アニソン・ゲーム音楽作り20年の軌跡~上松範康の仕事術~ | |
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今話題のアニメシンフォギアのクリエーターの本。クリエイティブ力を高めるプロジェクト。
『アニソン•ゲーム音楽作り20年の軌跡=上松範康の仕事術』
日本のアニメの底力を感じさせるクリエイターの生の声が聞けます.上松氏はだいたい日本のヒットアニメの曲は作っていると言っても過言ではない。
アニソンの歴史と言ってもいい人物である。
また、アニソンだけではなく、
シンフォギアとうた★プリは上松氏が物語自体を考えたという。
「物語を作り、その物語からキャラクターが生まれ、彼ら彼女らのためにキャラソンを作る。そこまでひとつの会社でやれたら最高じゃないか」85
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きっかけは上松さんって原作は作らないの?というひとことからだったという。
上松氏の作曲のルーツは、「自分が気持いいと思う音色をつないでいったら曲になる」ということだったという。24
著者は作曲を始めた当初は、ゲーム音楽は少し下に見られることが多かったという。ただ、上松氏の師匠は「音楽制作の仕事に貴賤はない。」という人で、「どんな仕事でもやりきるのがプロだ」というモットーのもとクオリティの高い音楽を創っていたという。30
僕から生まれた音楽たちが、人生のどこかで必ず通過して来たものであるということがお分かり頂けるかと思います。67
そもそも夢を見るということは非現実的なことを想像することではなく、自分の目標を実現させるための設計図を書くこと。120
<音楽とは?>170
1たとえばさびしさや孤独、すがりたい気持など、人の心のかけた部分を埋めるために音楽は生まれたのかもしれない。音楽という言葉に「楽」が入っているのは、音楽を楽しむことで、辛いことを忘れたり、欠けた部分を補うためではないか。
僕は音楽を作る人間として、担わされた使命に、聞いてくれる人を癒すこと、笑顔にすることを心がけています。
2音楽業界でいえば、ライブ力が問われている時代です。音楽作品は<いかにライブを見たいと思わせるか>が求められ、ライブでは細胞レベルまで感動が生まれるようなエンタメが求められる。182
<アニメコンテンツの作り方>104
1常識を絶対に凌駕する。それこそがアニメで描くべきアイドルの姿。
2本当にアイドルがいると思わせるような作り込み。
3キャラクターを考える際にイメージする声優にかすらせるように作る。
4トップだと慢心した人から落ちていくという心構えを持つ
5徹底的に自分の該当する業界に浸る。
上松氏は、クラブもそうだが、学生時代、子供時代から音楽に接して来たし、パチンコもよくしたようだ。
6シンフォギアが業界の常識を覆したといわれる理由 130
歌いながら戦うという勘違いから生まれた
当時は涼宮ハルヒ、マクロスなど、アニメとライブが癒合した作品がはやってはいたという状況ではあった。
マクロスとシンフォギアは上松氏の熱意もあり、同じ、サテライトがしている。131
アフレコも声優が歌いながらセリフをアテレコするため困難を極めたという。
7みんなで考えて、みんなでご飯を食べて、温泉でも語らう。 151