対話学のすすめ
【学びたいこと】
組織をビジネスをよくする
クライアントとの関係性をよくする
【概要】
交渉学の立場から対話を描く13
★★★本来、自分自身と自分の「意見」とは違うと考えた方がいい。81
★★★0-0-0人は「結論に飛びつくマシン」である。~ダニエル・カーネマン53
「安易な出口が地獄の入り口」~ピーター・センゲ103
真理を求めるという共通了解をもった個人と個人とが、対等の立場でただ「言葉」という武器だけを用いて戦うことであり、「身分・地位・知識・年齢等々ありとあらゆる「服」を脱ぎ捨てて、全裸になって「言葉」という武器だけを手中にして戦うことそれが正真正銘の<対話>である。~中島義道85
▲
人間は誰でも過ちを起こす。君主といえども例外ではない。それを指摘してくれるものがいれば、過ちを最小限に食い止めることができる。自らの暴走に歯止めをかけるためにも、諫言の道を幅広く開けておかなければならない。~守屋洋『貞観政要』のポイントより169※29
★★★対立するかもしれないことを恐れて、当たり障りのないことを話しているだけでは事態は大きく変わらない。44
◆SPICEアプローチ:悪魔の代弁者:対立を前提として対話で乗り越える
1状況把握 Situation Stakeholder Analysis
議題のミッションを明確にしてい共有することともに、関係者のさまざまな利害関係者について調査・分析、共有する
2様々な視点を獲得することPerspective taking
3課題をつくることIssue Making
4課題解決のための選択肢を要しうること Creative Options
5評価と意思決定 Evaluation and Decision making
複数の選択肢の評価から一つまたは2つに絞り込んで決断する171
②-a
◆対話の定義:
対立を前提として、自分と相手の意見の相違を確認しながら、その相違を乗り越えるために、今日どうして問題解決に取り組むための話し合い。6
/
対話:人々の間を通って流れている意味の流れ 78
/
人は誰しも異なる考えや意見を持っている。「対話」とは、対立を恐れずに、異なる考えや意見を持つ人行う話し合いである。相手に合わせることなく、自分と相手の意見の相違を確認しながら、意見の違いを乗り越えるため、今日どうして問題解決に取り組むこと、それを「対話」と言う。45
▲
◆対話を進める上での前提:
「想定」と「意見」を保留状態にすること80
②-b
◆対話の条件:
・一対一の関係であること
・人間関係は完全に対等であること
・いかなる相手の質問や疑問も禁じないこと
・相手との血合いを大切にし、それを発展させること
・自分や相手の意見が途中で変わる可能性に対して、常に開かれてあること
・それぞれの対話は独立であり、先入観を捨てること87
◉対話では拡散と収束が重要なポイントになる。47
◉対話力:対立する事柄を対話で解決していく力51
対話不全:対話のない社会
意見の違いを乗り越えて、創造的な解決策を生み出すための話し合い20
▲
集団極性化:
対話がなく極端な方向に向かうこと31
承認欲求と効く耳持たない症候群35
対話 問答
問い、答える18
対話によって相手の矛盾、無知を自覚させつつ、より高次の認識、真理へと導いていく手法19
◆対立を前提としたマネジメント
対立は必然であり、乗り越える。ことで更なる高みに登る。
相互の違いを生かす。
なぜなら、組織とは、
対話とは相手に迎合することなく、自分と相手の意見の相違を確認し、その違いを乗り越えるため協働して問題解決に取り組む作業である。170
▲
◆リーダーの定義:
★★★リーダーに関する唯一の定義は、つき従うものがいるということである。~ピーター・ドラッカー111
人はリーダーが権威を持つからつき従うのではない。リーダーの家柄や役職や学歴が優れいているからつき従うのでもない。つき従う者は、リーダーその人の真意を理解し、全幅の信頼を置いて自らの意志で従う。111
◆組織:
:定義
:「意識的に調整された人間の活動や諸システム」であり、「相互に意思を伝達できる人々」がいて、それらの「人々が貢献しようとする意欲」を持って、「共通の目的の達成」をめざす、という3つの要素がある時に成立する。107
人間という資源の束の集合体29
フラットな関係29
◆意思決定
組織が特定の目標を達成するために、複数の選択肢の中から最善の解を求めるために行う決断である。107