極寒の朝です。
昨日、畑に下りたら異変に気付きました
白菜が齧られている!大根が半分折られている!ブロッコリーも根から引き抜かれている!
お隣の畑を見ると、もっとすごいことになっていました
ニンジンの一畝全滅です。丁寧に葉の部分だけ捨てられています。
一昨日、近くのシイタケ山で猿を発見し、近付いていることは察知していたのですが、とうとう我が家も襲われるとはー
猿にとったら人間は後から入った「よそ者」に過ぎないし、大きな顔をして動物の居住圏を狭め、安全に快適に生活している人間は憎悪の的なのでしょう
私も覚悟を決めてこの阿蘇の山=外輪山に移り住んだのです。動物に負けるわけにはいきません
今朝、妻が外に出た時、大声で叫んでいるので見ると、猿に向かって吠えていました。いよいよ戦いが始まった合図です。
私は鳥防禦用につくっていた手製のゴム銃で戦闘に参加しようと前線へ
小石を装着して1発目を発射
・・・
弾は期待に反して7,8m先で落下。このゴム銃もともと畑を荒らすカラスやヒヨドリを狙うために作ったものですが、去年は鳥害がなく、使うことなく雨ざらしになっていました。
ゴムは劣化し、反発力がなくなっていたのです。残念
業を煮やした私はとうとう石を投げようと決意。往年のダルビッシュ復活の時です
中学のときに野球部に入って、一日目にサード側で見物していたらバッターの放ったファールが目の前をビューンと掠めて飛んでいきました
当たりはしなかったものの、翌日入部を取り止めていました・・・これだけの野球の経歴の持ち主。
集団のボスに投げた石が直撃でもしたらもう蒙古襲来じゃない猿軍団の襲来はなくなるかもしれません。
ところが投げた石、先ほどのゴム銃と同じくらいの距離で落下
1回投げただけで肩は猛烈な痛みを訴えています。そうそう肩は60肩でした。腰はヘルニア。満身創痍状態のオンボロ兵士は武器もなければ戦う体力も残っていませんでした。
あとは「声」だけ
美声を張り上げて「こらーっ」と喚いていました。
サルと人間のDNAはほとんど変わらない(98%?)と聞いたことがあります。あいつ等もこの厳寒期、生き残りの戦いを始めたのです。
ようし生存を賭けた戦いの開始です。
武器は智慧を絞って考えてみたいと思います。まだサルには負けない知能は残存していると思います。
「やーると思えばどこまでやるさ♪ それが男の魂じゃないか♪」