ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

小鹿野町の四阿山には秩父紅という福寿草が咲いていました

2011年03月03日 | 季節の移ろい
 埼玉県小鹿野町(おがのまち)では黄金色に輝く福寿草(フクジュソウ)が咲き始めています。標高772メートルの低山である四阿山(あずまやさん)の中腹に、ロウバイ園があります。きつい斜面の開けた場所にロウバイが植えられ、その木々の間に、福寿草が点々と植えられ、よく咲いています。ロウバイ園と福寿草園が合体しているのです。駐車場から中腹を回る山道を約600メートル進みと、視界が急に開ける場所に到着すると、ロウバイの甘い薫りが漂います。


 曇り空の中から時々、太陽が出て陽光が照りつけると、黄金色に輝きます。


 黄色い福寿草がよく咲いています。咲き始めなので、花は10数センチメートルの高さで咲いています。最後には、約30センチ程度まで成長します。現地の説明書にキンポウゲ科の多年草である福寿草は「葉っぱはニンジンの葉に似た深緑色です」と書かれていました。江戸時代から園芸種として愛好されてきたそうです。

 四阿山の中腹に広がる福寿草園の特徴は、花の色が朱色の「秩父紅」(ちちぶべに)も植えてあることです。普通の黄色い福寿草に比べて、秩父紅はやっと咲きましたという感じでした。


 この福寿草は、「ここでしか見られない」そうです。植物に詳しい方が、同行者にこうしたことを説明されていました。また、小鹿野町の町役場の職員が、花の状態を撮影しに来ていました。町のWebサイトの観光情報に載せるためと思います。

 中腹を回る約600メートルの山道は急な斜面に面しているためか、頭上を野鳥が行き来していました。ほとんどがシジュウカラです。コゲラの鳴き声も聞こえました。ヤマガラとジョウビタキも1羽ずつ、見かけました。ジョウビタキの雌を撮影しました。


(動き回るために、あまりフォーカスが合っていません。いや腕前がよくないのです)

 四阿山はハイキングコースとして有名なようです。


 ロウバイ園・福寿草園に訪れる方々の多くが登山の装備をしています。全員が60歳代以上です。数時間かけてかなりの斜面を登ってきて、沢などに下っていくようです。お元気なシニア(?)の方々が多いことを知らされました。ウィークデーには元気なシニアの方々が奥秩父の山々を楽しまれているようです。登山道がよく整備されているのが理由のようでした。