リョウの近況

筆不精のリョウが親・子・兄弟・親戚・友人・知人・幼なじみ達と彼らの友人達にお届けする究極のエコ便りです。

安全セミナーに出席

2017-11-06 17:51:14 | NZにて
ハロー!

11月4日(土)友人に誘われてオークランド警察による安全セミナーに行ってきました。
警察が学校やそれぞれのコミュニティー(地域社会・共同体)を回って安全に生活するために犯罪から自分や周りの人を守るためにはどうすればよいかについて定期的にセミナー(講習会)を開いているそうです。
今回のテーマは「性犯罪について」です。

会場は日本語補習校。それは郊外にあって家から電車と徒歩で30~40分くらいの所です。
その辺には行った事がなかったし毎日暇であることと日本語の通訳も付くとのことなので安心して行ってきました。

補習校はワン・ツゥリー・ヒル・カレッジの敷地の中にありました。大きな敷地の中のグランドは自然の芝生で周りは樹々に囲まれた環境です。

警察からは日本人の警察官と日系人の女性警察官と性犯罪専門の女性スタッフの3人です。
自己紹介などが終わってさて本題と言う時、急に非常ベルが鳴り全員外に一時避難しました(誤作動じゃないの~のつぶやき多し)、しばらくしても何も無いようなので部屋に入って再開するとまたもや非常ベルで外に出ました。(苦笑している人が多くそれ程普段から誤作動?が多い)

気を取り直して再開しましたが時間が無くなって来たので通訳はなくても良いか? どうしても必要な人は挙手を の問いかけに手を挙げたのは1人でした。私は迷っている間に「では通訳なしでやります」と宣言され焦りました。手を挙げた人には一緒に来た娘さんが通訳をしていました。


この国での性犯罪は人種に関係ないばかりではなく様々な年齢、女性だけではなく男性も性犯罪の対象になっているとのことです。高齢者でも被害にあっているとのことで驚き!

2012年の統計では16歳未満の女性の5人に1人、男性の10人に1人が被害にあっているそうです。
またその内3人に1人は身内からの性的虐待とのことです。

またほとんどの人は顔見知り(初めてあった人も含む)の犯行で検挙率は高いそうです。

アジア系の人は被害にあっても口に出すことが恥ずかしいと思い自分の内に秘めてしまう人が多いので次の犯行を助長する。その為信頼のおける人に相談してほしい。

相談をされた人はまず被害者側に立って考え、被害者の意志があれば警察に届ける。
迷っている人には警察は被害者を優先してサポートしてくれることを伝えて欲しいがあくまでも本人の意志を尊重すること。

シャワー、トイレ、着替えなどはしない方が望ましいがこれも本人の意志を優先すること。

警察に届けた後医者に行ってもらうこともあるが強制はしないとのことです。

警察には性犯罪のチームが組まれていて女性もいるし言葉の問題があってもサポートするので安心して欲しい。

事件後本人の希望で日本に帰っても日本の警察と連携して最善策を考える。
犯人を逮捕した時は日本に帰っていても本人に報告をする。
再度NZに渡航したい時は航空券や滞在費はNZが持つ。(これは裁判の為の時だけなのか普通に旅行をする時でも良いのかは聞きそびれました)

被害にあわないためには過度な飲酒は避け顔見知りだからと安心しないように。
また服装や毅然とした態度も大事な事とのことです。

NZ警察の昔は犯人検挙第一主義だったが現在は被害者第一主義に考え方が変わったので安心して届けて欲しいとの事でした。

また何故お年寄りも被害に遭うのかというとNZ警察の刑務所は待遇が良いので衣食住が満たされるという事で窃盗などと共に性的暴行も微罪と考え刑務所に入りたいと思う人も多いそうです。(この問題は現在日本も同じと以前聞いたことがあります)


今回のセミナー2時間はテーマもわかっていたので自分では比較的理解しやすかったと思いました。
勿論初めて聞く単語や意味を忘れている単語もありましたが少し英語の勉強になったと思いました。
しか~し、2時間集中して耳を傾けることは辛かったです。途中すっぽりと聞いていなかった部分もありました(笑) 
特に統計の数字や%を言われるとついていけませんでした。たかが数字なのですが・・・(苦笑)