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中川政七商店=伝統工芸をベースとしたSPA
中川淳(中川政七商店 13代目投手)の戦略:ブランディングに注力すること
ブランディングとは、伝えるべき内容を整理して、それを市場に正しく伝えていくことである。
中川氏が正しく伝える方法として最も効果的だと考えたのが、直営店の展開。15㌻
中川政七商店のビジョン:
日本の伝統工芸に携わるメーカーと小売店を元気にする! 25㌻
中川淳氏の勉強方法:既存の概念や業界の常識にとらわれることなく自分の頭で考えて来たからであり、ビジネス書を通じていろいろなひとから学んで来たから。本を読んでいるとやらなければならないことが山のように思い浮かぶため、常にメモをとり、次の日には会社で実践するということを繰り返した。26㌻
□ブランドとは、他社と差別化され、かつ一定の方向性を持ったイメージにより、商品、サービスあるいは会社そのものにプラスをもたらすもの。31㌻
→大切なのは、差別化されていること、一定の方向性を持つことである。会社全体あるいはブランド全体として他社や他ブランドと差別化されていること、さらに一定の方向性を持つことが重要である。148㌻
いつも考えているのは、「どうすればブランド価値が上がるか」
◉競合商品と同じ売り場に並んでも最初から優位を生み出しているもの、それこそがブランドなのだ。
経営者として私に出来ることは、ブランドという下駄をすべての商品に履かせてあげることだ。37㌻
▶大ヒット商品は生んではいけない。
◉ブランドをつくる時に必要なのは、こんなブランドにしたいという熱い思い。40㌻
▶中小企業であるということは、ポジショニングで独自性を築く必要がある。
◉売れない商品はない
本来、売れない商品はないと思っている。では、なぜ売れない商品が生まれるのか。
答えは、売る場所と売る価格があっていないからである。52㌻
◉中小企業/メーカーほど小売り=直販をするべき
ショップは商品は勿論、インテリア、販売員、商品ディスプレイ、ショップカード、買い物袋などの紙媒体、など顧客に対するタッチポイントを数多く有している。57㌻
◉小売りに求められるもの
①商品の背景
広義の商品情報:メーカーにとってはチャンス
作り手の情報であったり、開発者の思いやコンセプトであったり、開発の裏話
②価値観の時代
いまの消費者が一定の価値観を通じて選ばれた商品を選ぶ傾向がある
74㌻
◉よいものとは?
よいものとは、商品を通じて会話が生まれる商品である。
◉新商品
新商品を出しつづけることは、事業に対して常に前向きに取り組む証であり、自ら研鑽する姿勢なのだ。93㌻
<伝統工芸と呼ばれる産業は、その昔に、需要をうまくつかみ商売として繁盛したからこそ産業となったわけである。変化していく時代に適応することが伝統工芸の定義に反するわけではない。むしろ商売として反映しつづけることこそが、伝統工芸の宿命ではないか。> 94㌻
中川政七商店 十三代目 中川淳氏の伝統工芸に対する考え方
◉中川政七商店のビジョン
日本の伝統工芸に携わるメーカーと小売店を元気にする!
→中川淳氏は業界特化型のコンサルティング会社を志向している。
:日本の伝統工芸に携わるメーカーと小売店を元気にすることが現在のビジョンである。