自民党の総裁選がまもなく始まろうとしている。現総裁が退任表明しての総裁選ということになるので、だれもにチャンスがあるように思うのだろう。なんとか目立って当選しようと必死になっているようだ。しかし他の候補者との違いを明確にしようとしているのだろう。公約がはったりにしか聞こえない。
自分の総裁任期中に実現すると言っても、どうせ実現しっこない。その前に辞めても3年は続けられる。それで十分なのだろう。しかもそのころには公約なんかみんな忘れていると思っているのだろう。忘れているのは国民ではない。マスメディアなのだ。そのころには田崎史郎に騙されているのである。
そもそも自民党総裁選を、テレビを使って国民みんなに広めるという発想が本来おかしいのである。自民党総裁は次期首相だからという理屈を作ることはできるが、さまざまな報道すべきことがある中で、自民党総裁選だらけになることはおかしいのである。広告代理店の思惑にハマっているだけなのだ。
民主党の代表選は昔の名前だからといって興味がないという。だったら小泉進次郎なら首相になってもいいのか。あんなボンボンが首相になったら、日本が滅びるに決まっているじゃないか。
真剣な議論ならば聞きたい。しかし乱立してハッタリあいになる総裁選ならば時間の無駄であり、報道に値しない。
自民党総裁選も、立憲民主党の代表選も真剣な意義のあるものにするように、各党努力してほしいし、マスメディアも努力してほしい。