宮城県白石市斎川内藤町にある馬牛沼には、コハクチョウの群れが来ています

　宮城県白石市斎川内藤町にある馬牛沼には、コハクチョウの群れが来ていました。

　福島市から国道4号線を北上し、県境になっている福島県伊達郡国見町の国見峠を過ぎて、宮城県の白石市に入っていくらか進むと、馬牛沼(ばぎゅうぬま)の湖畔沿いに出ます。

　この馬牛沼には、驚いたことに.コハクチョウが30羽ほど、来ていました。コハクチョウの群れはいくつかに分散しています。
　
　国道4号に面した駐車場からは、馬牛沼の対岸のヨシ原の手前の水面にいるコハクチョウの群れが見えました。





　別の場所の湖畔にもコハクチョウの群れがいますた。そこに向かう道路の途中には「白鳥飛来地」という案内板が立っていました。

　別の場所の湖畔近くにいるコハクチョウの群れです。





　このコハクチョウの群れはよく動き回っています。





　このコハクチョウの群れの近くには、マガモなどのカモ類もいました。

　マガモのオスです。



　マガモのメスです。



　キンクロハジロもいました。



　この馬牛沼の由来を調べてみると、9世紀の初めごろに、征夷大将軍の坂上田村麻呂の馬が、この沼に落ちて死んだので「馬入沼」としたと書かれているそうです。

　このほかには、この沼の中の弧(こ)洲が馬に似ているので「馬形沼」としたとも書かれています。それがいつの間にか、馬牛沼に名前が変化したようです。

　さらに、江戸時代の元禄2年（1681年）5月3日に、芭蕉と曽良が福島との境を越え、雨天の中、いよいよ仙台領に入った時の曽良の随行日記には「藩境から馬牛沼までについて」と説明する文章が残っているそうです。

　これまでは、国道4号線沿いにある馬牛沼の側を何回も通過していますが、馬牛沼の様子を実際には見たことはありませんでした。