5、四球5、無失点に抑えた。
今季、中田はひと味違う。開幕3連戦ではチームでただ1人、3試合連続安打。20日に続く勝利打点もたたき出した。開幕に合わせる勝負強さは、さすがだ。
試合後栗山監督は並行一番「今日はもう全て翔。何も聞かなくていいよ」。最大限の賛辞を贈った。
中田翔は「西武は本当にすごいチームですから、そのすごいチームに勝ち越せたのは、いいスタートを切れたと思う」と。
先発杉浦は級数がかさみ勝利投手の権利を得られる5回に届かなかったが、「内容に良いところがなく、リードした状態を保てたのが唯一の救い」と反省した。
日本ハムは23日からの敵地楽天生命パークで楽天6連戦に挑む。