それでは、
就職活動に勝つ法則②で予告していた就職で身につけて行きたい能力というのをみていこう。
これらの能力は、就職活動という試練を乗り切る上でも重要だし、社会人となってからも重要となるということだ。
先にも挙げた
『仕事のための12の基礎力』では、次のように述べている。
「キャリア論で知られるマサチューセッツ工科大学のエドガー・シャイン教授は、自己概念をはぐくむことで、自己概念がキャリア選択を方向付けるアンカーの機能を果たすようになると指摘しています。自己概念とは①自分の強み、弱みとは何か?②自分の目標は何か?③自分の価値観は?という問いかけを長年にわたって繰り返すことから生まれてくるもので、その自己概念が確立していれば、自分の航路を間違えることなく進めるようになるというのです。
私は、このような3つの問いかけを自分自身に投げかけていくことと共に、12の基礎力を身につけていくことが重要で、その結果、自分の天職ともいえるものに行き着くことができると考えています。(188-189ページより)」
少し、長い引用になったが、ひとことでいうと、
以下に挙げるような、社会人としての必要な能力を身につけたいと切に願い、それが自分に身についているかと問うことはその様な能力を取得することにつながるし、この問いかけというのを①自分の強み、弱みとは何か?②自分の目標は何か?③自分の価値観は?という自己概念にかかわる部分でもすると次第に天職という方向にも自らを導いていくことになるということだ。
さて、それでは、先の
就職活動に勝つ法則①からも飛べるようにした
船井総研的人材育成法からの抜粋をみることで、社会人として必要な能力というものをばっちりみていこう!!
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Aビジネスで成功するキー
:「人間性」があること。これは一般的なパーソナリティーという意味で使われているのではなく、「社会や組織の中で、自らの役割を見出そうという自我が芽生え、相手に対する思いやりや優しさが」(124頁より)うまれている状態とされている。
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B人間性を高める8つのキーワード
①躾・マナー
②人柄感のアップ
③プラス発想・勉強好き・素直
④ネアカ
⑤意地悪しない
⑥愚痴を言わない
⑦約束を守る
⑧個人と企業人の性格を使い分けられる
C企業(組織)の持続的成長のためには理念が必要
:生きた企業理念に必要な「八つの条件」
①目的性→社会に対していかに役立とうとしているかの志の部分
②倫理性
③指針性
④英知性
⑤本望性→その企業理念が切実な真の願いに発しているかどうか
⑥共有性→人は心から納得できる価値に対してのみ真に活力を発揮する
⑦永続性
⑧具体性
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というようなことだ。
C企業(組織)の持続的成長のためには理念が必要に関しては、ここでは、企業のということになっているが、このことは、昨今の企業不祥事と照らし合わせてみるまでもなく、企業社会における個人の行動のモラルということにもいえる。
以上のようなことを参考にして、就職活動をする上での必要な能力というものを考えてもらえればと思う。
結論:就職活動は、決して必ずしも楽なものではない。
それでも、粘り強く、自分というものがどういう職業につきたくて、
どういう人間になりたいのかということを問いながら全力で進むことで、
きっとベストな結果につながる!!