おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

落人の里椎葉探訪

2013年01月15日 08時31分08秒 | 日記
12日、この季節にしては絶好の行楽日和だったので、これまで行くことのなかった宮崎椎葉村を訪れた。

南阿蘇から高森を抜け、265号線を蘇陽方面へ。そして馬見原から椎葉へ同じく265号線を進んだ。このコースは流石に平家落人が人目を忍んで隠れ住んだ場所として選んだだけのことはある。物凄い秘境だ。近くには猿ヶ城谷という地名まである。

九州山地の懐深く、峡谷沿いにくねくねと進んで行く。注意しないとすぐ右は崖であり、左は絶壁を削って道を作っているので落石注意の看板ばかりー確かに走っていてザーッと砂が車に降りかかった。道には小石が転がっている。

注意するっていたってどうしたらいいのだろう???

椎葉村に着いたのは出発から2時間。腰が限界に来ている。

まず鶴冨屋敷へ。ここは築300年という平安の寝殿造りの形式。茅葺き屋根だが今は銅版で覆われている。

鶴冨姫と那須大八郎(那須与一の縁戚)との恋物語があるらしい。平家落人を追ってやってきた那須大八郎が地元の鶴冨姫に恋ををして子をなすが、都への帰還命令が出て涙の別離。







この後は伝統博物館に寄り、じっくり民俗学の勉強をして、ここで地元のソバを食べた。

この建物の最上部4階を出るとそこには神社があった。若干不似合いな厳島神社だ。真っ赤な鳥居と建物。



これは平家落人を哀れんだ那須大八郎が平家の守護神を祀る安芸の宮島厳島神社の神様を勧請して作ったもの。
神社建立にも悲しい歴史がある。

帰りは同じ道を通り、馬見原によって有名な馬コロッケを買って家に直行した。