ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

池の上に張り出した枝に留まったカワセミを、遠目に見ました

2011年03月05日 | 季節の移ろい
 埼玉県さいたま市の荒川沿いにある県営秋ケ瀬公園(あきがせこうえん)に出かけました。サクラソウの自生地の様子を見るためです。3月5日の午前は風もなくポカポカとしたいい天気の日でした。陽気があまりいいためか、バードウオッチャーの方々が、いつもよりは少なかったです(山野など別の観察地に早春の野鳥を見に行ったためと推察しています)。

 人気があるカワセミが出没する、森の中の池の側に人影がありません。こんなことは大変珍しいことです。冬期の土曜日は、カワセミ狙いのバードウオッチャーが20人以上、三脚の上に高級な望遠レンズ付きの一眼レフカメラを載せて、カワセミの出現をひたすら待っていました。

 今日は拍子抜けするぐらい人影がありません。シメを撮影したいと思い、森の小道を進みます。シメが1羽はいたのですが、すぐに竹藪の奥に飛び込み、奥でカサカサと音を立てて、動き回っています。しかし、竹藪からは出てきません。撮影を諦めて、小道を戻る途中で、少し甲高い鳴き声がしたので見回すと、カワセミが池の上に張り出した枝に留まっていました。

 池越しのために、結構、距離があります。しかも逆光です。カワセミの光沢のある瑠璃色の羽根がなんとか見えます。距離があるために、フォーカスがうまく合いません。カワセミの光沢ある羽根がぼんやりと見えます。



 (逆光で、かつフォーカスが正確には合っていません。お腹の所の手前に枯れ葉があり、お腹の一部が隠れています)
 この後、池に飛び込み、小魚をくわえて飛び上がりました。池の中に魚がいることを初めて知りました。

 別の場所の陽当たりのいい木々にカワラヒワが20羽ぐらいの群れでいました。小枝に留まり、盛んに何かを食べています。食べているものが、昆虫なのか、木の実なのか分かりませんでした。




 撮影できたのはカワラヒワの幼鳥のようです。お腹付近の縞が目立ちます。見た時は、「マヒワでは」とも思ったのですが、カワラヒワの様です。近くで、モズの姿も探したのですが、今回は見つけられませんでした。シメももう姿を見せませんでした。

 春が来たなと感じさせる、暖かい日でした。数日前のきつい寒さを考えると、春は移動性高気圧が、三寒四温で過ぎる度に、暖かさを増すようです。遠くに真っ白に雪をかぶった富士山がよく見えました。