ワット・ファランポーンからタクシーで遣って来た。多くの観光客が参拝ならぬ観光で訪れている。本堂には行かないが、涅槃仏が横たわる礼拝堂に直行である。涅槃仏は全長が46mもあり、余程の広角レンズでないかぎり、全体像は撮影できない、従っ部分撮りである。
梁にはラーマヤナの物語が描かれている。背面も手を抜いていないのがよい。
足裏の仏足跡は補修中で全体を俯瞰できないのが残念であった。区画は108に区分されている。108で想いいたるのは除夜の鐘。ここではバラモンの宇宙観を表している。それにしても螺鈿で表現し、中央はスメール山(須弥山)を描いている。
涅槃仏は背面も手を抜いていないのが嬉しい。螺髪もひとつづつ丁寧に金箔が貼られている。北タイにも美形の尊顔を持つ、涅槃仏が存在するが、規模はずーっと小さい。何度来ても感動した次第である。次回は境内の様子を紹介したい。
<続く>