ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県諏訪郡下諏訪町にある八島湿原には、冬羽根姿のノビタキがいくらか残っていました

2017年10月03日 | 旅行
 長野県諏訪郡下諏訪町の霧ヶ峰高原にある八島湿原には、夏鳥であるノビタキは数を減らしていました。やはり、もう平野部に移動し始めています。

 夏鳥のノビタキの羽根は、8月ごろから冬羽根に衣替えしています。前回、約2週間前の9月中旬に訪れた時は、ノビタキは冬羽根の姿でした。

 午前11時30分過ぎから、八島湿原の西南側の木道を南側に向かって歩きました。



 木道を進むと、ノビタキが繁殖していた草原部分に近づきました。時間帯が正午に近いためか、あるいはノビタキはもう平野部に移動し始めたためか、鳴き声はほとんどしません。

 八島湿原の湿原側のレンゲツツジなどが枯葉をつけている群落に、7羽、8羽のノビタキがまだいて、時々、飛び上がります。



 枯れたレンゲツツジなどの中にいる冬羽根のノビタキは、色合いが溶け込んでいて分かりにくいです。

 レンゲツツジの上部(真ん中より少し右側)と下部(真ん中より左側)に、ノビタキがそれぞれ1羽ずつ、留まっています。



 枯れたレンゲツツジの枝から、時々いくらか移動します。





 移動する時でもほとんど鳴き声を上げません。





 ノビタキが飛び上がる動きを頼りに、ノビタキを探しました。







 夜などは冷え込むようになった八島湿原では、秋咲きの山野草の花がいくらかしおれ始め、その花の蜜を吸う昆虫が減ってきているようです。

 エサとなる昆虫が減った影響と、夜間などは冷え込むようになり、ノビタキのいくらかは平野部に移動し始めている様子です。

 今回、冬羽根姿のノビタキの数が減ったことから、八島湿原には晩秋が近づいていることを実感しました。

 なお、約2週間前の9月中旬に八島湿原を訪れて、冬羽根姿のノビタキを観察した話は、弊ブログの2017年9月19日編をご参照してください。