きのうは東日本大震災から11年目である。一日、あの日のことを思い出していた。亡くなった方をお悔やみし、その後に大変な生活を強いられている方々にお見舞い申し上げたい。
しかし、東日本大震災の記憶も次第に薄れてしまってきているのも事実である。加えて近年様々な大きな事件が起きている。次第に東日本大震災の衝撃も忘れるようになってきた。
新型コロナウイルス、ロシアのウクライナ侵攻など信じられないような出来事が次々起こり、世の中の不安定さをいやというほど思い知らされている。異常気象も続いているし、大きな地震もある。小さな地震など、毎日のようなあるように感じられる。
東日本大震災を忘れる時間は増えてきたが、あの日の揺れは体から離れていない。小さな地震でもトラウマのように恐怖が襲ってくる。
そしてあの日以来、「不安」が心を占めるようになった。私が年を取ったこともあるのだろうが。毎日、何か重い「不安」を抱えながら生きているような気がする。
恐怖を覚えた人間は、その恐怖から逃げることはできない。だからこそ人間のせいで恐怖を起こすことだけはあってはならない。