おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

日揮の社長に学ぶ

2013年01月26日 11時47分34秒 | 日記


アルジェリアで起きたテロ事件で日本人スタッフが10人犠牲になってしまいました。

亡くなられた方に心から哀悼の意を表します。

遠いところで頑張ってこられた人たちは日本のために、途上国アルジェエリアの発展のために砂漠の中不便を強いられる中で全力尽くしてこられたのに、なぜ殺されなければならなかったのかどうしても理解できません。

この方々のご家族の心中を思うと言葉に表現できないほど複雑な感情を抱きます。

テロリスト集団に対する怒り、テロ集団への見せしめ的な強攻策を取ったアルジェリア政府への不満。それを支持表明しているフランス政府・・・

ご遺体が返ってきて社長の記者会見がありました。ずっと見ていましたが、あの方の誠実さはストレートに胸に届いてきました。
「つらい・・・つらい・・・」と言葉を重ねられた時には思わず涙が零れました。

社長さんは事件が生起してすぐ自ら現地に赴き陣頭指揮をされていたようですね。これって当たり前のようでいて決してそうではないと思います。

普通は危険な場所に大会社のトップを派遣する企業があるでしょうか?恐らく副社長とか幹部の誰かが派遣されるのでは?もしってことになったら、会社の受けるリスクは想像を絶するものになるでしょう。

しかし、彼は自分で決断したのだと思います。言葉の端々に責任企業のトップとしての思いと犠牲になられた方々への深い哀しみが現れていました。

会見に出てくる広報部長の方もすごい冷静でしかも人情味があって好感が持てます。

この会社ってよく知らなかったけれど、悲劇の真っ只中にありますが、素敵なトップの下で人的コミュニケーションが大切に考えられる働きやすい環境であったのでしょう。

だからこそ優秀な人材が集合し、先端技術をもってガス開発の当たられていたのでしょう。それが狙われた。悔しい限りです。

他所の国だったらどうでしょう?素早く外交ルートの折衝(中間的な国を通じてテロ集団との対話を求める)、さらに軍事的対応も慎重に行っていたのではないでしょうか?しかし、日本はどうも後手後手にまわっていたように思えます。

アルジェだけでなく、世界中に日本の技術者が派遣されてその土地で一所懸命に尽力されているでしょう。宗教的な問題が出てきたらどうしようもないところがあります。日本人のように八百万の神、何でも受け入れるような寛容の国ばかりではないのでからー

どうぞ気をつけて安全第一に働いてください。

再度、犠牲になられた10人の日本人の皆様、多くの現地スタッフに中心からお悔やみを申し上げますstrong>