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映画『ダンサーインParis』を見ました。気持ちのいい映画でした。私の好みの映画でした。
パリ・オペラ座バレエ団でエトワールを目指すエリーズは、恋人の裏切りを目撃して心が乱れ、公演で足首を負傷してしまいます。かなり大きな負傷で、再起ができるかわかりません。エリーズは落ち込みます。この時の心の揺れが丁寧に描かれ、よく伝わってきます。
そんな折、料理のアシスタント係の仕事でブルターニュを訪れます。そこで、世間から注目を集めるダンスカンパニーと出会います。そのダンスに心が魅かれて行きます。独創的なコンテンポラリーダンスに踊る喜びを感じ、心の開放によって足の具合まで奇跡的によくなっていきます。
自信を得たエリーズは、父親との関係を再生させようとします。エリー図とバレエのレッスンに送り迎えしてくれた亡くなった母親との関係、そして母親が亡くなってからいやいやながら遠くまでレッスンに送り迎えしてくれた父親とのとの関係の歴史がよみがえります。
自分の生い立ちと、人生の岐路の決断、エリーズの解放された心が最後のダンスシーンに現れます。感動のラストでした。
さわやかで生きる勇気を与えてくれるすばらしい映画でした。
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