リョウの近況

筆不精のリョウが親・子・兄弟・親戚・友人・知人・幼なじみ達と彼らの友人達にお届けする究極のエコ便りです。

私の公園デビュー

2013-04-23 11:17:22 | その他
ボンジュール!

先週の月曜日(15日)に久しぶりに散歩に出かけました。
アパートを出たところの交差点で工事車両に出くわしそれを目にしたしょうくんは「公園はいやや~」と言うので住宅街を散歩しました。
いつも車で通る道でもしょうくんには新しい発見ばかりです。中地下の窓がちょうど彼の目線になります。「これは何?、これは何?」の連発です。
住宅街を抜けてしばらく行くと「SUBARU」のショウルームがありました。新車が2台置いてあります。彼はガラス越しに食い入るように見つめていました。家(店)の中に大きな車が2つあるのを不思議そうに思っているので私は「ここは車を売ってるお店よ。これは日本の車で新しいのが出たので買ってくださいって置いてあるのよ~」と言ったのがいけなかった。彼は店の中に入ると言ってききません。中に人影がなかったのを幸いに今日はお休みだと言ってそこから離れようとすると泣き出してしまいました。この車を買ってと言うのです。お金がないと言っても娘から買い物を頼まれお金を預かったのを見ていたのでバックの中にあると言いいます。午後のお昼寝の時間も過ぎ眠いのもあって大泣きです。「最後は大きくて持って帰れないので今度パパと一緒に来て買おうね」と言って納得させました。

住宅街を一回りして公園に行きました。前回来たときは花や木もまだ眠っているようでしたが中に入ると花がいっぱい咲いていました。木々の芽もしっかり膨らんでいます。桜も前日からの陽気で開花したようです。カメラを持参しなかったことを後悔しました。
花の咲いている方に自然と足が進みます。
ちょっと小高いところに行くとしょうくんが坂の下に滑り台を見つけました。以前遊んだことがあるようです。一人でトコトコ走って行きます。私はひやひやしながら後を追っかけました。

そこはこじんまりした一角で芝生の中に石でできた動物のオブジェと滑り台がありました。
しかしそのオブジェが目に入らないくらいベビーカーとおかあさんと小さな子供たちがたくさんいました。ご近所の若いママ友さんたちのようです。聞こえてくるのはフランス語だけ。英語は全く聞こえません。
私はちょっと場違いなところに来たような感じでした。あちこちで私と同じように孫を連れたお年寄りはたくさん見かけるのですがここにはそんな人はいません。若いママさんたちばかりです。
私はフランス語はほとんどできません。(英語もですが) 声をかけられないようにお母さんたちとはできるだけ目を合わせないようにしていました。

滑り台は5~6才くらいの子供たち3人が独占して遊んでいます。しょうくんは笑顔いっぱいで上に上がったのに大きいお兄ちゃんたちの素早い動きや大声にびくびくしながら片隅で固まってしまいました。そのうち一人の子供がしょうくんの前で留まってじっと彼を見つめています。私はその子に「ボンジュール?」と声をかけました。すると彼は以外にも「僕はアンディーだけどこの子の名前は?」と聞いてきました。(かろうじてわかる範囲のフランス語)名前を教えると直ぐまた遊びに戻りました。
悪い子たちではなさそうです。しょうくんに滑っていいよと促すとまた笑顔が戻ってきました。行動の遅い子が一人入ったことでじれったくなったのかお兄ちゃんたちはどこかに行ってしまいました。するとすかさず1~2才くらいの子供たちが一斉にこの滑り台で遊び始めました。みんな待っていたんですね。お兄ちゃんたちが居なくなるのを。
お母さんたちも子供と一緒に滑り台の周りに来ました。時々懐かしい言葉(単語)が耳に入りますが会話は全くわかりません。
私やしょうくんにかけられる言葉は「アトンション(気を付けて)」と「エクスキューゼ モア(エクスキューズ ミー)」だけでした。
そして帰るときにはしょうくんの「オーヴァー(さようなら)」につられて私も「オーヴァー」と手を振って帰ってきました。

まさか自分が異国で「公園デビュー」をするとは思ってもいませんでしたが公園デビューできないお母さんたちが居るということを週刊誌か何かで読んだような気がします。今何となくその気持ちがわかるような気がしています。みんなの視線を感じ自分が場違いなところにいるのではないかと思う気持ち。でもそれは自分がそう思っているだけで他人はそんなこと何とも思っていないということもわかります。必要なのはほんの少しの勇気だけだと思います。






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6 コメント

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頑張っていますね (宮崎の恵子)
2013-04-23 11:38:02
「車を買って~」と言われて「お父さんと叉買いにこようネ」と言ったのはどうでしょう。子供って覚えているから期待させちゃいけません。そんな時は「お父さんに買っていいか相談しないとね・・」と言ったらどうでしょう。

滑り台ってどこの国でも人気あるんですね。若いママさん達の輝いているオーラを感じます。男の子は瞬時に駆け出したりするので体力要ります。大変でしょうが楽しそうで羨ましいですよ。
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宮崎の恵子さん (リョウ)
2013-04-24 08:07:53
確かにおっしゃる通り覚えていました。週末買い物に行ったとき同じような店の前で信号停車しました。すると「あっ!大きい車のお店、しょ~け(自分の名前)買う」と言って指差していました。
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まご (さー)
2013-04-24 16:35:02
子育て 孫育て 頑張っているわね
やっぱりリョウさんは勇気もあって すごいよ
しょう君のご家族も、みなさんが今最高にお幸せね

今日もお散歩に行けたかしら?
子供は本当に滑り台が好きですよね~

春休み 私も孫を連れて市民公園へ・・・大きな滑り台から
親子や兄弟が一緒になって滑ってくる姿はほほえましく 
見ている私もハッピーになりましたもの

そちらの気候はいかがですか
お身体に気を付けて あと一頑張りしてくださ~い
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さーちゃん (リョウ)
2013-04-25 08:53:15
春休みはさーちゃんもお孫さんと一緒でハッピーでしたね。今日(既に昨日ですが)も散歩に行ってきましたよ。公園の中の林で探検。てんとう虫を見つけ嬉しそうな顔で大はしゃぎでした。
作日はとても暑かったです。半袖で十分でした。
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公園デビュー (東京の鷲)
2013-05-06 22:08:27
いや~子供は遊び場があれば国も関係なく遊びにいけますけどね、大人になると何だか視線を気にするようになるんですね。
子供は言葉がわからなくても、全く問題ないですからね。
<私の経験談>
毎日楽しそうで羨ましいです。
最近も特に変わったことも無く、毎日淡々と過ごしている感じです。
楽しい時間はアッと言う間に終わってしまいますからね。
毎日楽しんでください。
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東京の鷲さん (リョウ)
2013-05-07 08:38:52
子供は無邪気で本当にかわいいですよ。30数年前を思い出します。
この年になって短期とはいえスイスで孫と一緒に遊べるなんて嬉しい限りです。外に出かけると私の好奇心が芽を出します。
東京の鷲さんも充実した日々を送れるといいですね。
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