本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

戦略の立案 : reProfesional#149

2008-12-11 20:54:01 | reProfesional
ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する (Harvard business school press)
W・チャン・キム,レネ・モボルニュ
ランダムハウス講談社

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次の原則は、
「細かい数字を忘れ、森を見る」ということ。
そのためのステップとして、
a.目を覚ます
・ 現在の戦略をチャートかして、競合他社のそれと比べる
・ 戦略を変えるべきかどうかを見極める

b.自分の目で現実を知る
・ 消費者にどう使われているのか?そのときの補完財は何か?ということを見る。
・ 代替財、代替サービスの優れた点を見極める。
・ さまざまな競争要因について、廃止、追加、変更などの必要性を判断する。

c.ビジュアル・ストラテジーの見本市を開く
・ 新しい戦略カンバスを自分の目で見た現実を元に構築する
・ 顧客からのフィードバックをもらう

d.新戦略をビジュアル化する
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競争のない戦略 : reProfesional#148

2008-12-10 20:43:59 | reProfesional
ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する (Harvard business school press)
W・チャン・キム,レネ・モボルニュ
ランダムハウス講談社

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この本の有用なところは、なにも、イノベーション論を展開しようとしていないところだ。競争のない市場、競争の低い市場をいかに構築していくかということを6原則への解説、事例をまじえつつ、具体的に方法論を展開しているということだ。

まず、第一原則の「市場の業界を引きなおす」ということについて。
市場の境界を引きなおす方法として、以下の6つのパスがある。

①代替産業にまなぶ
代替産業とは、狭い意味での代替品ということではなく、同じ機能を果たしうる、同じ役割を果たしうる業界のことである。
②業界内のほかの戦略グループからまなぶ
戦略グループとは、近い顧客層に、近い価格帯で商売を行っているグループのことである。
③買い手グループに目を向ける
買い手は買い手一人で購買の決定をしているわけではない。購買者、利用者、影響者という3つが絡みながら、購買の決定を行っている。
④補完財や補完サービスを見渡す
買い手は自社にどのようなトータルさりゅーしょんを求めているか?
⑤機能志向と感性志向を切り替える。
一番わかりやすいのが、日本のQBハウス
⑥将来を見渡す
トレンドを見る中で・事業に決定的な意味合いをもたらす・後戻りをしない・はっきりとした軌跡を描くトレンドになりうるか?ということを意識してみるように。
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優れた戦略 : reProfesional#147

2008-12-09 20:22:10 | reProfesional
ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する (Harvard business school press)
W・チャン・キム,レネ・モボルニュ
ランダムハウス講談社

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以前から話題になっている本である。
ブルーオーシャン戦略の一番の主張がいかに競走のない市場を築くかということ。
戦略という言葉も、戦術という言葉も、もともと軍事用語で、前提として、敵と以下に戦うかという視点から始まっており、このことは本書では述べていないが、そのとどのつまりが、現在の資本主義の権化発の不況ということになっているのではなかろうか?
ただ、競争のない市場などと声高にいうだけでは、ケツの青い兄ちゃんといわれるが、結局のところ。

てはじめに、この本の中での面白い議論をひとつ。
優れた戦略に共通する3つの特徴とは?

① メリハリ
優れた戦略は、どこの市場をどういう商品・サービスで狙うかということが明確で、総花的ではない。

②高い独自性
競合他社の動きに応じて戦略を立てるのではなく、取り除く、減らす、増やす、付け加えるという独自の価値を築いていこうとして出来た戦略は独自性がある。

③ 訴求力のあるキャッチフレーズ
1,2を兼ね備えているわけだから、当然だが、カスタマーに向けても、自社が何をしているのか?それが明確に伝わりやすいキャッチフレーズがある。
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公器としての会社 : reProfesional#146

2008-12-08 01:50:07 | reProfesional
雇用の場としての企業。
社会への利益還元機能としての企業。
利潤追求の場としての企業。

企業として、健全に成長し続けていくことの一番大切な部分というのは、そこに働く社員が、懸命に、どうすれば、自社に利益を成長させることが出来るか?
そして、顧客の成長につながる提案を出来るかという視点で考えることが出来るか?そのことを真摯に、24時間考えていけるかということにかかってくるのであろう。

まじめにやっても、働くという行為には、それを不真面目にしたときと大差はない。であれば、懸命に働こうという姿勢を持って生きたいものだ。
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定番化 : reProfesional#145

2008-12-07 01:47:04 | reProfesional
販路拡大の初期は、仲間となってくれるネットワークに対して、もしくは、既存のネットワークに対して、言い方を悪く言うと、利用する。
よくいうと、co-operation協働をいかに働くかという点を考えることが重要だろう。
相手に対しては、業界の先駆けとして、新しい販売方法・商品・サービスを、その地域で、業界で出来るというメリットを感じてもらい、こちらとしては、ある程度不利になる条件からのスタートであったとしても、必ず、相手の利になるように、こまめに対応し、それを横展開するための足がかりとして力になってもらう。

そういう観点での仕事をすることが大切になってくるであろう。
取っ掛かりがうまくいき、それを成功事例として、さらに、新しいあたり先に別のメリットを考え、提案、展開していくことで、時間は少しかかるだろうが、定番化という道筋は開けてくるであろう。

