結果を出したい人は哲学を学びなさい
【学びたいこと】
心とお金の哲学を中心に
【概要】
①この本 時代を捉え、超えていく哲学思考。
哲学思考=デザイン思考+アート思考
デザイン思考:ユーザー主体のクリエイティブなソリューション
アート思考:提案する側を主体としたクリエイティブなクエスチョンを生み出すアート思考5
哲学をツールとして使うことでビジネスに活かす
社会の様々な事柄を自分の頭で考えるということ
リクルートマネジメントソリューションズと、山口大学の講師
哲学:自分なりに行き着くところまで考え抜いて、それを言葉で表現すること18
自分が持っているフレーム=常識を超えて考えること19
資本主義の束縛から解放される技術としての哲学
◉自分で考える批判精神201
パーレシア=真理を語る勇気/危険を顧みず真理を語る勇気
パイディア=批判的能力を養う勇気202
◆2つの倫理
心情倫理 自分の心を重視
責任倫理 責任を重視214
◆哲学思考 非思考的要素:本能、直感、身体、感情、経験、意志
◆ピカソシュタイン25
感性から直感し、理屈で考える26
★★★0-0-0「どうせ世の中変わらない」を脱却する。274
サルトルは「アンガージュマン」せよと訴えました。
アンガージュマントは、「積極的にかかわる」という意味のフランス語、哲学用語です。
実存は本質に先立つ。
実存とは存在のことであり、本質は運命のようなもののことです。
つまり、私たちの運命は生まれる前ん決められているわけではなく、努力次第でいくらでも切り開いていけるのが人間という存在なのです。275
▲
◆加速主義 ニック・スルニチェク
★★★「中からの変革」。250
なんとか資本主義のもたらす諸問題を解決することはできないものでしょうか。247
資本主義を中から変える「加速主義」とは何か
加速主義とはテクノロジーを使って資本主義の進化のプロセスを加速し、現状の問題点
をあぶり出すことで、世界が陥っている袋小路からの脱出を呼びかける立場のことです。248
具体的には、AI(人工知能)のようなテクノロジーによって労働時間を削減し、その分、人間は自由を得るというように。いわば人間と技術が共存するような「ポスト資本主義」を想定しているわけです。249
◆再発明されたコミュニズム(共産主義) ジジェク
価値ある情報の共有
今一人一人がやるべきことは、
自分の持てる情報や富をできるだけ社会のために役立てることであって、「どうやって自分のお金を増やすか」「いかにして他人を蹴落とすか」ではありません。
<哲学思考のステップ>②-a
1五歳児の頭で
常識を疑う/エイリアンの視点
2変な質問:クリエイティブクエスチョン
可能な限り視点を変えて、見えないものを見る努力
3本質1000本ノック
質問に対して本質を回答する訓練
4言葉のセンスを磨く35:表現する
5向き合うこと、目の前の人に、ことに
マルクスガブリエルの新実在論:物事は認識のままに存在する51
見え方がそのまま存在だということ51
私=人間の心は「脳とイコールではない」。もっと複雑で、さらなる可能性を持ったものだ。90
フーコー:実存の美学
語ることで、相手との関係を再定義すること=自分らしくあること
★★★己自身の人生もまた、一つの芸術作品を作り上げるようなもので、誰しも決まった人生を歩む必要はなく、自分自身に固有の人生を生きれば良い。~フーコー98
◆レヴィナスの倫理
★★★レヴィナスは他者に向き合うためには、その顔を見るようにと説きました。人間の顔は一人一人と異なると同時に、個性を示すものであり、また喜びや悲しみをいったさまざまな感情を訴えているものであもあります。
顔を前にすれば、相手を攻撃してやろうなどとは思えなくなるのです。123
レヴィナスは、人間が誰しも他者に他する無限の責任を負っていると言います。いわば我々は、自分以外の他者全てに「借り」があるというわけです。121
自分と他者は対等な関係ではありません。むしろ他者は常に自分に優越する存在なのです。
人間関係はこうした非対称な関係によって成り立っており、レヴィナスはその関係を倫理と呼びます。122
<結果を出すためのお金の哲学>
・言葉の理解=現場の観察 ヴィトゲンシュタインの言語ゲーム
「言語ゲーム」が「生活様式」である以上、言語の意味を理解するためには、生活そのものを文脈として正しく読まなければなりません。141
・特有性を活かす レヴィ=ストロースのブリコラージュ147
・プログマティズムの応用:知識を道具として蓄える151
・信頼関係:和辻哲治 信頼とは他者との関係ではなく、時間との関係154
・ハイデガー 根源的時間
今ここに存在する未来と過去177
▲
一生懸命さから生まれる「気迫」180