爺のつぶやき

石狩川のほとりに住む田舎の爺です。見たり聞いたり、その日の出来事などをつづっています。

菅首相が退陣へ

2021-09-04 19:42:17 | つぶやき
民信なくば立たず



9月3日、正午直前に自民党臨時役員会がありそこで、菅義偉首相(自民党総裁)が自民党総裁選に出馬しないと言明したとニュースが流れた。

「民信なくば立たず」という言葉があるが、政治は国民の信頼なくして成り立つものではない。ついに菅首相は政権運営にいきずまってさじを投げた。
 
菅内閣の発足時の支持率は62%であったが、月日が経つにつれて低下して今年8月にはANN世論調査では25・8%と、見るも無残な数字となった。

支持率が急速に低下した一つは、コロナ対策で対応のまずさもあるが、官僚の原稿を棒読みして、自分の言葉で語らず国民の心に響かなかったことである。

新型コロナウイルスは官僚のように政治家を忖度しない。対策がまずければ感染者数という人命に直結する数字が表れて政権の対応が厳しく問われる。

尾身会長など感染拡大を危惧する専門家会議の提言も聞き置くだけで、菅政権の緊急事態宣言の発令などはこれまで後手後手で右往左往していた。

菅首相は「自分の言葉でしゃべらず」これまで記者の質問には正面から答えず。野党などの追及にも「「その指摘は当たらない」などとかわしていた。
これでは信頼もなくなるのは当たりまえのこと。

今回、菅首相は前日まで総裁選で再選を目指していたが、解散権もつぶされ、人事もうまくいかず。アフガン撤退の外交不手際も重なりついには、打つ手もなくなってしまった。 

これから自民党は後継争いに奔走するだろう。だが、しかし、コロナ禍によって国民の不満は蓄積されている。1日でも早く後任総裁を決め、信頼される政治を取り戻してほしい。


コメント (2)
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