いずれにしても、本気で、丁寧に仕事をしようと心がけることが何よりも大切になるであろう。
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自分の情報発信。出張記録 : reProfesional#144

2008-12-06 11:16:32 | reProfesional
まだ自分くらいの年齢だとまとまっていないこと、固まっていないことが多いですが、自分よりできる人の真似をするということは有用であると思っています。
自分にかかわる情報発信をいかにするかということもビジネスをすすめるうえで重要になってくるのではないかと思います。

自分はまだ著名人ではないので、自分の個人情報をどこまで発信するかということも問題になると思いますが、いろいろな人とネットワークを広げ、これまですでに会ったことがある人とも再度つながる機会をつながるという意味で、自分がどこにいるかと言うことは把握してもらったほうがいいのではないかと思い、情報を発信していければと思っています。

12月にはいってからの動きでいうと、第一週(先週)は3日から5日までは大阪出張でした。来週は、9日は岡山、まだ未定の部分もありますが、10日から12日はおそらく、ずっと東京で仕事をしていると思います。
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ネットを利用した事業モデル1 :reProfesional#143

2008-12-05 01:36:02 | reProfesional
ネットを使った消費者、企業双方のニーズをキャッチした企業の話題が最近気になります。
まずは、ディー・エヌ・エーが運営するネッシーである。
大企業ならまだしも、中小サプライヤー(メーカー・卸)にとっては、売り先を探すのは容易ではない、逆に、小売店・サービス業としても、自社がほしい商品を営業に来てもらうのを待っているだけではらちが明かない。

こういうニーズをがっちりきゃっちして、成長しているのが、ネッシー。
ぜひ、一度試してみたいサービスだ。
利用料金も、売上の6~8%と手ごろなところが好感が持てる。

日経新聞でもともと取り上げられていたトピックですが、詳しくはココ(日経ナビ2009)をご参照のこと。
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ビジネス成功の根底 : reProfesional#142

2008-12-04 01:33:11 | reProfesional
ハイパワー・マーケティング
ジェイ・エイブラハム
インデックス・コミュニケーションズ

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著者は、ビジネスを大きくする方法として、①クライアントの数を増やす②クライアントあたりの平均販売額を増やす③クライアントの購入する頻度を増やすという構成を挙げ、それぞれ具体的に方法を教えてくれる。
また、顧客(カスタマー)=商品やサービスを購入する人に対して、クライアントを他の人の保護下にある人として、クライアントの商売上の利益を考え、わたしたちは、アドバイザーとして、その利益を実現させるための方法をなによりも優先して考えなければならないし、そのことがビジネスを成功させる大前提だとする。
不思議なもので、相手の利益、願望ニッ耳を済ませることで、不思議と相手と自社との接点も拡大し、マクドナルドのバリューセットではないが、相手が実はより多くの購入を音区間のあるカタチで望んでいるということに気づくようになるというのも面白い。

また、私たちは自分のビジネスの成功を考える際の研究において、自分のビジネスに近いところばかり目を向け、近視眼的になりがちだが、そうではなく、異業界、もしくは、かならずしも、ビジネスの世界以外の成功事例を研究し、それに着目することで、ビジネス上のブレイクスルーは生まれるとする。異業界などの成功事例を自分のビジネスに生かすには、常に「そこに見過ごされている大きなチャンスはないか?」といった視点で、ものごとに対する姿勢が必要であるとする。

他にも、ブレイクスルーを生み出す具体的な心構え、他者との、他社との差別化のために、自分だけの強みを発見するための方法論、具体的な顧客アプローチの戦略など、非常に勉強になる本である。
大手企業ではある程度、知恵あるもによって、下位のものにまで、それとなく伝わっている手法が多いと思えるかもしれないが、それぞれのメンバーが主体的に動いていく前提を組織内で醸成するためにも、ぜひ読むべき本であると思う。
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ネットを利用した事業モデル2 :reProfesional#141

2008-12-03 01:47:22 | reProfesional
先のネッシーもそうだが、ネットを使ったビジネスの有用性というのは、脚でなかなか稼げないレベルでのこまかな顧客ニーズ、ユーザーニーズをキャッチできるということだろう。
今回取り上げるのが、エレファントデザインが手がける空想生活である。
ビジネスモデルとして、ネッシーと基本的には同じ、というか似ているなぁと思ったら、実は、エレファントデザインの西山代表がなんと、ネッシーを手がけるDeNAの南場社長と同じく、コンサル会社のマッキンゼーにお勤めだったとか。


この空想生活というシステムを簡単に紹介すると、消費者ニーズをさぐる製品開発者と、空想生活に登録する4万5000人の会員を結びつけ、低コストで、製品開発を可能にするというもの。
無印良品から、日産、東京電力まで、取引先は拡大しているようだ。
ネッシーもそうだが、顧客へのハードル設定の低さということもうなずける。売上の1~5%を手数料としてエレファント側に渡すだけでいいそうだ。

ビジネスの発想を磨く上で、今回取り上げた二つのモデルはぜひ知っておきたいものだ。
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